世界当局はエンドレスに対策を出し続ける
- 2008年10月 9日(木)07:40
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10/9「世界当局はエンドレスに対策を出し続ける」
2008年10月9日(木)―2008年10月10日(金)![]()
総括 「世界当局はエンドレスに対策を出し続ける」
需給「続不景気の円高、好景気の円安」
テクニカル「基本」
当局、円無常「非難された米国金融機関CEOの報酬とは」
ID為替「噂の為替」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「たまには歴史②、山下公園」
ドル円97-102、ユーロ円133-137
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)10月8日東京引け 前回 10月3日からの変化 円105.7強し、ドル96.0強し、ユーロ106.9弱し、10月8日ドルインデックス IN NYBOT80.81強し、CRB311.66弱し、CRUDEOIL88.78弱し、金906.6強し、DOW9258弱し、日経平均ドルベース10月8日東京引け92.08弱し、IMM円投機筋 9月30日 円+43022(前週比+11083)ユーロ-28932(前週比+2125)
1、予定
(今週の予定)
6(月)日米財界人会議、ユーロ圏財務相会議、
7(火)日銀政策決定会合、景気動向調査、企業倒産、豪 政策金利、独 製造業受注、FOMC議事録、バーナンキ議長講演
8(水)日銀月報、景気ウォッチャー調査、独 鉱工業生産、米 中古住宅販売保留
9(木)日 機械受注、豪 雇用統計、独 国際収支、ECB 月例報告、BOE政策金利、米 失業保険申請、南ア政策金利
10(金)日 マネーストックM2+CD、米 貿易収支 G-7 11(土)IMF世銀総会
(来週の予定)
13(月)東京体育の日、NYコロンブスデイで休場、NZ 小売売上、
14(火)日 企業物価、消費者態度指数、独&ユーロ圏 ZEW景況感調査、ユーロ圏 鉱工業生産
15(水)日 国際収支、ユーロ圏CPI、米 PPI、小売売上、NY連銀製造業景気指数、ベージュブック
16(木)米 CPI、失業保険、対米証券投資、鉱工業生産、設備稼働率、フィラデルフィア連銀景況指数、NAHB住宅指数
17(金)日 第3次産業活動指数、ユーロ圏貿易収支、米 住宅着工、建設許可、ミシガン大消費者信頼感指数
2、総括 「世界当局はエンドレスに対策を出し続ける」
10年前の1998年10月7日、8日にドル円が136円から112円まで24円下落した時ほどではないが、今週のドル円も105円から98円と7円下落した。当時はロシア通貨危機で破綻した米国ヘッジファンドLTCMが東京市場で6000億円のドル売り円買いを出したことに始まったとされている。当時もヘッジファンドは円キャリートレーディングを行っていたが、タイでの通貨危機を発端にアジア通貨危機、ロシア通貨危機が起こり、ヘッジファンドの投資資金の原資となった円を返済するためにドル円の急落が起きた。現在は円キャリーの規模は小さくなったが投資通貨は高金利国、資源通貨に分散されているので、ドル円中心の下落ではなく、クロス円も大きく絡んだ下げとなった。ファンドの決算対策での円買いもあったのだろう。
米国、G-7、また中国、中東も含め今後も市場に効果があるかどうかはともかく昨日の協調利下げに見られるように次から次へと手を打ってくるだろう。それは時間のスパンは違うが日本の「失われた10年」でも休みなく対策がとられたのと同じだ。中国も既に9月に金融緩和策と株価対策をとっていたが、さらに今回の協調利下げに参加した。アラブ首長国連邦まで参加したのは驚いた。日銀は既に緩和しているということで参加はしなかっが、その状況でも景気が他国同様に悪化し、株価の下落は米国以上なので何か目新しい対策をとらないといけないだろう。緩和していても景気が浮揚しないことを重視しなければならない。
補正予算がまだ通過していないが、既に追加景気対策とりあげられておりで真水のものが出るかどうかが日本の株価上昇に繋がるだろう。株価の安定が円相場の安定に繋がるだろう。
3.需給「続不景気の円高、好景気の円安」
前回申し上げたように日本は「不景気の円高、好景気の円安」になりがちだ。9月倒産件数は前年同月比34.4%増の1408件、負債総額はリーマンブラザーズ証券の破綻もあり11.6倍の5.4兆円となった。上場企業の倒産は7件で月間で最多。業種は不動産401件、建設が47件であった。マイナス成長のGDP、また株価下落率は米国よりも大きい。日銀短観、雇用、景気ウオッチャー調査、鉱工業生産、家計調査も悪い。月例経済報告、日銀月報も景気見通しを下方修正している。経団連御手洗会長は「協調介入の必要性」を述べたが、ドルは全面安ではなく、どちらかと言えば全面高に近い状況では難しいし、欧米は為替相場の動きより信用不安払拭対策に注力している。ただ難しいがやらなければ外需頼みの日本景気は立ち直らないだろう。
4、テクニカル「基本」
6月大阪財務相サミットは原油高騰で強いインフレ懸念、またユーロ中心のドル安が議題であった。G-8、産油国ともに合意しその是正は図ったがそれは現在両方とも達成された。原油は140ドルから90ドルへ、ユーロドルは1.57台から1.35台へ約14%ドル高ユーロ安となった。3月のベアスターンズ救済当時からはユーロが1.57から1.35、ポンドが2.0から1.75、ドルスイスが0.99から1.13とドルが10%以上強くなっている。ドル円も95円からは100円で5%の戻し。ただ日本株は11691円から9200円0へ20%の下落となってしまった。
ドル円は6営業日連続陰線が続く。日中では大きく戻すことはあるが陰線で終わってしまう。短かくとも陽線が出ることが反発のサインだ。移動平均線は5日線はもみ合いもあるが8月半ばから下げ、21日線は9月4日より下げ続けている。
5.当局、円無常「非難された米国金融機関CEOの報酬とは」
金融安定化法案に反対した米国議員はインタビューで「今までおいしい思いをしてきた金融機関の幹部を税金で助ける法案に賛成したら地元に帰れない」と発言していた。どれくらいの高額報酬を金融機関トップが受け取っていたのだろうか。フォーブス誌によれば2006年の報酬ランキングでは1位はアップル社のスティーブジョブズで6億4600万ドル(日本円671億円)だが、金融関係者ではサブプライムで話題になりバンクオブアメリカに買収された住宅金融大手のカントリーワイドCEOが147億円、買収したバンクオブアメリカCEOが104億円、ウェールズファーゴ(CEO以下略)が75億円、JPモーガンチェースが59億円、破綻したリーマンブラザーズが54億円、ベアスターンズが40億円、ゴールドマンサックスが39億円、メリルリンチが38億円、シティが20億円、モルガンスタンレーが8億円であった。とてつもない報酬をCEOが得ていたことでそれを税金で救済することに反感を買うのも無理はない。メジャーリーグの最高年棒のヤンキースAロッドが28億円程度だ。
6.ID為替「噂の為替 」
一昨日の「日銀ロンバード金利下げ」などの噂はよく入ってくる。ディーラー間ではしょっちゅう噂が飛び交う。いい噂、悪い噂、デマのようなもの、ふざけた話、うそなど、ほんとうにいろんなものが飛び交う。ブログなどでアップデートしてもいいが、真面目にとらえられて後から「なんであんなものを流したんだ」と怒られてはたまらないので皆ヤバイものは書かないのだろう。ただディーラー間ではそんな他愛もない噂で結構ポジションを張っている。それで動かない東京市場で20銭でも30銭でも動けばいい。外れる時もあるが別に情報提供者に怒ることもない。時々真面目な人が「その噂は本当ですか」(噂に本当もウソもないだろう)とか一生懸命事実確認をする。本当かウソか事実が確認される前に行動に出た人は利食って帰ってしまっている。これも噂で売って事実で買うみたいなことだろう。経済指標も噂(予想の段階)で売って、事実で買うのも一つの手法。豪ドルの利下げもそうだろう。発表前は売られて、発表後は乱高下の後買われた。
為替相場では事実発表後、石橋を叩いてからポジションを持つほうが難しいかもしれない。
7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、日本の総選挙、米ロ冷戦、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)
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内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)
8、横浜湘南便り「たまには歴史②、山下公園」
①関東大震災当時の海岸通り、山下町。②現在の山下公園③公園からニューグランドを見て=震災で山下町の洋館はすべて倒壊した。横浜市は区画整理をしようにも多くの地権者の外人は日本から避難していた。そこで一人のスコットランド人マーシャルマーチン(マーチン商会)が地権者委員会の委員長に選任され報酬もすべて断って、欧米に逃れた地権者の元へ行き了解を得て区画整理や復興に努力した。横浜市は震災で出たガレキを海に捨てて埠頭をつくる計画であったが、マーチンはもともと海岸通りはプロムナードとして景色のいいところであったので公園にすることを強く求めたということだ。今、海辺の美しい山下公園で私がのんびり出来るのも当時の外国人の主張のおかげだ。マーチンは英国に戻り、その後米国バークレーで死す。遺骨は遺言により山手の外人墓地に葬られた。今の山下公園は震災以前は海であった。(以上参照 西洋の見える港町、中野孝次、草思社)![]()
- 2008年10月 9日(木)07:40
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