野村雅道のID為替 (レポート) 外為どっとコムFXブログ

欧州通貨下げ止まり、クロス円反転の兆し

     9/18「欧州通貨下げ止まり、クロス円反転の兆し」
2008年9月18日(木)―2008年9月19日(金)
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総括 「欧州通貨下げ止まり、クロス円反転の兆し」
需給「外貨投資増勢基調続く」
テクニカル「為替差損のない外貨投資?」」
当局、円無常「NZの2QGDP発表は9月26日」
ID為替「手数料ゼロ、スプレッドゼロはやりすぎ」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「クライストチャーチの大聖堂」

 ドル円103-106、ユーロ円148-151
     
 FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)9月17日東京引け 前回 9月12日からの変化 円97.7強し、ドル92.0弱し、ユーロ109.2強し、9月17日ドルインデックス IN NYBOT78.27弱し、CRB352.2弱し、CRUDEOIL96.53弱し、DOW10773弱し、日経平均ドルベース9月17日東京引け110.74弱し、IMM円投機筋 9月9日 円+14820(前週比+19841)ユーロ-36432(前週比+2191) 
 
1、予定 

(今週の予定)

15(月)NZ 製造業売上、NY連銀製造業景気指数、鉱工業生産、設備稼働率
16 (火)日 消費者態度指数、RBA議事録、独&ユーロ圏ZEW景況感調査、ユーロ圏CPI、米 CPI、対米証券投資、NAHB住宅指数、FOMC
17 (水)日銀会合、ユーロ圏貿易収支、米 住宅着工、建設許可
18(木)日 第3次産業活動指数、米 失業保険、景気先行指数、フィラデルフィア連銀景況指数
19(金)独 PPI、南ア2Q経常収支

(来週の予定)

22(月)日 全産業活動指数、
23(火)米 リッチモンド連銀製造業指数、住宅価格指数、南ア小売売上、CPI
24(水)日 3Q法人企業予測調査、独 IFO景況指数、ユーロ圏経常収支、米 中古住宅販売件数
25(木)NZ 2Q経常収支、日 貿易統計、企業向けサービス価格指数、米 耐久財受注、失業保険、新築住宅販売
26(金)NZ 2QGDP、日 CPI、独 GFK消費者信頼感指数、米 2QGDP&個人消費確報値 

2、総括 「欧州通貨下げ止まり、クロス円反転の兆し」

 昨夏から今春までがサブプライム問題発覚から不透明な期間今春から今年一杯はサブプライム問題処理の期間である。米国のやり方は迅速であり、またつぶすべきはつぶす、残すべきは残すやり方でショックはあるがこの方法しかない。責任ある会社、責任者には迅速に退場してもらうということだ。問題は資金繰りである。日本の場合は資金繰りの悪化した金融機関に推定だが外貨準備を外貨預金などで預ける方法など苦肉の策をとったと言われているが米国はもともとドルは保有しているので米国にとっての外貨の資金繰りは他国中銀に協力を依頼するだろう。他の対策としては今日から始まる米国の株式空売り規制などがある。また通常この時期行われるG-7がいつ開催されてもおかしくない。今は効率的な声明を出せるようにお膳立てをしているところだろう。

 少し相場のリズムが変わってきたのは欧州通貨。7月下旬からクロス円も円高一辺倒であった。欧州通貨や高金利通貨が下落し、またドル円もやや下落していたからだが、9月11日から欧州通貨(オセアニアはまだだが)がドル安に転じている。ユーロ、ポンド、ドルスイスなどの移動平均線がドル安型に反転している。全面ドル安と言えばそれまでだが、クロス円の下落に歯止めがかかろうとしている。私は以前から言っていたように年後半から来年初にクロス円の買いを増やす予定である。

 さて問題、批判はあれど米国やG-7の対策が次から次へと出されることは間違いない。今後はより一層ファンダメンタルズ相場となる。その第一陣の昨日の8月米国住宅着工や建設許可が悪化したことが米国株下げに拍車をかけた。今夜の新規失業保険申請者数、景気先行指数、フィラデルフィア連銀景況指数にも敏感に反応しよう。一方サブプライム問題やリーマン問題の影響は軽微と言う日本だが、それ以前に住宅市況がかなり落ち込んでいることは確かであり、街を歩いていると結構深刻な状況を聞く。内閣府景気判断は弱いまま、経産省の景況感も悪化している。悪化が予想される短観発表も近づいているが景気対策はとられないままである。

3.需給「増勢続く、個人の外貨投資=日銀資金循環統計より」

 6月末の資金循環統計が公表された。2007年12月と比べ個人の金融資産のうち株式投資残高は約9兆円減少しているが外貨投資はまた増加している。外貨預金は4.3兆円から4.9兆円へ、外貨証券投資(株、債券個別投資)は9.6兆円から13.4兆円へ、ただ外貨投信は37兆円から34兆円へ減少している。トータルで1.4兆円の増加である。またこの統計に含まれていないFXの預かり金は各社の口座数、証拠金の伸びからすれば増加していると考えられる。今年3月までは円高、3-6月は円安であったが個人は外貨投資残高を増加させている。
 
4、テクニカル「為替差損のない外貨投資?」

 これまでも日本で普通の商取引、買い物、旅行などで外貨を使えれば外貨投資の為替差損が気にならなくなり、海外の安い物価を享受できるとしていたが、時事通信の記事にその兆しを見つけた。ただ今のところ富裕層向けで高級商品のみだが、これだけ海外の小売業が日本に進出しているのだから外貨で受け取り可能な業者も出てくると思う。

JTBは17日、香港上海銀行と富裕層向けサービスで提携すると発表した。外貨預金を保有して日本に居住している同行の顧客に対し、JTBが09年4月から円以外の通貨で高級商品を購入できる会員制サービス「ドリームフィールド」を提供する。利用者は資金を円に替える必要がなく、為替変動を気にせず買い物を楽しめるのが強み。」高金利で為替リスクのない投資だ。円高になっても日本の物価が高ければこの方法は使える。

5.当局、円無常「NZの2QGDP発表は9月26日」

2QGDPは米国が強く、日本が一番弱いが主要国では最後にNZの2QGDPが9月26日の発表される。NZ中銀は既に9月11日にオフィシャルキャシュレートを0.5%引きサ下げたのも2QGDPが思わしくないことをフォワードルッキングしたものと見られている。予想は出始めているが1QGDPが-0.3%になったことに続き2Qも-0.2%となっている。中銀がかねてから予想した景気減速である。ただ前年同期比では+0.9%、連続四半期平均では+2.4%の成長となる。カレン財務相が年末に向けては減税の効果もあり景気回復へ向かうとしている。10月あたりから私は少しずつ買い増す予定である。

6.ID為替「手数料ゼロ、スプレッドゼロはやりすぎ」

FX=為替証拠金会社でも手数料ゼロ、スプレッドゼロを掲げるところがあるという。銀行では個人に対しドル円はスプレッド200ポイント、ランド円がスプレッド600ポイント(ランド円は13円なので往復手数料は46%と悪徳サラ金どころではない=2010年南アフリカでのワールドカップで一騒ぎするだろう)と比べれば大変な違いだ。

 ただ銀行法人の市場でもトッププレーヤーの商社は1銭は手数料を払っていると思う。また輸出入業者や生保を含めスプレッドゼロ=チョイスプライス=を要求する顧客はいない。手数料ゼロ、スプレッドゼロはいくらなんでもやりすぎである。正常な取引仲介業務は行えなくなり業務維持に必要な収益も上がらなくなってしまう。自己ポジションで儲けなければならないが、それも自分で自らとるポジションでなく顧客からの受動的なポジションで当初からすぐにアゲンスト(損金)になるのはかなり訓練されたスキルのある精神的にも強いディーラーが必要だが、そんなことが上手く出来るなら、業者になるより自分で勝負したほうが手っ取り早い。

 またここ最近は相場はよく荒れる。特に月曜早朝が荒れているが、その時に10ポイントから30ポイント程度のスプレッドになるのも仕方がない。何もないところでディーラーが自らの相場観で提示するのだから、もちろんそこで狭く、早く出すのがプロだがゼロにするのはまったく問題外の行為だろう。スタンドプレーとも言われかねないが、それで損をするのは馬鹿げている。

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、日本の総選挙、米ロ冷戦、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大   50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「クライストチャーチの大聖堂」

クライストチャーチを象徴する観光名所の英国国教会の教会の大聖堂。大聖堂内部は多くのステンドグラス、彫刻品などの装飾で飾られている。大聖堂の塔に登ることもできる。P1000061nz1.JPG

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