野村雅道のID為替 (レポート) 外為どっとコムFXブログ

出口へ向かう国々

    12/14 「出口へ向かう国々」
2009年12月14日(月)―2009年12月16日(水)

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総括「出口へ向かう国々」
需給「外貨投信残高」
テクニカル「ユーロドル、対ドル、対ポンドでも弱い」
当局、円無常「ドバイナキール債償還」
ID為替「感覚と現実」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「横浜ホテルニューグランド」

 ドル円 87-92 、ユーロ円128-133
    
 FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)12月11日東京引け前回 12月9日からの変化 円 117.1同、ドル92.2弱し、ユーロ115.6し、12月11日ドルインデックス IN NYBOT 76.57強し、CRB270.86強し、CRUDEOIL69.87弱し、金1115.2弱し、DOW10471.5強し、日経平均ドルベース東京引け113.72強し、IMM円投機筋12月8日 円35182(前週比-ー21725)ユーロ-511(前週比-22662) 

1、予定 
 
(今週の予定)

14(月)NZ 小売売上、中国習国家副主席来日、日銀短観、商業販売統計、経団連提言、21世紀政策研究所シンポ(中国)、鉱工業生産確報、首都圏マンション販売、英 ライトムーブ住宅価格指数、仏 経常収支、香港 3Q鉱工業生産&PPI、ユーロ圏10月鉱工業生産、加 3Q設備稼働率、ドバイナキールイスラム債償還期限、


15(火)NZ第3Q製造業売上高、英 RICS住宅価格、RBA議事録、亀井大臣講演、仏CPI、スイス3Q鉱工業生産、南アCPI、英 CPI、小売物価指数、独 ZEW景況感調査、ユーロ圏ZEW景況感調査、加景気先行指数、3Q労働生産率、米 PPI、NY連銀製造業景気指数、対米証券投資、鉱工業生産、設備稼働率、NAHB住宅市場指数、ロートスイス中銀講演 

 

16(水)バッテリーノ豪中銀副総裁講演、日 第三次産業活動指数、工作機械受注確報、南ア休場、豪 3QGDP、英 失業率、失業保険申請件数、ユーロ圏CPI、米 CPI、3Q経常収支、住宅着工、MBA住宅ローン申請件数、建設許可件数、カーニーカナダ中銀総裁講演、FOMC政策金利発表


17(木)NZ NBNZ企業信頼感指数、日 景気動向指数改定値、資金循環統計、半導体製造業BBレシオ、香港 失業率、英 小売売上高、ユーロ圏 建設支出、スイス 小売売上、ECB理事会、南ア PPI、加 CPI、米 バーナンキ議長再任決議、新規失業保険申請件数、景気先行指数、フィラデルフィア連銀景況指数、北米半導体BBレシオ


18(金)日銀政策決定会合、日銀総裁会見、全国粗鋼生産、百貨店売上、独 PPI、IFO景況指数、ユーロ圏経常収支、英 マネーサプライ、ユーロ圏貿易収支、加 卸売売上高

(来週の予定)

21(月)日 11月貿易統計、全産業活動指数、金融経済月報、仏 PPI、香港CPI、加 小売売上
22(火)NZ 3Q経常収支、独 GFK消費者信頼感指数、スイス 貿易収支、香港3Q経常収支、英 3QGDP確報、経常収支、米 3QGDP確報
     個人消費、リッチモンド連銀製造業指数、中古住宅販売件数、住宅価格指数
23(水)NZ 3QGDP、仏 消費者支出、BOE議事録、加 10月GDP、米 個人所得支出、PCEデフレーター、ミシンガン大消費者信頼感指数確報、新築住宅販売
24(木)日銀 議事要旨、4Q 法人景気予測調査 米 耐久財受注、新規失業保険申請件数
25(金)日 雇用統計、家計調査、CPI、企業向けサービス価格指数、


2.総括「出口へ向かう国々」

豪に続いて出口政策へ向かっている国が多い。利上げはしなくとも量的緩和の停止、財政刺激の停止を示唆する国が増えてきている。ECBは「1年物の資金供給オペを次回で終了する。一部の過剰な支援、解除の状況が整った、金融危機の打撃、一部で恐れるほどひどくない、ユーロ圏の経済成長・インフレ率見通しが上方修正」と表明した。NZは2010年半ばの利上げを見込むとした。スイスは債券買い取りを停止した。

 FRBはバーナンキ議長が出口政策を示唆すると期待されたが超低金利政策の継続を表明し一旦ドルが売られた。ただその後の雇用統計、小売売上、ミシガン大消費者信頼感指数などが強く、FRBの出口政策示唆を待たずして長期金利が上昇している。先に出口政策を表明したECBのユーロよりも実績を示したドルが強くなって来ている。ユーロドルはギリシアの債務問題もあり1.51台から1.46台へ急落することとなった。他通貨も概ねドル高の展開となっている。今週のFOMCがそのあたりを踏まえて少し軌道修正をするかどうかも注目である。

 ドル金利が上昇すればドルが上がるがその時の株価動向も注目したい。金利上昇が景気の強さを好感すより、企業負担が増えると懸念された時株価が下落すれば一時的にパニックとなる。円高に触れる場面もあるかもしれない。ただ一時的なものに終わるので悲観的にならないで欲しい。

日本は日銀短観がある。これまでより改善幅が縮小で大企業製造業DIが-27、大企業非製造業が-22の予想である。円高デフレで回復基調が鈍化するとみられている。週末に日銀政策決定会合があるが緊急会合で資金供給を決定したこともあり政策変更はないだろう。金融より政治が心配である。外交問題、来年度予算問題、首相の政治献金問題など不安要素も多い。

 今年はドル安円安の流れであったが、しばらくドル高の流れが続くだろう。ただ円安の流れは変わらない。デフレ脱出に一番遠い国であるからだ。日銀がかじ取りを誤らないことを望みたい。

3.需給「外貨投信残高」

2000年からの円安ドル安トレンドを支えていたのは日本の外貨投信であった。2000年の残高は2兆円であったが急増し2008年夏には36兆円に達していたが世界金融危機で残高急減、今年1月には21兆円となった。そのあたりから大手証券系の投信から大型外貨投信の設定が入り始め
10月には28兆円まで増加した。今年のクロス円の円安を支えている。ただ先週発表された11月分は約1兆円の減少で27兆円となっている。


4.テクニカル「ユーロドル、対ドル、対ポンドでも弱い」

今月の月足ではここまで陰線と7月からの5カ月連続陽線のリズムが変わってきている。これは欧米ともに出口戦略を示唆し始めたが指標の強さと市場の反応は米国に分がある。米国はFRBは慎重だが市場は長期金利がすばやく出口方向へ反応ドル金利が上昇ドル高となった。これに資源安が加わっている。リスク回避の動きがユーロに一番きているのはギリシア債務問題があるからだ。日足はボリンジャーバンド下限を下抜いた。

トレンドラインでは12月4日-8日の下降ラインを一旦上抜いたが下落、今度はこの下降ラインがサポートとなっている。移動平均線5日線は下向きのままである。一目均衡表の雲の下に落ちそうであり反発力乏しい。


5.当局、円無常「ドバイナキール債償還」

本日12月14日はドバイのナキール社のイスラム債償還期限である。おそらくこれがデフォルトとなることで今回のドバイショックが広まったものと思われる。ただその債務金額から見て騒ぎすぎという感がある。鳩山首相のブログえは早々に金額が大きいものではないと伝えているが、そのハデな成長ぶりから見てマスメディアも興味深く報道しやすかったのだろう。マスコミの影響力は大きいものだ。

6.ID為替「感覚と現実」

一般的な感覚と現実とは違うことが多い。巷では今年は円高と言われるがそれは対ドルだけであって他の通貨に対しては円安推移している。
 英国はユーロと比べ景気後退が進み中央銀行は低金利かつ量的緩和策をとっている。財政赤字も増大するばかりで格付け会社で格下げを示唆するとことも出てきている。ユーロ当局が出口政策を示唆して英政府中銀にその気配はない。さらにポンド安が輸出企業の収益改善に役立つとしてポンド安を歓迎する。しかしポンドは今年は対ユーロ、対ドルで強い。対円でも強い。

 豪ドルとNZドルでも同じである。年初より豪ドルはNZドル対して強い。ただ豪が10月から3度利上げし、その後の景気指標も強く、NZは常々NZドル高を懸念し、利上げも漸く来年半ば示唆している。ただ為替相場は豪ドルの独歩高ではなく豪ドル、NZドルほぼ同じ動きをしている。NZ中銀ボラード総裁が「豪とNZは違うのでNZを買うとけがをする」まで発言したが、結構NZドルも強い。

 やはり相場は新聞の見出しではなく自分でチャートを見ながら把握していきたい。


7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、日本の総選挙、米ロ冷戦、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)、外為取引税(トービン税)
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大   50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「横浜ホテルニューグランド」

 ホテルニューグランド。昭和初期に誕生したこのヨーロッパスタイルの正統派は、大切に磨きあげられた宝石のように深く輝き、かつ毅然としてそこに存在する。

(写真=ニューグランド2階)P1000007fuyu.JPG
 

 

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