FXブログ 野村雅道のID為替 (レポート)

G-2国慶節前の株価と米雇用

    9/28 「G-2国慶節前の株価と米雇用」
2009年9月28日(月)―2009年9月30日(水)
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総括「G-2、中国国慶節前の株価と米雇用」
需給「昨年の今月今夜、一昨年の今月今夜」
テクニカル「ドル円」
当局、円無常「為替トト」
ID為替「G-20の見果てぬ夢」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「のどかな象の鼻パーク」

 ドル円87-92、ユーロ円129-134
    
 FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)9月25日東京引け前回 9月18日からの変化 円115.2強し、ドル94.3強し、ユーロ116.0強し、9月25日ドルインデックス IN NYBOT76.812強し、CRB250.5弱し、CRUDEOIL66.02弱し、金991.20弱し、DOW9665.19弱し、日経平均ドルベース東京引け113.25弱し、IMM円投機筋9月22日 円45615(前週比+8508)ユーロ38000(前週比+228) 
 
1、予定 
 
(今週の予定)

27(日)ドイツ総選挙

28(月)豪中銀総裁講演、日経シンポジウム(大久保民主党参院議員ら)、自民党総裁選、独CPI、シカゴ全米活動指数、ダラス連銀製造業活動指数、トリシェ総裁講演

29(火)NZ 8月住宅建設許可、日 CPI、香港 小売売上、英 2QGDP確報、2Q 英経常収支、消費者信用残高、マネ-サプライ、ユーロ圏消費者信頼感指数、米 ケースシラー住宅価格指数、消費者信頼感指数、フィンランド中銀総裁講演、ダラス連銀総裁講演

30(水)NZ NBNZ企業信頼感指数、フィラデルフィア連銀総裁講演、英GFK消費者信頼感指数、日 鉱工業生産、平衡操作実施状況、自動車生産、住宅着工、大手建設受注、豪 景気先行指数、小売売上、住宅建設許可、独 雇用統計、香港 月次財政収支、ユーロ圏CPI、スイス先行指数、南ア貿易収支、米 ADP 雇用者数、加 鉱工業製品価格、加 GDP、米 2Q GDP確報、個人消費確報、シカゴPMI、アトランタ連銀総裁講演、コーンFRB連銀総裁講演、EUROFI金融フォーラム

1(木)国慶節、日銀短観、小売統計、対内対外証券売買、中国 製造業PMI、スイスPMI、独 製造業PMI、英 製造業PMI、ユーロ圏失業率、米 個人所得支出、失業保険、チャレンジャー社人員削減数、PCEデフレーター、ISM製造業、建設支出、中古住宅販売保留、新車販売、バーナンキ議長証言、EU27カ国財務相中銀総裁非公式会議

2(金)日 雇用統計、家計調査、マネタリ-ベース、英 全国住宅価格、ユーロ圏 PPI、米 雇用統計、製造業受注

(来週の予定)

5(月)ユーロ圏小売売上、米 ISM非製造業景況指数
6(火)豪 貿易収支、政策金利、仏 財政収支、スイス CPI、英 鉱工業生産、製造業生産高、加 住宅建設許可、加 IVEYPMI
7(水)日 景気動向指数、スイス失業率、ユーロ2QGDP確報、独 製造業受注、米 消費者信用残高 
8(木)日 国際収支、景気ウォッチャー指数、豪 雇用統計、仏 貿易収支、独 鉱工業生産、BOE&ECB理事会、加 住宅着工、米 失業保険、卸売在庫
9(金)日 機械受注、独 CPI確報、国際収支、仏 鉱工業生産、製造業生産、英 貿易収支、PPI、加 雇用統計、米 貿易収支、財政収支


2.総括「G-2、中国国慶節前の株価と米雇用」
 
 藤井財務相の後出しの円高マニフェストで円高が進んだ。藤井財務相のいう市場原理に従うとはよく使われる言葉。ただ為替を自由にするなら輸入も自由化しないと政府介入しているようなもの。日本がこれだけ海外と比べれば高い個人所得がありながら今ひとつ豊かでないのはこのあたりにあろう。輸出は市場原理、輸入は保護下あるいは規制下では市場原理という言葉が笑ってしまう。

 さて今週も上記のスケジュールのように我々を暇にはさせない指標、行事が続く。メインは9月米国雇用統計(予想9.8%、雇用者19万人減)である。事前のADP雇用者数、チャレンジャー社人員削減数にも反応するだろう。バーナンキ議長の議会証言もある。前回の回復の兆しの発言で株価を上昇させたが、株価、資源価格下落の中再び勢いを取り戻してくれるだろうか。ただ米国の耐久財受注からは新規受注が弱まっている。在庫圧縮などコスト削減による業績回復が行き詰まりを見せつつある中で、出荷の回復が期待されるがその出荷の先行指標である新規受注の低さが気になるところだ。

また株がやや弱含み推移している中国は1日に製造業PMIを発表する。建国60年記念国慶節休暇前に景気株価対策が取られるかどうかがポイント。

 日本は短観がある。既に発表された法人景気予測調査と同じく景況判断は改善しよう。ただ最近の輸出なども減少傾向が止まらないことからは本格的な回復とは言い難い。さらに円高が追い打ちをかけるだろう。今年前半の円安景気持直しから、幾分かは政府主導の円高不況へ向かいつつある。

 他国より景気回復の歩を進めている豪、NZの両国もそれぞれ住宅建設許可などの指標を発表する。出口戦略をいち早く取りそうな両国だが、ここも中国景気に大きく左右される。


3.需給「昨年の今月今夜、一昨年の今月今夜」

中間決算で特殊玉も出るかもしれない。日本版HIAの円買いもある。昨年9月末3日間はどいうだったかというと、26日(金)は106円で寄り引き同時、29(月)は106円から103円へ下げ、翌30日末は103円から106円は上げと3円下がって3円上げる、合計6円も動いているが結局は同じレベルで終わっているという為替らしい動きであった。為替はこまめに売買した合計が長期で同じポジションを持つより儲かる(ただし時間のある人だけが取引可能)。

 一昨年の9月末3日間は1日目が114円から115円へ、2日目が115円でほぼ寄り引き同時、3日目が115円から114円へ下落ということであった。これも日中動けども終わって見れば動いていなかった。


4.テクニカル「ドル円」

 中間決算間近となり日本版HIAでの円買い要因が残る。貿易黒字の増加(ただし輸入減少が要因であり輸出も依然減少)で需給的にも円買いとなりかかってきたところへ藤井財務相の円高マニフェストで輸出業者は売上減と円高でダブルパンチとなる。ひいては税収減にも繋がるが、民意で選んだ政権なので仕方ないか。輸出業者が陳情するかどうかだろう。円高マニフェストはいいがそうなら輸入物価や他の価格も市場原理に沿ったものにしないとメリットはなく日本はこれまで通りジリ貧となる。

 取敢えずは先週買い注文が多かった89.50を下抜けるかどうか。東京9時以降でも輸入や資本の外貨買いが出るかどうか。

月足では8月-9月の下降トレンドを下方平行移動すると88.30-40が今月の下値のメドとなる(上値は94.30)。日足では8月10日と9月7日の下降トレンドを再び下抜けることとなったのそのラインを下方平行移動すると88.0がサポートとなる。ボリンジャーバンド下限からはかい離せず下限で止まっている。行き過ぎ感がないのがリバンウドも少ない点となる。一目の雲の下限からは大きくかい離しているが。移動平均線5日線は先週金曜日に反転下落したばかりである。21日線は8月21日から既に下降中。上げでも下げでも当面のメドがなくなればイントラデイのP&Fを参考にしてポイントを作っていきたい。
 

5.当局、円無常「為替トト」

 民主党は輸出を捨て内需拡大策をとろうとしている。でも人口減少で家が余る時代に内需拡大が可能だろうか。金融など投資を盛んにするのも一つの手だ。その割には金融税制は投資家向きではない。不謹慎と言われるかもしれないが、「為替トト」でも開発して投機させればいいのではないだろうか。ポジションが偏るわけでもない。こんなことを発想するほど内需拡大は難しい(次項参照願度)

6.ID為替「G-20の見果てぬ夢」

今回のG-20では日本も内需を拡大することを約束したようだ。1985年にも同じように内需拡大を誓っている

1.保護主義に抵抗、並びに外国製品及びサービスに対する日本の国内市場の一層の開放のため7月30日に発表した行動計画の着実な実施。
2.強力な規制緩和措置の実施による民間活力の充分な活力。
3.円レートに適切な注意を払いつつ、金融政策を弾力的に運営。
4.円が日本経済の潜在力を十分反映するよう、金融・資本市場の自由化及び円の国際化の強力な実施。
5.財政政策は、引き続き、国の財政赤字の削減と、民間活力を発揮させるような環境づくりという二つの目標に焦点を合わせてゆく。その枠組みの中で、地方団体が個々の実状を勘案して1985度中に追加投資を行おうとする場合には、所要の許可が適切に与えられよう。
6.内需刺激努力は、消費者金融及び住宅金融市場拡大措置により民間消費及び投資の増大に焦点を合わせる。

 いつも目標は同じである。実効出来るかどうか。ただいつも実効出来るのは3の為替レートを円高にすることだけである。今回もそうならないことを望みたい。


7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、日本の総選挙、米ロ冷戦、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)、外為取引税(トービン税)
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大   50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「のどかな象の鼻パーク」

安政5年(1858年)に米、蘭、露、英、仏と修好通商条約が結ばれ、翌年横浜港が開港すると、港には東波止場(イギリス波止場)と西波止場(税関波止場)の二つの波止場が作られた。その東波止場が時代とともに少しずつ形を変え、現在の象の鼻の原型となった。現在の象の鼻は関東大震災後に復旧された形が元になっている。
(写真=象の鼻パーク①遊歩道、ここは私が中学生の頃は機関車が走っていた②③旧イギリス波止場)
 

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2009年9月28日(月)07:04 コメント(1)
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コメント一覧コメント1件

野村先生、おはようございます。
いつもご指南ありがとうございます。

突然の質問ですみません。
日本版HIAによる中間決算絡みの円買いは、月末最終9月30日まで続くのでしょうか?

投稿者:ssnk|2009年9月28日  10:14

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