野村雅道のID為替 (レポート) 外為どっとコムFXブログ

ドル高円高では株価が下がる

  
12/10 「ドル高円高では株価が下がる」
2009年12月10日(木)―2009年12月11日(金)
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総括「ドル高円高では株価が下がる」
需給「需給の話題」
テクニカル「チャートの教科書週間」
当局、円無常「英銀行員のボーナスに50%課税」
ID為替「日本の自動車会社にも異変」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「小沢さんと仿膳飯荘」
 
 ドル円 85-90 、ユーロ円127-132
    
 FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)12月9日東京引け前回 12月4日からの変化 円117.1強し、ドル92.5強し、ユーロ115.7弱し、12月9日ドルインデックス IN NYBOT 75.98強し、CRB267.75弱し、CRUDEOIL70.95弱し、金1131.75弱し、DOW10337.05弱し、日経平均ドルベース東京引け113.18弱、IMM円投機筋12月1日 円56907(前週比+5197)ユーロ22151(前週比+3684) 
 
1、予定 
 
(今週の予定)
 
7(月)日 外貨準備、政府ビジネス円卓会議、藤井財務大臣ゼーリック世銀総裁会談、経団連会長会見、中国中央経済工作会議、トリシェECB総裁挨拶、スイス小売売上、独 製造業受注、英 ハリファックス住宅価格指数、加 住宅建設許可、ベルギー中銀クアデン総裁講演、バーナンキ議長講演、米 消費者信用残高、タドリ-NY連銀総裁講演、
 
8(火)オバマ大統領経済演説、豪 3Q経常収支、スティーブンス中銀総裁講演、日 国際収支、マーネーストック、景気動向指数、企業倒産件数、景気ウオッチャー指数、ESPフォーキャスト、仏 財政収支、英 鉱工業生産、製造業生産高、独 鉱工業生産、加 住宅着工、加 政策金利、シュタルクECB理事講演
 
9(水)豪 10月貿易収支、日 3QGDP二次速報、藤井財務相定例会見、EU首脳会議、スイス失業率、英 全国消費者信頼感指数、独 国際収支、CPI確報、独連銀ウェーバー総裁講演、仏 貿易収支、英 貿易収支、南ア小売売上、米 卸売在庫、MBA住宅ローン申請件数、
 
10(木)NZ 政策金利、NZ中銀総裁会見、日 企業業物価指数、工作機械受注 オフィス空室率、豪 雇用統計、仏 3Q雇用統計、鉱工業生産、製造業生産、スイス中銀政策金利、ECB月例報告、南ア経常収支、英中銀政策金利、加 貿易収支、米 貿易収支、新規失業保険、米 財政収支、ブラジルGDP、デュークFRB理事講演、
 
11(金) 亀井金融相講演、閣議後会見、日 オプションSQ、、11月消費者態度指数、投信概況、中国指標(小売、固定資産投資、鉱工業生産、貿易)、トリシェ総裁講演、グゲレルECB理事講演、英 PPI、加 新築住宅価格、米 輸入物価指数、小売売上、ミシガン大消費者信頼感指数、企業在庫
 
(来週の予定)
 
14(月)NZ 小売売上、日銀短観、鉱工業生産確報、仏 経常収支、香港 3Q鉱工業生産&PPI、ユーロ圏10月鉱工業生産、加 3Q設備稼働率
15(火)NZ第3Q製造業売上高、RBA議事録、仏CPI、スイス3Q鉱工業生産、南アCPI、英 CPI、小売物価指数、独 ZEW景況感調査、ユーロ圏
ZEW景況感調査、加景気先行指数、3Q労働生産率、米 PPI、NY連銀製造業景気指数、対米証券投資、鉱工業生産、設備稼働率、NAHB住宅市場指数 
 
16(水)日 第三次産業活動指数、南ア休場、豪 3QGDP、英 失業率、失業保険申請件数、ユーロ圏CPI、米 CPI、3Q経常収支、住宅着工、建設許可件数、FOMC政策金利発表
17(木)日 景気動向指数改定値、香港 失業率、英 小売売上高、ユーロ圏 建設支出、スイス 小売売上、南ア PPI、加 CPI、米 新規失業保険申請件数、南ア 政策金利、米 景気先行指数、フィラデルフィア連銀景況指数
18(金)日銀政策決定会合、独 PPI、IFO景況指数、ユーロ圏経常収支、英 マネーサプライ、ユーロ圏貿易収支、加 卸売売上高
 
2.総括「ドル高円高では株価が下がる」
 
 12月で今年も終わりだが、今週も来週も為替相場はイベントが多い。特に金融政策に関するイベントが多い。先週末に発表された米国11月雇用統計は大幅改善した。米景気は回復していたが雇用の悪化が懸念であった。オバマ大統領は一昨日さらに新雇用対策を発表した。スモールビジネス、インフラ整備、クリーンビジネスで雇用を増やすという。今週は株が反落しているがオバマ経済政策の方向性は正しいだろう。米国10月CPIも下げ止まりを見せている。バーナンキ議長の講演からは強い出口政策は聞かれなかったが実際にはリバースレポを行っている。また来週にはFOMCが控えている。
 
 ただ米雇用統計の改善でドルが強くなったことで金を始めドル建てで取引される資源価格が下落した。資源価格が下落するとエネギー関連株が売られダウを中心に株価が下落した。株価下落するとリスク回避の動きとなりクロス円の巻き戻しも起きた。ドル高円高の流れとなったがドル高は米国欧州が望むところであり、円だけが上昇しても世界にはなんら問題とならない。
 
 欧州はトリシェ総裁、シュタルクECB理事、独連銀ウェーバー総裁も出口政策へ言及した。夏ごろの豪と同じく利上げということではなく量的緩和などの異常な緩和措置をまず停止したいということだろう。ただそれも将来の利上げととらえられ株価が下がりそれがリスク回避に繋がり円買いになってている。前回危惧したことが実際起きている。日本政府のせっかくの円高デフレ政策への取り組みがだいなしになってしまう。政府は油断せずに口先介入でも続けないと株価が1万円をまた割り込んでしまうだろう。
 
 本日はNZ(結果据置)、スイス、英の中銀が政策金利を決定する。予想はそれぞれ据え置きだが、会合後の中銀総裁コメントにも注目し
たい。
 
 また明日は一連の中国経済指標(小売、固定資産投資、鉱工業生産、貿易)が発表される。世界の調査機関が09年の成長見通しを年初は6%から7%としていたが中国は目標通りの8%成長を達成できる見通しであり、今年の世界経済成長の原動力となった。引き続き株価動向とともに中国の指標も押さえておきたい。
 
3.需給「需給の話題」
 
以下4項の需給の話題があった
 
A プジョーシトロエン(PSA)の三菱への3000億円出資
 
 以前のルノー日産と同様に円買いユーロ売りとなろう
 
B 東電の豪資源プロジェクト出資 3000億円
 
 円売り豪ドル買い
 
C アフガニスタン援助 50億ドル
 
 インド洋の給油支援からアフガニスタンへの現金給与となる。為替取引はなく外貨準備のドルを使うだろう
 
D 早いがリパトリについて
 
 毎年2月には日本企業の海外拠点から外貨が日本に送金されて円に換えられるが今年は利益が上がっていなかったので実行されなかった。来年2月はどうだろうか。企業収益をチェックしてまたご報告したい
 
4.テクニカル「チャートの教科書週間」
 
11月27日から昨日までのドル円やクロス円のチャートは短い期間の中でチャートの基本パターンを数多く披露してくれた。11月27日にはボ
リンジャーバンド下限を下抜き、相場の行き過ぎを示した。同日に長い下ヒゲを出し買い圧力を示した。その後はボリンジャーバンドまで
戻り、上昇トレンドラインを形成しそれとともに一目均衡表の雲の下限まで上昇した。その途中で移動平均線5日線が上向いた。
 
 反転は11月27日からの上昇ラインを下に切ることで加速した。ボリンジャーバンドの下限まで近づいた。ドル円では11月27日の安値(84.79)と12月4日(90.78)の高値の半値の87.80がポイントである(一旦は下抜いたが)。為替のチャートの基本を教えてくれた2週間であった。
 
5.当局、円無常「英銀行員のボーナスに50%課税」
 
ダーリング財務相は英銀行員のボーナスに50%課税することを表明した。公的資金を導入した上に高額ボ-ナスを受け取ることに国民から不満が高まっていることからの措置。今年だけらしいが、継続されれば銀行員でも金融市場のディーラーは転職して課税の少ない機関や他国へ移動するだろう。 
 
6.ID為替「日本の自動車会社にも異変」
 
日産ルノー、プジョー三菱、フオルックスワーゲンがスズキに海外の自動車メーカーが日本の自動車に出資してくる。出資時の為替取引(
ユーロ円の売り)も気になるがやはり日本の自動車業界の資金調達難ということも浮き彫りにされている。トヨタはこういう話は聞かない
が最近はトヨタ(トヨタファイナンス)の外債市場での起債を良く目にする。トヨタと言えばトヨタ銀行とも言われ資金は潤沢にあったと思うが世界中で広くファイナンスしているようだ。
 
 1週間前くらいからトヨタファイナンスオーストラリアの起債の目論見書を証券会社が送ってくる。トヨタファイナンスオーストラリアが南アランドをロンドンで起債して日本の個人が買う流れとなっている。日本人が同じ日本のトヨタのオーストラリア法人に南アランド建て債券をロンドンで起債したものを購入する。結構インターナショナルな響きがあり複雑な資金の流れである。日本人が直接トヨタに貸すほうが仲介手数料はとられないような気がする。
 
7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
 
北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、日本の総選挙、米ロ冷戦、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)、外為取引税(トービン税)
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大   50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 
 
8、横浜湘南便り「小沢さんと仿膳飯荘」
 
本日から民主党の小沢幹事長は4日間の日程で、中国と韓国を訪問する。中国訪問は党所属国会議員143人と支持者ら計約630人という大所帯で、胡錦濤国家主席との会談も予定。
 
 2004年だったか北京に為替講演で旅行した時に現地の方に連れて行ってもらった北海公園の仿膳飯荘(宮廷料理、満漢全席)。小沢さんの写真が外壁に飾ってあった。その時も小沢さんと中国の結び付きは深いと思っていた。
 
(写真=仿膳飯荘の満漢全席と北海公園)
 
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