野村雅道のID為替 (レポート) 外為どっとコムFXブログ

想定外の事が起きるもの想定内

    2/15(月)「想定外の事が起きるもの想定内」

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総括「出口政策はポジティブに捉えたい」
需給「2月の外債利金支払いと相場つき」
テクニカル「カナダ」
当局、円無常「中国のアメとムチ」
ID為替「想定外の事が起きるもの想定内」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「ドバイ、バーニーズ売らず」

 ドル円87.50-92.50、ユーロ円120-125
    
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)2月12日東京引け前回 2月10日からの変化 円116.6強し、ドル93.7弱し、ユーロ109.0弱し、2月10日ドルインデックス IN NYBOT80.22強し、CRB267.92強し、CRUDEOIL74.50弱し、金1092.5強し、DOW10099.14強し、日経平均ドルベース東京引け112.46強し、IMM円投機筋2月9日 円22396(前週比+15261)ユーロ-57152(前週比-13411) 

1、予定 

(今週の予定)

15(月)日 4QGDP、鉱工業生産確報、マンション販売、ユーロ圏非公式財務相会合、英 ライトムーブ住宅価格、香港台湾シンガポール中国米国カナダ休場

16(火)香港休場、NZ4QPPI、RBA議事録、英 CPI、小売物価、独&ユーロ圏ZEW景況感調査、EU新車販売台数、米 NY連銀製造業景気指数、NAHB住宅価格指数、ユーロ圏財務相理事会

17(水)日 第三次産業活動指数、工作機械受注、党首討論、BOE議事録、英 雇用統計、ユーロ圏 建設支出、貿易収支、南ア 小売売上、加 卸売売上、米 輸入物価指数、住宅着工、建設許可、鉱工業生産、設備稼働率、MBA住宅ローン申請、FOMC議事録

18(木)日 日銀会合、景気動向指数、百貨店売上、白川日銀総裁会見、目標金利、粗鋼生産、半導体BBレシオ、スイス 貿易収支、香港失業率、英 マネーサプライ、ECB理事会、ユーロ圏消費者信頼感指数、加 CPI、米 PPI、失業保険、フィラデルフィア連銀景況指数、景気先行指数、半導体BBレシオ


19(金)日 全産業活動指数、金融経済月報、RBA総裁議会証言、独PPI、ユーロ圏 経常収支、製造業PMI、英 小売売上、加 景気先行指数、小売売上、米CPI


(来週の予定)

22(月)
23(火)日銀議事要旨、仏CPI、消費者支出、香港CPI、独 IFO、南アGDP、米 ケースシラー住宅価格、消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数
24(水)日 企業向けサービス価格指数、香港 GDP、独 GDP改定値、個人消費改定値、GFK消費者信頼感指数、南アCPI、米 新築住宅販売件数

25(木)仏 消費者信頼感指数、PPI、香港貿易収支、独 失業率、ユーロ圏マネーサプライ、南アPPI、ユーロ圏消費者信頼感指数、米 耐久財受注、失業保険、住宅価格指数
26(金)NZ 貿易収支、住宅毛説許可、日 CPI、小売統計、貿易統計、鉱工業生産、介入状況、英 GFK消費者信頼感指数、香港財政収支、英 GDP改定値、個人消費改定値、ユーロ圏CPI、スイスKOF先行指数、南ア貿易収支、加 経常収支、米 GDP改定値、個人消費改定値、シカゴ購買部協会景気指数、ミシガン大消費者信頼感指数確報、米 中古住宅販売件数


2.総括「インフレにするくらい大胆な政策を」

 
中国は春節の長期休暇前に「預金準備率引き上げ」というおみやげを残していった。中国人民銀行は今年のマネーサプライ伸び率の目標を昨年と同じ17%に設定したこともあり、金融引き締めへの警戒感も後退し金曜日の上海総合指数は1%の上昇となっていただけにややサプライズとなった。成長率が10%にも達し不動産価格の高騰もあるだけにどんな金融引き締めがとられても不思議ではないが世界経済の機関車の中国の政策変更はインパクトが大きい。ただ中国が引き締めたり元の切り上げをすることで円も連れ高となれば、日本の中国の差は一向につまらない。

 さて今週は本日4QGDPの発表があり前期比+0.6%から1.0%の予想である。やはり中国景気の強さで外需が伸びたことによるものだ。また木曜日には日銀政策決定会合がある。外需により景気の持ち直しがあるがデフレ懸念が収まっていないところで日銀の判断は如何に。政府もインフレになっても政府が責任でもとると保証して大胆な政策をとらせるべきだろう。そうでないといつまでたってもデフレは消えない。
 ギリシア問題もEU首脳が救済合意との報道が出たがまだ具体策をまとまっていないようだ。ただ独仏ともギリシアに多大な債権を抱えるだけに動いてくることは間違いない。それほど悲観的になる必要はないと思う。

 先週はバーナンキFRB議長の利上げ示唆と最後に中国の預金準備率の引き上げがあったが世界の株価、資源価格、クロス円も上昇しリスク選好の形となった。金融引き締めは株価下落となりがちだが引き締めをする経済の中味に強いものがあったからで暫くして落ち着いてくると相場も戻ってこよう。何か悪材料で下落するものとは区別すべきだろう。

 豪、中国に続き米国も出口政策へ向かえるようになったことはポジティブに考えたい。

3.需給「2月の外債利金支払いと相場つき」

 2月は半ばにある米国債など外債の利金が円買い要因であると1980年代から言ってきたが、ここ数年をみるとそうでもない。2月全体ではドル円が下がりやすいが、月半ばでは2004年から2009年までいずれもドル円は下落していない。輸入や外貨投信での円売りも出ているのだろう。気をつけて頂きたい。ただ感じたのはそれくらいのデータはFX業社のチャートですぐ調べられる。昔の手書きのチャートを引っ張り出す必要はない。感謝。

4.テクニカル「カナダ強含み推移」

カナダは年初来の通貨別強さで2位へ上がった。米ドルを抜いた。円が1位だ。米国経済がサブプライム問題から回復してくればカナダ経済も回復。昨年は他の資源国である豪や南アフリカに後れをとったが今年は取り戻し始めている。雇用状況も改善し住宅需要も強まってきている。

 ドルカナダは年足も2月月足も陰線になってきた(カナダ高)。ドルカナダは日足は先週陰線が続き金曜も上ヒゲが長く売り圧力を示している。ボリンジャーバンドでも上限から中位まで下落し強さを示している。一目均衡表でも雲の中へ下落、雲の下も近い。移動平均線も5日線が下向きとなってきている。

 一方カナダ円も年足では下げ幅を縮小し、月足では陽線へ戻ってきている。週足も陽線。日足も4連続陽線で一目の雲へ下から突入している。2月9日-11日と2月4日-9日の上昇ラインにのってきている。移動平均線5日線は上昇中でボリンジャーバンドでも中位まで下限から戻している。

5.当局、円無常「中国のアメとムチ」

 先週末は中国は前日に人民銀行周総裁が適度な緩和を続けると発言していたが、春節前のお土産なのか「預金準備率引き上げ」を残して長期休暇入りした。今後も中国はアメ(金融緩和と景気刺激策)とムチ(金融引き締め策)を使い分けてくるだろう。おさらいとして中国の想定しうるアメとムチは以下の通り。

「中国の取りうる金融政策は以下の通りである」
*金利操作
*預金準備率操作
*資金回収供給オペ 、為替介入の不胎化あるいは不胎化しない手段
*増値税(輸出還付金の戻し率)
*通貨政策(切り上げ、切り下げ、変動幅拡大)

 
「景気下振れの時の対策」

*「家電下郷」「汽車下郷」のような家電や自動車(=汽車)の購入補助政策の拡大継続
*開発計画目白押し(科学技術など、観光振興策=海南省など)
*地域開発計画(ウイグル自治区など)
*インフラ整備=鉄道港湾
*上海万博
*信用取引、指数取引導入で証券業界を活性化する
 
6.ID為替「想定外の事が起きるもの想定内」

 この下の項目で起こりうるリスクを取り上げて想定している。そうすれば対応も落ち着いて出来るからだ。ただ最近思うことは為替市場だけでなく社会でも人生でも想定外の事はいくらでも起きる。歳をとってくると想定外の事が起きることも想定内という感じもしてきた。
 為替相場でも何事が起きても冷静に収益に持っていきたい。

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、米ロ冷戦、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)、外為取引税(トービン税)
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「ドバイ、バーニーズ売らず」

ドバイの政府系投資会社イスティスマールは2007年バーニーズを買収した。しかし2009年初頭にはイスティスマールが、バーニーズ売却に向けて複数の買い手候補に打診をしているという記事があった。アメリカの消費が低迷する中、米バーニーズは、過大な負債と本業悪化で、財務状況が悪化。早期の業績回復は期待薄として売却に動いたという観測記事であった。その後ドバイショックとなったがバーニズ売却の話は聞こえてこない。
(写真=①バーニーズ横浜②斜め向かいのマリンタワー④バーニーズマリンタワー元町中華街4番山下公園口)
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