FXブログ 野村雅道のID為替 (レポート)

日本が二の舞ではいけない

     12/11 「日本が二の舞ではいけない」
2008年12月11日(木)―2008年12月12日(金水)P1000025toy.JPG

総括「二度踊ってはいけない」
需給「上手な豪ドル介入」
テクニカル「続 雲中へ向かうユーロドル。他に豪ドル、ドルランド」
当局、円無常「介入、量的緩和、規制緩和」
ID為替「介入その⑤=単独、協調、委託介入とは」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「まもなくトヨタカップ」

 ドル円91-96 ユーロ円118-123
     
 FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)12月10日東京引け前回 12月5日からの変化 円119.9弱し、ドル101.8弱し、ユーロ108.8強し、12月3日ドルインデックス IN NYBOT85.488弱し、CRB221.37強し、CRUDEOIL43.72強し、金809.42強し、DOW8761.42強し、日経平均ドルベース12月3日東京引け93.52強し、IMM円投機筋12月8日 円+42903(前週比+5737)ユーロ-20197(前週比+1281) 
 
1、予定 

(今週の予定)

8(月)日 国際収支、マネーストック、景気ウォッチャー調査
9(火)日 3QGDP二次速報、景気動向調査、独 国際収支、独&ユーロ圏 ZEW景況感調査、南ア3Q 経常収支、米 中古住宅販売保留
10(水)日 機械受注、企業物価指数 南ア小売売上、
11(木)豪 雇用統計、スイス中銀政策金利、ECB月例報告、米 貿易収支、失業保険 、南ア中銀政策金利 
12(金)NZ 小売売上、日 消費者態度指数、ユーロ圏鉱工業生産、米 PPI、小売売上、ミシガン大消費者信頼感指数、企業在庫

(来週の予定)

15(月)NZ3Q製造業売上、日銀短観、NY連銀製造業景気指数、対米証券投資、鉱工業生産、設備稼働率、NAHB住宅市場指数、
16(火)RBA議事録、日 第3次産業活動指数、米CPI、住宅着工、建設許可、FOMC
17(水)南アCPI、ユーロ圏CPI、
18(木)独 GFK消費者信頼感指数、IFO景況指数、南アPPI、ユーロ圏貿易収支、建設支出、米 失業保険、フィラデルフィア連銀景況指数    景気先行指数
19(金)日 全産業活動指数、日銀政策金利、独 PPI、南ア経常収支

2、総括「二度踊ってはいけない」

米国金融危機が騒がれる中で日本の景気指標もかなりひどい。3QGDPは設備投資の減少で大幅下方修正の前期比-0.5%、年率-1.8%となった。米国は年率-0.5%であったので日本がはるかに悪い。また日本はGDPデフレーターがマイナスであり名目はさらに悪い。デフレを実感できない人は実質の前期比-0.5%よりも名目の-0.7%を感じているだろう。景気ウオッチャー調査、鉱工業生産、機械受注も悪く、雇用調整も大規模になってきた。英米豪中などはそれなりに 財政出動、減税、利下げの大胆な政策をとっている。日本は財政赤字が巨額だけに打つ手が少ない。利下げ、介入などはそれほどお金を使わずに出来る対策だがそれもやらなければ不況下の円高が進むだろう。再び失われた○○年になってはいけない。他の国は日本の二の舞にならないように必死で大胆な政策をとっているのに日本が二の舞を踊ってはいけない。来週はFOMCもあるが日銀短観、日銀政策決定会合もある。今日は南ア中銀政策金利決定(参照テクニカルの項)。米国自動車救済法案は上院共和党の反対はあるが合意近いとされている。 
 
3.需給「上手な豪ドル介入」http://www.rba.gov.au/MarketOperations/International/ex_rate_rba_role_fxm.html

の最後のグラフ9をご覧ください。

 ここ約1ヶ月で豪中銀は1豪ドル0.60-から0.63で豪ドル買い介入を5回行っている。その為か豪ドルは浮上現在0.66半ばで推移している。
元々豪中銀がこまめに介入を行うことで有名である。日本の介入ほどの巨額介入は行わないが上がったら売り下がったら買いの介入を1984年から繰り返している。市場に流動性を与え急激な変動を避けるためであると中銀は説明している。

 豪中銀ホームページには介入についての長い論文が掲載されているが、ここでは1984年以来(今回の0.60から0.63の介入は含まれず)の介入の平均レートと豪ドル相場推移についてのグラフを取り上げたので参考にして頂きたい。ピンポイントで介入によって相場は反転していないがスムージングに有効であり、またかなりの収益を上げていることは読み取れる。

4.テクニカル「続 雲中へ向かうユーロドル。他に豪ドル、ドルランド」

 ユーロドルが1.3へのせ雲に絡んできた。8月以来だ。ユーロが急騰しているのではなく雲が垂れ下がってきたという他力本願的な面はあるが2ヶ月近く1.25-1.3の鍋底を経てきたという要因もある。後を追うのが豪ドルドルでこれも近づいてきた。昨日発表されたWESTPAC景況感指数が上昇したこともある。ユーロより先に雲中に入ったのがドルランドであったがいまだ雲中模索状態である。今日は南アの政策金利決定会合。国内景気減速でインフレも低下しているといえどもまだインフレターゲットのはるか上。それだけでは据置きだが、11月のG-20サミットで世界が協力してありとあらゆる対策をとるにのっとれば0.5%から1%の利下げもありうる。
  
5.当局、円無常「介入、量的緩和、規制緩和」

 巨額財政赤字でなかなか抜本的対策をとれない日本だが、日銀の量的緩和、介入、規制緩和などはそれほどお金を使わず、議会の承認をとることもも難しくない。どんどんやらないと最後は景気が悲惨な状態になり同政策を取らざるを得ない状態に追い込まれる。先にやったほうがいい。

6.ID為替「介入その⑤=単独、協調、委託介入とは」

 10月27日に世界的な株下げと円高が進んだときに、「G-7緊急円高懸念声明」が発表された。結果としてその声明をきっかけとしてドル円は一気に100円まで上昇した。その声明が出た日の夕刻にはフランス財務相から「円売り介入は協調(介入)ではなく単独だ」と水を差された。

 日銀を例にとれば単独介入は日銀の資金だけで介入する。協調介入はそれぞれの国の中央銀行が自己資金を使って円売りあるいは円買い介入を行って円相場の安定に世界的に協力すること。市場はもちろん単独より協調のほうが影響力があると評価するだろう。ただ協調介入でなくても海外の中央銀行に介入を委託することは出来る。その時は日銀の資金を使う。協調でなくても欧米でもオセアニア市場でも委託して隙間無く介入を続けられる。協調の場合は円の急激な変動が世界全体に悪影響を与えることが認められた時であろう。ただ円高で日本の輸出企業の収益が悪くなるだけではなかなか相手国の理解を得られないので協調とはならない。

 これまでの協調介入は極めて少ない。1985年のプラザ合意での協調ドル売り介入、1995年の全面ドル安(円が79円をつけた時)での協調ドル買い介入、ユーロ発足時にユーロ安が急激に進んだ2000年の協調ユーロ買い介入が代表的だ。1998年にアジア通貨安が進んだ時には日銀はインドネシアルピア買い介入に協力したこともある。日本の1兆ドルにも上る外貨準備を生み出した円売りドル買い介入の殆どは単独介入であった。

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、日本の総選挙、米ロ冷戦、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)
------------------------------------------------

 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大   50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「まもなくトヨタカップ」

まもなくトヨタカップが横浜を中心に開催される。昨年はACミランの選手とみなとみらいで遭遇することが多かったが今年はマンU。ミランもマンチェスターも現地で観戦したことがあるので応援している。ただ当時とはベッカムがマンUにいたなど選手はガラリと変わってしまっている。 

(写真=拙宅近所にある横浜国際競技場、普段は日産スタジアムだが、トヨタカップなので呼び方が一時変わる。のどかな田園)P1000016toy.JPG

 

P1000009toy.JPG

2008年12月11日(木)07:20 コメント(0)
はてなに追加 LivedoorClipに追加 MyYahoo!に追加 Googleに追加 nifftyに追加

コメントを書く

名前(必須)

Eメール(必須)

URL(任意)

コメント(スタイル用のHTMLタグを使うことができます)

外為どっとコムからのご案内

スプレッド2銭~

はじめてのFX応援 キャンペーン!

短期トレード応援 キャンペーン!

新FXステージ デモリリース!

お友達紹介キャンペーン。お友達や家族を紹介して10,000FXポイント

外為どっとコム総研 プレミアムレポート


みんなで解決!ほっとFX。わからない事は、質問して解決しよう!

バーチャルFX 外貨投資マネーゲーム ecoco2 旧ID為替 レポート