飛び立とう
- 2010年3月 4日(木)09:51
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総括「本日BOEとECBが金利決定」
需給「日本27万、中国1万8千円の格差でデフレ」
テクニカル「団子天井、鍋底」
当局、円無常「ベージュブック、米景気判断」
ID為替「ベージュブック、米景気判断」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「集中して飛び立とう」
ドル円86-91、ユーロ円119-124
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)3月3日東京引け前回 2月26日からの変化 円117.9強し、ドル93.1弱し、ユーロ109.6強し、3月3日ドルインデックス IN NYBOT80.06弱し、CRB277.71強し、CRUDEOIL80.78強し、金1138.46強し、DOW10393.76強し、日経平均ドルベース東京引け115.39強し、IMM円投機筋2月23日 円1717(週比-12195)ユーロ-71623(前週比-12201)
1、予定
(今週の予定)
1(月)日 2月新車販売、豪 4Q経常収支、中国製造業PMI、ユーロ圏製造業PMI確報、英 製造業PMI、独輸入物価指数、スイスSVME購買部協会指数、ユーロ圏失業率、米 個人所得支出、PCEコアデフレーター、加 4QGDP、鉱工業製品価格、ISM製造業指数、建設支出2(火)日 雇用統計、家計調査、マネタリーベース、豪 住宅建設許可、小売売上、豪中銀政策金利、スイス4QGDP、ユーロ圏CPI、PPI、加中銀政策金利、ベージュブック
3(水)英 消費者信頼感指数、豪 4QGDP、ユーロ圏サービス業PMI確報、英 サービス業PMI、ユーロ圏高小売売上、米 ADP雇用者数、チャレンジャー社人員削減数、ISM非製造業景況指数、MBA住宅申請件数、
4(木)日 法人企業統計、対内対外証券売買、豪 貿易収支、仏 失業率、香港 小売売上、ユーロ圏4QGDP確報、英中銀 政策金利、ECB理事会、加 住宅建設許可、トリシェ総裁会見、失業保険、加 Ivey購買部協会指数、米 製造業受注、中古住宅販売
5(金)中 全人代、日 外貨準備、英 PPI、独 製造業受注、OECD景気先行指数、米 雇用統計、消費者信用残高
(来週の予定)
8(月)日 マネーストック、国際収支、景気ウォッチャー調査、スイス 失業率、小売売上、独 鉱工業生産、加 住宅着工
9(火)日 景気動向指数、スイス CPI、仏 貿易収支、英 貿易収支
10(水)日 機械受注、企業物価指数、独 国際収支、CPI確報、仏 鉱工業生産、製造業生産、英 鉱工業生産、製造業生産、米 卸売在庫、米 財政収支
11(木)NZ 中銀政策金利、日 4QGDP二次速報、 豪 雇用統計、スイス中銀政策金利、仏 財政収支、仏 4Q非農業部門雇用者数、ECB月例報告、加 4Q設備稼働率、新築住宅販売、貿易収支、米 失業保険、
12(金)NZ 小売売上、日 鉱工業生産確報、仏 経常収支、香港 4Q鉱工業生産、PPI、ユーロ圏鉱工業生産、加 雇用統計、米 小売売上、ミシガン大消費者信頼感指数、企業在庫
2.総括「本日BOEとECBが金利決定」
今週は豪とカナダの政策金利を既に終えた。利上げと据置に分かれたが資源国の両国は景気回復が力強い。今日は今年弱い通貨のグループであるポンドとユーロの英中銀政策金利決定とECB理事会がある。
英中銀は据置予想である。インフレ見通しは下方修正された。財政収支の悪化、また景気の腰が弱いことから資産買取枠拡大の可能性もある。金利とは関係ないが英プルデンシャルのAIG買収のためのポンド売りが思惑されたり、買収が否定されたりで乱高下している。近々行われる見込みの総選挙では過半数をとる政党が不在となりそうなことも不安要因とされている。ただ株価はそれをよそに上伸している。
ECBも据置予想である。4QGDPは予想の0.8%を下回る0.3%成長であった。また2010年も欧州委員会の予測では+0.7%低成長と弱い。ギリシア債務問題もあるが、その他の国では僅かでもプラス成長となったことで異例な緩和和策からの出口政策に言及しても良い頃だ。先週末に独銀によるギリシア債購入観測があり、財政再建計画が発表され、米国ギリシア首脳会談も予定され見通しは明るくなり始めた。
週末金曜には米国1月雇用統計の発表がある。不安視されながらも米国4QGDPは前期比年率+5.9%と拡大しドル相場も強い。米国は注目されているだけに少しでも弱い数字がでると反応も過剰となるが、順調に回復し、雇用改善も遅々としているが前には進んでいる。先週は住宅関連指標(新築住宅販売、ケースシラー、中古住宅販売など)がやや弱かったのは気になるところである。1月雇用統計は失業率が9.8%、非農業部門雇用者数は-3.0万人の予想である。
さて中国においては昨年同様に力強い成長が続くが、一方ではバブル回避のために金融引き締め策をとり、もう一方では都市部と農村部との貧富の格差拡大を防ぐために地方中心の「家電下郷」や「汽車下郷」(家電や自動車の購入補助金制度)の継続を行うというアメとムチの政策を使い分けている。人民元切上げ要求を欧米から受けているが、輸出業者の収益悪化となれば農村からの都市工場への出稼ぎ労働者が困窮する恐れもあるので大幅な人民元切り上げには繋がらないだろう。中国の独自のペースでの政策をとっていくだろう。今やどの国も中国経済に依存しているだけに安定政策をとることが世界経済の安定化に繋がる。今週は中国の国会にあたる全人代が開幕する。
3.需給「日本27万、中国1万8千円の格差でデフレ」
中国09年の都市部の1人当たりの所得が1万7175元、農村部は5153元であった。1人民元13円とすると月収は都市部が1万8606円、農村部が5582円である。昨日発表された日本の給与は27万3124円である。日本の給与は都市部と比べると14.7倍、農村部で48.9倍となる。この日本との格差、中国の市場化が日本のデフレの要因であり、この格差が縮まるまで日本のデフレは続く。円高と日銀のデフレ無策が一層促進している。この日中給与格差で経済が動いている。
4.テクニカル「団子天井、鍋底」
昨日はギリシアが財政再建計画を発表しこれまで売られていたユーロ、ポンド、スイスが買い戻された。チャートでも浮上を示唆するものが計画発表前から出ていた。ユーロドルが鍋底、ドルスイスが団子天井となっていたからだ。これまでも弊誌では団子天井、鍋底の重要性を取り上げてきたが、ギリシア財政計画発表の前にその形が出ていた
5.当局、円無常「ベージュブック、米景気判断」
*9地区で経済活動は緩やかに改善するが幾つかの地区では豪雪で経済活動が著しく抑制された
*労働市場は引き続きぜい弱な状態
*物価上昇圧力は総じて抑制されている
*製造業の活動は大部分の地区で加速してきた
*大部分の地区で商業不動産部門は低調かさらに落ち込んだ
*消費支出は多くの地区で若干改善、一部は豪雪が悪影響
*住宅市場は多くの地区で改善された。
6.ID為替「債務国債権スケジュールもパターン化、ストも織り込む」
デフォルトという言葉は債券発行者が金利や元本の支払いを停止することである。債券の発行者には国・政府や公的機関また民間企業などがある。
通常デフォルト宣言をしてその後債権者と債務者が返済スケジュールについて交渉に入る。公的債務の場合はIMFの融資や、国民の税金が返済原資となる。IMF融資の際は付帯条件がつけられる。歳出の削減が課される。増税も行われるので国民の不満は高まるだろう。福祉なども削られてしまうからだ。
アルゼンチンでは暴動が起き、銀行では預金引き出し停止も行ったので銀行焼き討ち事件などにも発展してしまった。ロシアでは列車転覆事件など政権を揺るがす事件も起きた。ただIMF融資によって財政が立ち直り、景気も回復して政府税収が増えれば債務返済計画も順調に執行されるようになる。
自分の持っている債券がデフォルト宣言されてもそれが国債や公的機関の発行した債券なら満期は延長されるが最終的に全額返済される可能性は大きい。
民間企業が発行した場合はその企業が破綻すれば国債と違って、新たな債務返済計画が練られる可能性は少ないかもしれない。紙くずとなってしまう可能性もある。債権管理団体が破綻企業の資産を精査して債権者に分配するまで相当の時間がかかることは覚悟しておかねばならない。
サブプライムでの信用不安で世界の当局が奔走して安定化スキームを構築しているが、デフォルト宣言をしたり債務返済に窮した国を支援する為のIMFの新興国救済プランは、すでにほぼスキームができ上がっている。これまでも債務返済が滞った国が多くあったからだ。
過去のIMF融資は以下の通りである。英国さえも1976年はIMFの融資を受けていたし、日本も金融不況の時はIMFが日本へ調査団を派遣する話も出ていた。日本は丁重に断ったようだが。
7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、米ロ冷戦、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)、外為取引税(トービン税)
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内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ
代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)
8、横浜湘南便り「集中して飛び立とう」
(写真=集中して飛び立とう)![]()
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