野村雅道のID為替 (レポート) 外為どっとコムFXブログ

出口政策のかじ取り

    2/11(木)「出口政策のかじ取り」
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総括「出口政策のかじ取り」
需給「米中の貿易収支に回復の兆し」
テクニカル「ドル円」
当局、円無常「外圧リコール」
ID為替「ギリシア まず金利を見よう」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「ゆったりと映画でも」

 ドル円87-92、ユーロ円120-125
    
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)2月10日東京引け前回 2月5日からの変化 円116.3弱し、ドル93.9弱し、ユーロ110.2強し、2月10日ドルインデックス IN NYBOT80.028弱し、CRB266.23強し、CRUDEOIL74.57強し、金1074.34強し、DOW10038.38強し、日経平均ドルベース東京引け111.16弱し、IMM円投機筋2月2日 円7135(前週比+11482)ユーロ-43741(前週比-4202) 

1、予定 

(今週の予定)

8(月)(スーパーボール)日 マネーストック、国際収支、対内対外証券売買、景気ウォッチャー、企業倒産、スイス失業率、小売売上、加 住宅着工

9(火)日 工作機械受注、豪 NAB企業信頼感指数、英 RICS住宅価格、独 国際収支、CPI、英 貿易収支、卸売在庫、米 卸売売上
10(水)NZ クレジットカード消費、豪 住宅ローン、WESTPAC消費者信頼感、英 GDP予想、日 機械受注、企業物価指数、中国 貿易収支、仏 鉱工業生産、製造業生産、経常収支、英 鉱工業生産、製造業生産、英中銀 インフレ報告、加 貿易収支、米 貿易収支、財政収支、南ズマ大統領スピーチ、シカゴモーターショー、トヨタリコール公聴会

11(木)NZ 企業信頼感、食品価格、日本台湾休場、日韓外相会議、豪 CPI期待、雇用統計、中国CPI、スイスCPI、ECB月例報告、EU臨時首脳会議、加 新築住宅価格、米 小売売上、失業保険、企業在庫

12(金)NZ REINZ住宅価格、小売売上、日 消費者態度指数、オプションSQ、投信概況独 4QGDP、仏 4QGDP、4Q非農業部門雇用者数、ユーロ圏鉱工業生産、ユーロ圏4QGDP、ミシガン大消費者信頼感指数、バンクーバーオリンピック、リオカーニバル、春節へ

(来週の予定)

15(月)日 4QGDP、鉱工業生産確報、米国香港休場
16(火)香港休場、NZ4QPPI、RBA議事録、英 CPI、小売物価、独&ユーロ圏ZEW景況感調査、米 NY連銀製造業景気指数
17(水)日 第三次産業活動指数、BOE議事録、英 雇用統計、ユーロ圏 建設支出、貿易収支、南ア 小売売上、加 卸売売上、米 輸入物価指数、住宅着工、建設許可、鉱工業生産、設備稼働率、FOMC議事録
18(木)日 日銀会合、景気動向指数、スイス 貿易収支、香港失業率、英 マネーサプライ、加 CPI、米 PPI、失業保険、フィラデルフィア連銀景況指数、景気先行指数
19(金)日 全産業活動指数、金融経済月報、独PPI、ユーロ圏 経常収支、英 小売売上、加 景気先行指数、小売売上、米CPI

2.総括「出口政策のかじ取り」

 昨夜、バーナンキ議会証言は大雪で中止となったが、証言内容のコピーが配布されバーナンキ議長の出口戦略への考えが明らかになった
*FRBはいずれは政策を引き締める必要がある
*準備預金金利の引き上げは引き締め効果を与える
*FRBは当面、準備預金の付利を目安にする可能性
*FRBは「遠くない将来」公定歩合引き上げ選択も
*公定歩合の変更は小幅にとどまる見通し
*公定歩合の変更も政策見通しのシフト変更示唆せず
*政策見通しは1月FOMCから変わっていない。

昨年は出口政策を実施したのは豪だけであったが、今年は中国が預金準備率の引き上げなど金融引き締め策を示唆し始めている。これに米国が加わってきた。ただ豪の場合は問題がなかったが中国が出口政策を示唆するたびに株価が急落している。株価急落でリスク回避の動きに繋がる。昨夜もバーナンキ議長の利上げの話が伝わるや否やNYダウが急落した。このあたりのかじ取りが難しくなる。株価が下落すれば投資マインドも低下景気に支障を起こす場面も出てくるだろう。景気が改善しているからこそ出口政策示唆が出てくるのであり長期的な下げとはならないが気をつけたい。

さて形骸化してきたG-7では景気についてはどっちつかずのコメントであった。景気刺激と出口政策を併記した。現在のフラット化した世界経済、また成長力のある中国と新興国、資金力のある中東の国が参加したG-20でないと議論が進まなくなりG-7の影響力は落ちてきたことが伺える会議でもあった。

 市場は大きくは中国本位制で中国の金融引き締めを中心とした政策に一喜一憂するが、小局面ではギリシア本位制で債務救済がなされるかどうかに注目が集まっている。国の債務問題は税金という収入があるがゆえ時間がかかれば解決するものだが、政府の経費節減も行われるため、労働ストも起きてくる。その調整が難しいところだ。ギリシアもストが予定されている。

中国については春節に入るために一時的だが金融引き締め観測は収まってくる。米国の金融規制強化の話も静まっている。現在はオバマ大統領の雇用対策が具体的なるかどうかだろう。日米欧ともに企業決算は改善されつつある。中国市場が春節から戻ってくるまでリスク選好の流れとなるのだろう。ただ中国の引き締め策にあまり神経質になるのはどうか。成長率が10%であるが1年物金利は2%を切っている。以上に低い金利水準なので引き上げられるのが当然だろう。どこの国が二桁成長して金利が1%ということがあっただろうか

ユーロ圏は今週4QGDPを発表する。予想は前期比+0.4%であり、この予想を超えないとまたリスク回避の流れとなろう。中国や米国が貿易収支を発表する。オバマ大統領が輸出倍増計画を打ち出しているだけに気になる指標だ。中国はCPIも発表。
    
まだ先の話だが2011年に交代するECB次期総裁の話題も出てきた。ECBは独連銀をモデルにしているとはいえまだ独からは総裁が出てきていない。漸く3期目総裁に独からウェーバー独連銀総裁が就任するのではないかという推測が強くなってきている。独ならば伝統のタカ派の金融政策を取り入れてくるだろうから、景気回復が繋がればインフレ懸念で政策がタイトとなってくるだろう。そこへ南欧諸国がついてこられるかどうかが注目点となる。


3.需給「米中の貿易収支に景気回復の兆し」

昨日は米国12月、中国1月の貿易収支が発表された。米国は予想の358億ドルの赤字が402億ドルに拡大した。
中国は予想の黒字200億ドルより減少の142億ドルであった。ともに悪化方向の結果であったが、中味を見ると悪くない。
米国は輸出が輸出が3.3%、輸入が4.4%、中国は輸出が21%、輸入がなんと85.5%増加していた。両国とも輸出入額が増加し景気の拡大が示されているし、輸入の伸びが特に多いのは内需拡大の兆しもある。サブプライムで米国景気が落ち込んでいるときは輸出入とに減少、特に輸入が減少して貿易赤字が縮小するいうなネガティブなものであった。景気回復は続いている。

4.テクニカル「ドル円」

先週木曜の大陰線の影響力は大きい。翌日からその大陰線のレンジを抜けず孕む形となり今日で5日目である。2月4日-5日の急激な下げラインからは外に出て上昇ライン形成している。その上昇ラインと1月8日ー2月4日の下降ラインでの三角持合いとなっている。ここから抜けだすかどうか。2月4日の大陰線は高値91.08安値88.53、半値は89.80、本日は90.10と90.20に損切りの買いが少々入ってきている。

5.当局、円無常「外圧リコール」

 資源国通貨の情報を入手するために南アや豪の現地紙を日々チェックしている。南アならば雇用や本日のズマ大統領の施政演説や雇用対策の記事を、豪なら次の利上げに結び付く手掛かりを探すためにアクセスするがここのところビジネス欄のトップ記事はトヨタのリコールだ。それほどトヨタと言う会社は世界でも注目されている企業だということを再認識した。ただもし今回の件が日本だけのものならばおそらくトヨタはリコールしていないような気がする。鳩山首相が迅速な処理を促したのも海外の空気をいち早く読んでいたのだろう。
 
6.ID為替「ギリシア まず金利を見よう」

ギリシア債務問題の報道が飛び交った。救済する報道、悲観的な報道が交錯した。さらに日本では1日遅れのものもあり反応しにくい。
そういう時はまずギリシア債の金利や株を見る。そうすれば現状、欧州の債券市場がどうとらえているかわかりやす。私は債券はFTのWEBSITEでいつもチェックしている。株の価格情報もある。報道やそれに対する日本の評価はあやふやである。数字を見れば正しい報道内容の評価がわかる。

昨夜はドイツ当局の「ギリシャは早急に資金調達する必要はない、ギリシャ改革案へのEUの支持は市場で受け入れられる、ギリシャ救済に関する決定はまだなされていない」という内容が報じられたがその時はギリシア債の利回りが6.4%から6%割れへと急低下していた。報道より数字をチェックしたい。

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、米ロ冷戦、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)、外為取引税(トービン税)
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「ゆったりと映画でも」

 最近見た映画と言えば「インビクタス」「ミーアキャット」「オーストラリア」である。私の好きな通貨の国の映画ばかりである。南アフリカと豪。気になることは、どこの映画館も5,6人しか入っていなかった。平日の午後ばかりだが、ちょっと少なすぎるのではないか。

 場所は港北ニュータウンかみなとみらい地区である。港北ニュータウン近辺にはシネコンが5つ、みなとみらいには2つと横浜駅界隈の映映画も近い。映画館が多すぎるとうこともあるのだろう。

(写真=インビクタスとガラガラの映画館)

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