8/3「3中銀と米、中が焦点」
2009年8月3日(月)―2009年8月5日(水)![]()
総括「豪、英、ユーロ金利、米 雇用統計、中国PMI」
需給「8月の需給」
テクニカル「ユーロドルテクニカル」
当局、円無常「介入かマンガ喫茶か」
ID為替「なかなか伝わりにくい」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「親の務め」
ドル円92-97、ユーロ円132-137
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)7月31日東京引け前回 7月29日からの変化 円110.9弱し、ドル95.2強し、ユーロ112.7弱し、7月29日ドルインデックス IN NYBOT78.308弱し、CRB257.12強し、CRUDEOIL69.45強し、金954.35強し、DOW9171.61強し、日経平均ドルベース東京引け108.62強し、IMM円投機筋7月28日 円24302(前週比-11886)ユーロ20287(前週比-14485)
1、予定
(今週の予定)
3(月)シドニー、トロント休場、、日 毎月勤労統計、自動車販売、中国PMI、スイスPMI、香港 小売売上、米 建設支出、ISM製造業景況指数
4(火)豪 小売売上、日 マネタリーベース、豪住宅価格指数、政策金利、スイスCPI、ユーロ圏PPI、米 個人所得、支出、PCEデフレーター、中古住宅販売、自動車販売、
5(水)日 景気動向調査、豪 貿易収支、英 鉱工業生産、製造業生産、ユーロ圏 小売売上、チャレンジャー社人員削減、米 ADP雇用者数、ISM非製造業景況指数、製造業受注
6(木)NZ 失業率、日 景気動向指数、オフィス空室率、豪 雇用統計、独 製造業受注、英 中銀政策金利、ECB政策金利、加 住宅建設許可、米 失業保険
7(金)スイス 失業率、独 国際収支、鉱工業生産、仏 貿易収支、英 PPI 加 雇用統計、PMI、米 雇用統計、消費者信用残高
(来週の予定)
10(月)日 国際収支、機械受注、景気ウォッチャー調査、仏 鉱工業生産、製造業生産
11(火)日銀政策決定会合、消費者態度指数、独 CPI確報、仏 財政収支、英 貿易収支、加 住宅着工、米 労働生産性、卸売在庫
12(水)日 企業物価指数、鉱工業生産確報、金融経済月報、仏 経常収支、CPI、英 雇用統計、ユーロ圏 鉱工業生産、南ア 小売売上 英中銀 インフレリポート、加 貿易収支、新築住宅価格指数、米 貿易収支、米 月次財政収支、FOMC
13(木)独、仏&ユーロ圏GDP、ECB月例報告、米 輸入物価、小売売上、失業保険、企業在庫
14(金)NZ 小売売上、日銀議事録、マネーストック、第3次産業活動指数、香港GDP、ユーロ圏CPI、加 製造業出荷、米 CPI、鉱工業生産、設備稼働率、ミシガン大消費者信頼感指数
2.総括「豪、英、ユーロ金利、米 雇用統計、中国PMI」
今週は3中銀、米、中である。覚えやすい。まずは中国の7月製造業PMIがある。6月は54.4で5月より1.2下落していた。いまや世界のエンジンで2QGDPも前年比+7.9%だった中国の動向に注目したい。続いて豪、英、ユーロの中銀が政策金利を決定する。いずれも金利据置予想だが中味はやや違う。豪は1Qもプラス成長であったし、世界経済の回復の兆しの影響を受けやすい資源価格の上昇の恩恵を受けている。またインフレについては7月の豪インフレ指標「TD─MIインフレ指数」が前月比0.9%上昇した。これは月次ベースでは調査開始以降の過去7年で最大の上昇幅となり、追加利下げが実施される可能性が一段と後退している。英とユーロ圏は景気減速のスピードが落ちているという消極的な意味での金利据置で特にユーロ圏はCPIが前年比マイナスとなているので据置でも弱い。
最後は注目の7月米国雇用統計の発表だが 予想は失業率が9.6%、非農業部門雇用者数が-34万人である。既にオバマ大統領は雇用喪失が依然として大問題であることを示すだろうと述べ、経済面での悪いニュースに備えるよう米国民に促している。我々も覚悟して臨みたい。
ただ概ね、オバマ大統領就任以来、大統領の発言や予想通りに事は運んでいるのではないだろうか。今年3月の「回復の兆し」、7月の「終わりの始まり」などは実体を正しくつかんで誠実に説明している。支持率が下落しているのは心配であるが。世の中上手く回りつつあることは間違いなくパニックのようなことは起きないだろう。いい指標と悪い指標の繰り返しなのでやたらに過剰に反応せず堅実な取引が最適だろう。
3.需給「8月の需給」
8月は円高になりやすいと言われる。要因は中間決算へのリパトリと外債利金の円買い、7月円安の剥げ落ちである。ただデータ的には過去15年でドル高6回、ドル安9回でそれほどの偏りはない。昨年8月はドル高円安だった。また今年は日本企業の不振で2月もリパトリはなかった。8月もそれほど日本へ円送金してくる儲けはないだろう。
日本の貿易は均衡しているのでそこからはゆがみは出てこない。最初は95円を維持できなくなった投機筋のドル売り円買いが出るが実需のフォローがないので投機筋が自分で買い戻すので行ったり来たりとなる。中盤は日本の2QGDPが焦点となり、1Qからは大きく回復するので円買いが出よう。下旬は再び外貨投信が設定が増えてくるのでクロス円の戻しとともにドル円も底堅くなろう。
4.テクニカル「ユーロドルテクニカル」
独IFOや景況感指数は徐々に回復している。しかしユーロ圏やドイツの7月のCPIは前年比-0.6%となっている。景気回復の兆しで物価が下がる、また金融緩和が維持されるならば株式市場にとっては好都合であり株価は上昇している。7月DAX指数は10%上昇し日経平均の4%上昇を大きく上回った。指標が良い限りCPIの低下は株価上昇、ユーロドルの上昇に繋がる。
ローソク足では29、30日の2本の下ヒゲで1.40台から1.42台へ上昇した。ただ7月20日以降7日間は1.4220から1.43あたりは上ヒゲが出ていたこと、またボリンジャーバンドは上限にいるので注意したいレベルだ。1.43を抜けそれ以上で定着するのはECB理事会後のトリシェ総裁のコメントにかかってくるだろう。移動平均線5日線は上向きに転じている。3月からの月足の上昇トレンドラインはまだ崩れていない。
5.円無常「介入」
(最近の介入)
実弾介入=スイス中銀、豪中銀
口先介入=NZ中銀、南ア中銀
いずれも自国通貨高への懸念より。日本は最近は円高不況でも介入せず、借金をして財政出動を行う。
ただ介入と違って財政出動では不況業種へは直接そのお金は届かないようだ。どこへ行っているかというと、それがマンガ喫茶のようなものだとすると不況になれば財政出動に群がってくる不況でない人が出てくる。やはり薬は患部に塗らなくてはいけない。今のままだと患部が直らず借金だけが増える。
6.ID為替「なかなか伝わりにくい」
最近は南アの労働者のストライキの報道がBBC、CNNなどで流れている。実際は建設と公務員ストは終了している。ズマ大統領はその報道に不満があるようだ。報道では全土でストが起きていて南ア経済がマヒしているようなニュアンスで伝えているが決してそうではなく、よく政府がコントロールしていると主張した。どこの国の報道も事前に「こう報道してやろう」いう思惑があるので南アなら混乱を浮き彫りにすることが目的となってしまっているのだろうが実際はそうでもないということだ。
中国のウイグル問題では中国政府は空港で海外の新聞を販売することを中止したようだ。国民に誤解を生じさせないようにということだ。報道と政府の主張のどちらが正しいかはやはり現地の人でないとわからない。日本では南アのストなどは殆ど報道されないうちに問題は解決している。
一方最近のNYタイムズでは日本の女性の雇用はキャバクラを選ぶほどの大変な状況であるとか、BBCでは日本は不況で職がないのでラッパを鳴らしながらの昔の豆腐屋さんを若者がやり始めているとしている。すべて正しく報道されず記者のキメウチ的な偏向報道はどこの国でもあるようだ。為替の記事や報道も幾分そのきらいがあると思うので取捨選択していきたい。
7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、日本の総選挙、米ロ冷戦、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)、外為取引税(トービン税)
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内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)
8、横浜湘南便り「鳩の愛」
久々に山下オフィスで仕事をしていたら、バルコニーに鳩がやってきた。山下公園には鳩が多い。たまに羽を休めに来ているようだ。何度も来るので写真でもと近づくと一旦は逃げるがまたやってくる。余程好かれているのかと思っていた。
バルコニーに出てふと足元のベンチを見るとなんともう一羽が卵を暖めているではないか。もう一羽がオスなのだろうか、一本だけ小枝を口にくわえて巣へ、巣と言っても居心地が悪そうなのだが、何度も往復しているようだ。効率の悪い仕事のようだが、何度も来る。メスは私が近づいても逃げない。卵をかえす親の務めがあるから逃げ出すことは出来ないのだろう。次にオフィスに来る時は雛がかえっているのだろうか。鳩の愛 (写真は鳩、卵を暖めるている鳩は見えにくいかもしれない)![]()
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コメント一覧コメント2件
『野村式「ID為替」』読ませて頂き、とても参考になりました。
東京市場は実需によって動きやすいという事ですが、という事は
(特にドル円で)東京市場が一番テクニカル通りに動きにくいという事になるんでしょうか?
投稿者:ヒロ|2009年8月 3日 11:22
NZ中銀は口先介入を続けて突然実弾かなと思いますが、実際に介入したのは一度だけだったのかなと。
あのとき「intervention」という単語を覚えました。
投稿者:真逆|2009年8月 4日 00:20
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