想定外が想定外だ
- 2009年12月21日(月)07:45
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12/21 2009年12月21日(月)―2009年12月23日(水)
「想定外が想定外だ」![]()
総括「出口への順番、米、欧、日」
需給「個人の外貨資産はわずか2.6%しかない」
テクニカル「ドル円上昇トレンド崩れず」
当局、円無常「民主党の想定外が想定外だ」
ID為替「景気回復、株安、財政赤字削減を望むならば」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「出船入船」
ドル円88-93 、ユーロ円128-133
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)12月18日東京引け前回 12月16日からの変化 円 116.9強し、ドル93.2強し、ユーロ113.5弱し、12月18日ドルインデックス IN NYBOT77.77強し、CRB276.13弱し、CRUDEOIL74.47弱し、金1112.7弱し、DOW10328.89弱し、日経平均ドルベース東京引け113.04弱し、IMM円投機筋12月15日円8372(前週比-26810)ユーロ-16448(前週比-15937)
1、予定
(今週の予定)
21(月)日 11月貿易統計、全産業活動指数、コンビニ売上、金融経済月報、経団連会長会見、仏 PPI、香港CPI、加 小売売上
22(火)NZ 3Q経常収支、日銀総裁講演、月例経済報告、OPEC総会、独 GFK消費者信頼感指数、スイス 貿易収支、香港3Q経常収支、英 3QGDP確報、経常収支、米 3QGDP確報 個人消費、リッチモンド連銀製造業指数、中古住宅販売件数、住宅価格指数
23(水)NZ 3QGDP、仏 消費者支出、BOE議事録、加 10月GDP、米 個人所得支出、PCEデフレーター、ミシンガン大消費者信頼感指数確報、新築住宅販売
24(木)日銀 議事要旨、4Q 法人景気予測調査、日銀総裁講演、 米 耐久財受注、新規失業保険申請件数、海外はクリスマス半日取引
25(金)日 雇用統計、家計調査、CPI、企業向けサービス価格指数、住宅着工、建設受注、自動車生産輸出、海外休場
(来週の予定)
28(月)日 鉱工業生産、小売統計、介入状況、香港 貿易収支
29(火)仏 3QGDP確報、香港 小売売上、米 ケースシラー住宅価格指数、米 消費者信頼感指数、独 CPI
30(水)ユーロ圏 マネーサプライ、スイス KOF先行指数、南ア貿易収支、シカゴ購買部協会景気指数
31(木)英 GFK消費者信頼感指数、香港財政収支、失業保険
2.総括「出口への順番、米、欧、日」
今年はドル安円安の展開であった。マスマディアなどの報道ではドル円の円高だけのことが伝えられるが、年初からはクロス円は円安推移している。ただ12月に入ってからは米国の雇用統計、小売売上、住宅着工などの指標が改善し、FOMCでも来年2月に流動性供給を終了することとなり米国長期金利が上昇し始めておりドル安円安がドル高円安に変わりつつある。FOMCはFFレートは据え置くことを決定したが長期金利までは誘導できない。経済指標の改善で長期金利が上昇し、逆にFOMCの利上げ前倒しの予想まで出てきている。
一方ユーロはまだギリシア債務問題が残っており、発表される経済指標もマチマチであり下落している。英ポンドよりも弱い。ユーロ圏の金融政策については、12月3日のECB理事会で政策金利の据え置き継続が決定されたが「期間1年間の金融機関に対する資金供給を12月で打ち切り」、「6カ月の資金供給も来年3月で停止」、「今月実施するオペでは政策金利1%を適用する固定落札金利をやめ、平均落札金利を採用」などと述べ、非伝統的措置の解除に踏み出している。
円は政府日銀が円高デフレ阻止で合意していること、また先週金曜日の日銀政策決定会合後の白川総裁の会見でも物価上昇に関して「ゼロ%以下のマイナス値は許容していない」と表明した。デフレ状態から脱却するまで超低金利政策を継続する姿勢を鮮明にすることで、中長期の金利低下を促し、景気を下支えする効果を狙ったものだ。白川総裁は、異例の時期の見直しの理由を「(従来の表現では)日銀はマイナス領域、デフレを容認しているとの声があった。誤解は解いた方がいい」と語り、デフレ脱却を最重要課題とする姿勢を示した。
今週は2度に渡り日銀白川総裁の講演がありそこでもデフレ脱却への決意が確認できるだろう。
欧米は双方出口政策を採り始めているが、ギリシア債務問題のあるユーロが一歩出遅れ、日本はデフレ抑制を確認する段階なのでこれ以上の円高は許されない。
3.需給「個人の外貨資産はわずか2.6%しかない」
98年までは閉鎖的であった為替取り引きが98年の金融ビッグバンでほぼ自由化され、10年が過ぎた。新聞でも為替のことが取り上げられる機会が増えてきた。80年代から外為取り引きに携わってきたものからすると隔世の感がある。
先週、日銀資金循環統計で09年6月の個人の外貨資産が公表された。昨年12月と比べると外貨預金は3千億円増、外貨証券は1.3兆円減、投信は4兆円増でそれぞれ5.2兆円、6.7兆円、37.9兆円となった。これらの増加がクロス円の円安を導いたのだろう。ただ6月の個人金融資産は1442兆円なので外貨資産はまだ2.6%に過ぎないのである。日本の個人金融資産は殆どが国内金融商品へ投資されている。
4.テクニカル「ドル円上昇トレンド崩れず」
今月は11月27日にドル円はドバイショックで1ドル84.80をつけたがその後は上昇トレンドを辿っている。何回か触れた11月27日と12月9日の上昇ラインは先週金曜日12月18日に一旦下抜いたが再び戻ってきたというか陽線となって戻ってきた。4日連続陽線である。
一目均衡表の雲に入り、雲の上(90.65以上)を狙っている。10月27日と12月4日の下降トレンドを上抜いたことも大きい。5日移動平均線は上向きとなった。ボリンジャ-バンドの上限である91も近い。
5.当局、円無常「民主党の想定外が想定外」
昨日の朝のフジTVの報道番組で民主党の細野副幹事長が9兆円の税収減は想定していなかったと言う。民主党は経費削減だけでマニフェスト実行の費用をねん出しようとしていたが、税収減は想定外だったようだ。ガソリン暫定税率廃止、高速道路無料などの米国では当然のことが実行できなくなるようだ。想定外といっても収入と支出の二つしかないのだが。為替相場でいうと上がることだけ想定していて、下がることは想定外とでも言うようだ。私としては民主党が税収減を想定外としていたことが想定外だった。
6.ID為替「景気回復、株安、財政赤字削減を望むならば」
日本の場合、景気が良ければ円安株高であり、景気が悪化すると円高株安となる。前者は税収増財政赤字減少、後者は税収減財政赤字増加となる。景気回復円高では1989年のバブル時代は120円から160円、株価が3万8900円となった。その後は小渕首相、小泉首相が前者、森首相、安倍首相、福田首相、麻生首相が後者。
鳩山首相ではドル円では若干円高だがクロス円は円安である。若干株価が上がっているのは今年は全体的には円安だからだろう。
7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、米ロ冷戦、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)、外為取引税(トービン税)
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内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)
8、横浜湘南便り「船が来たぞ、出るぞ」
飛鳥Ⅱ。飛鳥が大桟橋に着船した。バスやタクシーが大桟橋ターミナルに集結した。下船客を狙って集まっているのだろう。戦前は世界の窓口が成田ではなく横浜であったので日々出港、入船する客目当てに大桟橋に近い馬車道、桜木町、伊勢佐木町、野毛が賑わったが今は大型客船は数えるほどしか入ってこない。
(写真=飛鳥Ⅱと下船客を待つバスとタクシー)![]()
- 2009年12月21日(月)07:45
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