野村雅道のID為替 (レポート) 外為どっとコムFXブログ

雪のニュージーランドでドル買い

    9/8「雪のニュージーランドでドル買い」
2008年9月8日(月)―2008年9月10日(水)P1000066nz1.JPG

総括 「3月からのドル高継続の中で」
需給「秋はドルは下がり難い。例外は9月1週と11月後半」
テクニカル「インデックスでのドル高証明」
当局、円無常「当局のおかげ」
ID為替「あまり動かないのが為替」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「雪のニュージーランド」

 ドル円107-110、ユーロ円154-157
     
 FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)9月5日東京引け 前回 8月29日からの変化 円97.2強し、ドル91.7強し、ユーロ109.8弱し、9月5日ドルインデックス IN NYBOT78.87強し、CRB367.7弱し、CRUDEOIL106.23弱し、DOW11220弱し、日経平均ドルベース9月5日東京引け114.62弱し、IMM円投機筋 9月2日 円-5020(前週比+14950)ユーロ-38623(前週比-4845) 
 
1、予定 
(今週の予定)

8(月)日 景気ウオッチャー、
9(火)豪 小売売上、独 国際収支、米 中古住宅販売保留、
10(水)日 企業物価指数、国際収支 
11(木)NZ 中銀政策金利、日 機械受注、豪 雇用統計、ECB月例報告、米 失業保険、貿易収支、 
12(金)NZ 小売売上、日 2QGDP二次速報、米 PPI、小売売上、ミシガン大消費者信頼感指数

(来週の予定)

15(月)NZ 製造業売上、NY連銀製造業景気指数、鉱工業生産、設備稼働率
16 (火)日 消費者態度指数、RBA議事録、独&ユーロ圏ZEW景況感調査、ユーロ圏CPI、米 CPI、対米証券投資、NAHB住宅指数、FOMC
17 (水)日銀会合、ユーロ圏貿易収支、米 住宅着工、建設許可
18(木)日 第3次産業活動指数、米 失業保険、景気先行指数、フィラデルフィア連銀景況指数、
19(金)独 PPI、南ア2Q経常収支

2、総括 「3月からのドル高継続の中で」

 先週末に出たGSE公的資金注入報道が米国政府からの公表となったことを昨夜から世界中の新聞が伝えている。今朝はニュージーランド市場で世界中からドル円中心にドル買いが進んだ。まさに為替オリンピックだ。その他、日経新聞が日米欧ドル協調介入密約説に続き、中国もドル高に協力などの報道もあった。その他はNZ中銀総裁が今週の政策会合で利下げを示唆(織り込み済み)や北朝鮮の建国60周年で不穏な動きなどが朝のニュースだ。

 1週間休みを取らせて頂いた。旅先のニュージーランドで驚いた日本のニュースは福田首相の辞任とオリックスが2位に浮上していたことだ。どちらも政権を放り出したリーダーを受け継いだものであったが、前者は再び投げ出し、後者は復活を果たしていた。これだけ首相がコロコロ変わると官僚はやりやすくて仕方がないだろう。結果として大きな政府は維持され、財政赤字、無駄もなくならない。日本経済の長期低迷の一つの要因だろう。

 休暇前のリポートとあまり情勢は変わっていない。3月からサブプライム問題への前向きな対処が行われていてドル高続行だ。最初はドル円中心に、ここにきて円以外でもドルが急伸している。米国2QGDPは上方修正されたが、日本のそれは下方修正される予想だ。今週の焦点だ。

 また週末GSEへ公的資金投入の話が出たがこれは既に議会を通過した法案に基づくものであり3月から続く迅速なサブプライム問題対策の一環だ。

オセアニア両国に次いで欧州各国も景気減速を認めている。既にオセアニア両国は利下げ、減税を打ち出している。欧州も各国個別で対策を出し始めている。ただその効果が出るのは米国が昨秋から今春までかかったのと同様半年程度かかるだろう。

 政権があるのかないのか、日銀総裁がいるのかいないような日本は論外であろう。円が好んで買われているのではなく、他通貨のドル上げのスピードについていけないだけでクロス円が円高となっている。オセアニアや欧州の景気対策が出るまでの来年初まではクロス円の仕込みどころだろう。対策のない日本、円高には耐えれない日本経済なので一時的な円高に終わるだろう。円高には総合的なメリットはないのは前回述べたとおりだ。長期保有低レバレッジのスワップ狙いにとっては別にたいした動きではなかったが、それでも変動が気になる人は8月4日の本リポートに述べたヘッジの手法を参考にして頂きたい。

 変動狙いはこまめに見ていくことが儲けの対価であるから、それは神経をすり減らして、例えば週末のGSE2社救済のニュースなども追っていくことが重要だろう。また5日移動平均線の向きを見ているだけでもドル円の下げは8月半ばあるいは下旬から、ユーロドルの下げは7月下旬から示唆している。またトレンドラインを破るかどうかもチェックしていけばいいだろう。

 スワップは時間が対価、変動は執着することが対価である。

3.需給「秋はドルは下がり難い。例外は9月第1週と11月後半」

 8月で2001年以来の5ヶ月連続の月足陽線となった。それだけ珍しいことなので9月は陰線になってもいいかもしれない。ただ月足のデータでは9月から12月からは大きくドル円が下がる確率は低い。下落しているのはここ3年では今年と同じように9月第一週と外債利金の受け取り円転がある11月後半だ。

4、テクニカル「インデックスでのドル高証明」

 ドルがどれだけ順調に上昇しているかはもちろん個別の相場を追っていってもいいが、総合的指数である各通貨インデックスを見ると、NY BORAD OF TRADINGのドルインデックスでは3月の71から78へ上昇中である。

 また日経通貨インデックスでは円は3月の102から97へ、ドルは86から91へ、ユーロは112から109への動きとなっている。ドル全面高である。いくら米国景気の弱さやサブプライム問題の深刻さを語ってもドルは強かったのが事実であった。このあたりが為替の面白さである。

基本需給の変化もその一つの要因だ。日本の貿易黒字の減少やユーロ圏の貿易赤字化である。もう少し細かい動きをとるのはチャートを駆使することだろう。

5.当局、円無常「当局のおかげ」

 ドル高をしっかりと支えてきたのはやはり米国の5月のドル高宣言であり、6月の大阪G-8サミット財務相会議である。また6月に始めて開催された原油サミットで産油国との間でドル高と引き換えに原油増産を密約させた(報道のみ)ことであろう。結局は為替相場は当局の手のひらで動かされる。それは為替相場の有史以来ずっとそうである。当局の発言は即効性はなくともジワジワ効いてくる。以前の日経新聞で協調介入説などもその一つだ。

6.ID為替「あまり動かないのが為替」

 為替相場の動きはおとなしい。5項で指摘したように為替相場は、特に対ドル相場では極端な動きは当局が抑えるからだ。そう考えると金利差をとる取引は長い目で見ると収益が安定する取引となる。3年、5年と持つとその旨みがわかってくるだろう。それと比べると株式相場にの動きは激しい。短期間で半分になったり倍になったりする。さらに商品相場はもっと激しい。パラジウムは半年で半分以下にプラチナも40%程度下落している。それと比べれば為替相場は静かなものだ。以前FXを始めようとしていた商品先物会社の方も「為替ってつまらないですね」と語っていた。そのつまらない動きを丁寧にとっていくのがデイトレだろう。もちろんハイレバレッジでやる方はこの限りではない。

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、日本の総選挙、北京オリンピックボイコット、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大   50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「雪のニュージーランド」

 ニュージーランドへ向かう機上から見下ろすとニュージーランドアルプスに雪がかかっている。パリからミラノへ向かう機上から見たヨーロッパのアルプスを彷彿とさせる。早速、南島のクライストチャーチに着くなり半袖から4枚も着込んで列車で山へ向かった。スキー客も多かった。気温は摂氏2度から12度。ただ8月で冬も終わり、9月から花が咲き誇る春となる。

(写真=①機上より見たニュージーランドアルプス②③雪山へ向かう)P1000055nz2.JPG

 

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