円高なら財政赤字は雪だるま、そして増税
- 2010年8月 2日(月)07:33
- この記事についてつぶやく
- ブックマーク





総括「米雇用、豪英欧金利決定」
需給「8月需給」
テクニカル「7月ユーロドルは今年初の月足陽線」
当局、円無常「米与党民主党危うし」
ID為替「円高なら財政赤字は雪だるま、そして増税」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「ねぶた祭り 8月2日から7日」
ドル84-89、ユーロ円 110-115
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)7月30日東京引け前回 7月28日からの変化 円120.8強し、ドル93.4弱し、ユーロ104.0強し、7月30日ドルインデックス IN NYBOT 81.6弱し、CRB274.35強し、CRUDEOIL 78.95強し、金 1183.9強し、DOW10465.94弱し、日経平均ドルベース東京引け110.32弱し、IMM円投機筋7月27日、円29921(前週比-10990)ユーロ-21339(前週比+2912)
1、予定
(今週の予定)
2(月)豪 AIG製造業指数、TDMIインフレ指数、NZ ANZ商品価格、日 毎月勤労統計、新車販売台数 (スイス)実質小売売上高、SVME購買部協会景気指数、 (香港) 小売売上 ユーロ圏 製造業PMI確報、 英製造業PMI、 米 ISM製造業景況指数、建設支出
3(火) NZ賃金指数、豪住宅建設許可、 豪小売売上高、求人広告 豪中銀政策金利 、 (日)マネタリーベース 、 (スイス)消費者物価指数、 (ユーロ圏)生産者物価指数、 (米)週間チェーンストア売上高 、レッドブック大規模小売店売上高、個人所得、個人支出、PCEデフレーター、製造業受注、中古住宅販売保留 、新車販売台数
4(水)豪貿易収支、第2四半期住宅価格指数、AIGサービス業指数、ユーロ圏サービス業PMI、 製造業PMI 、小売売上高、米企業人員削減数(チャレンジャー社)、 米ADP民間雇用者数 、米住宅ローン・借換え申請指数 米ISM非製造業景況指数
5(木) NZ・第2四半期失業率、日 対外及び対内証券売買契約、オフィス空室率、 独 製造業受注、 英中銀政策金利発表 、ECB政策金利発表 加住宅建設許可、新規失業保険申請件数
6(金) 豪中銀四半期金融政策報告 、AIG建設業指数、(日)7月上中旬貿易統計、景気動向指数、 スイス・失業率 、 (仏)貿易収支、財政収支、英 鉱工業生産、 英 生産者物価指数、製造業生産、 独鉱工業生産、 G-7景気先行指数(OECD)加 失業率 、雇用者数変化、 米 非農業部門雇用者数 、失業率 、 加 Ivey購買部協会指数 、消費者信用残高
(来週の予定)
9(月)日 国際収支、マネーストックM2+CD、日銀金融政策決定会合(~10日)、景気ウォッチャー調査、 南ア休場(ウーマンズ・デー)独 貿易収支、経常収支
10(火) 日銀金融政策決定会合(9日~発表)、独 消費者物価指数、仏 製造業生産指数、鉱工業生産、英 商品貿易収支、加 住宅着工件数、米FOMC政策金利発表
11(水)日 機械受注、日銀金融経済月報、英 失業率、失業保険申請件数、BOE四半期インフレレポート、米 貿易収支、加 国際商品貿易、米 財政収支
12(木)日 鉱工業生産・確報、消費者態度指数、豪 失業率、雇用者数変化、ECB月例報告、ユーロ圏 鉱工業生産、米 新規失業保険申請件数、米 輸入物価指数
13(金) 日銀金融政策決定会合議事要旨(7月14・15日分)NZ 小売売上高指数、第2四半期独GDP・速報値、仏 消費者物価指数、第2四半期仏GDP・速報値、第2四半期香港GDP、ユーロ圏 貿易収支、第2四半期ユーロ圏GDP・速報値、米 消費者物価指数、小売売上高、ミシガン大消費者信頼感指数・速報値、企業在庫
2.総括「米雇用、豪英欧金利決定」
先週は主要通貨でドル安が進んだ。金曜の米国2QGDPが1Qより減速するということで織り込みのドル売りが出た。今週はまた金曜に米国7月雇用統計の発表がある。予想は7万人の非農業部門雇用者減である。前回の12.5万人よりも減少幅が縮小するので織り込みは必ずしもドル売りでもないだろう。失業率は0.1%の悪化予想である。その前哨戦となる7月ADP雇用者数は+3.5万人で前回の+1.3万人より改善。
新規失業保険申請件数は前週と同じく45.7万人の予想だ。その他米国はISM製造業、非製造業景況指数、個人所得支出などがある。
豪、英、欧は政策金利を発表する。豪は先週発表の2QCPI、PPIが予想を下回った為、一部あった利上げ予想が減少して据置の予想が多い。景気指標もマチマチである。ただインフレは+3.1%とインフレターゲットの3%を超えている。スワン財務相は「金利は正常に戻った、インフレは緩やかになりつつある」と発言した。豪は8月21日が総選挙。二大政党の支持率はギラード首相率いる与党労働党が48%、野党保守連合(自由党、国民党)が52%と与野党の支持率が逆転した。
英国は2QDPが予想を上回ったことでポンドが続伸している。他の景気指標もやや強いものが多くなってきた。まだ金利は据置だろうが、いつもより中銀からは明るい発言が出るだろう。キャメロン首相もトルコのEU加盟を支持したり、インドとの貿易量を大幅増額する計画を打ち出している。また2年後のロンドンオリンピックへ向けてモチベーションも上がりそうだ。
ユーロ圏も財政問題が落ち着き、銀行のストレステストという儀式も無事通過した。欧州の銀行の決算も良く、米景気指標の悪化とは対照的に改善の道を歩み始めている。まだこの流れが続くだろう。ECBも慎重なるがゆえ金利は据え置かれよう。独の7月IFO企業景況感指数も強かった。トリシェ総裁の「緊縮財政を開始すべき、景気刺激策を維持し続ける事を否定する」という発言が自信の表れだろう。心配なことはハンガリーの財政問題だが、ギリシア問題のように欧州景気を揺るがすものにはならないし、
万が一の場合の資金供給スキームは出来ているはずだ。
その他、先週金利引き上げペースを遅くするとしたNZは今週は2Q失業率の発表がある。
3.需給「8月需給」
8月はドル円については過去16年で上げが6回、下げが10回で下げが多い。要因としては7月外貨投資のはげ落ち、9月中間決算へのリパトリ、外債の利払いが多いことなどが上げられる。7月はドル円での上げが多い月であったが今年は下げた。ただドル円以外のクロス円はすべて陽線で円売りとなった。7月は外貨投資の多い月でドル円が上がりやすいのであったが、通貨分散でクロス円が上昇したということだろう。ただ日本の貿易や古くから外貨投資ではドルの占める割合いが大きくドル円の下落は日本経済の痛手となる。
4.テクニカル「7月ユーロドルは今年初の月足陽線」
ユーロドルは今年前半は散々な年であった。景気回復が中国、豪はもちろん日米にも遅れをとっていたところへギリシアや南欧の財政問題が起きたからだ。ただ5月にIMF・EUがギリシアへ資金供給してから展開が変り6月は陰線ながらも下ヒゲを出し、7月はついに今年初めての陽線を出した。市場ではまだ欧州不安を語る声が出ているが、資金フローに安心感が出ているので問題はさらに改善していくだろう。
日足はでは6月からお伝えしていた鍋底状態から上げている。一目均衡表の雲の上にでて小刻みに上げている(雲は1.2295-1.2770)。ボリンジャーバンドは上限に近い。上限は現在1.3240。6月30日-7月1日の上昇ラインがまだ効いている。5日移動平均線は上昇中である。6月からそうであったが、世のセンチメントよりチャートが先に変化をとらえていた。
5.円無常、当局「米与党民主党危うし」
11月2日の米中間選挙まで3カ月。オバマ大統領の支持率は下降を続けている。上下両院とも与野党逆転の可能性があるとの見方も出てきた。米議会の現有勢力は、上院(定数100)が民主党系59、共和党41。下院(同435)は民主255、共和178(欠員2)となっている。上院の改選37議席の内訳は民主19、共和18。共和党が過半数を握るには全現有議席を守った上で10議席奪回しなければならない計算で、与野党逆転はないと予想されていた。 ところが、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は最近、カリフォルニア、ウィスコンシンなど現在は民主党が議席を持つ11州で共和党が追い上げ、接戦に持ち込んだと指摘。全議席が改選される下院は、与党過半数割れの可能性がさらに高いとみられている。
6.ID為替「円高なら財政赤字は雪だるま、そして増税」
円高となれば、特にドル円で(新聞はクロス円は円高でも円安でもあまり報道しないものだ)円高となれば騒ぐ。そうなると、円高、円安のメリット、デメリット論がさかんになる。大局的に観ての円高円安論から、輸入品が安く買えるなどの個別の利益からの意見も出てくる。日本の外貨資産は200兆円を超えている。その多くはドル建てである。円高になれば目減りする。資産が目減りしてメリットがあるというのもおかしい。
また円高となれば財政赤字が増え、暫くすると増税論が出てくる。円高=不況なら借金をしても景気対策を実施しないといけない。財政赤字は雪だるま式に増える。いや増えてきた。ただ借金をした景気対策も不況を実際に直面している企業個人へ向かわず、その仲介者である公的機関など中抜きされるので効果はない。円高で焼太りしてきたのが天下り機関であろう。
7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、米ロ冷戦、外為取引税(トービン税)、人民元が基軸通貨
------------------------------------------------
内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)
8、横浜湘南便り「ねぶた祭り 8月2日から7日」
今日から青森ねぶた祭。ねぶた祭りは七夕様の灯籠流しの変形と言われている。七夕まつりは7月7日の夜に、けがれを川や海に流す行事だが、ねぶた祭も同様に7日目にはねぶた人形を川や海へ流す習わしがある。
(写真=青森ねぶた、浅虫温泉、八甲田丸)![]()
- 2010年8月 2日(月)07:33
- コメント(0)















コメントを書く