FXブログ 野村雅道のID為替 (レポート)

一粒で二度おいしい

    8/25「一粒で二度おいしい」
2008年8月25日(月)―2008年8月27日(水)P1000002pai.JPG

総括 「一粒で二度おいしいグリコアーモンド」
需給「ドルは循環している」
テクニカル「続々仲値高値の法則」
当局、円無常「各国経済対策合戦」
ID為替「不動産不況はFSFの影響」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「月曜の中華街」

 ドル円108.50-111.50、ユーロ円161-164
     
 FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)8月22日東京引け 前回 8月20日からの変化 円93.6弱し、ドル89.5し、ユーロ111.2強し、8月22日ドルインデックス IN NYBOT76.744弱し、CRB394.80強し、CRUDEOIL114.79弱し、DOW11628強し、日経平均ドルベース8月22日東京引け116.38弱し、IMM円投機筋 8月119日 円-23138(前週比-9889)ユーロ-20364(-937) 
 
1、予定 

(今週の予定)

25(月)白川日銀総裁会見、 独IFO景況指数、米 中古住宅販売
26(火)NZ 貿易収支、日 企業向けサービス価格指数、独 2QGDP確報、GFK消費者信頼感指数、米 新築住宅販売、米 消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数、FOMC議事録
27(水)南アCPI、米 耐久財受注
28(木)独 雇用統計、ユーロ圏消費者信頼感指数、南アPPI、米 2QGDP改定値、失業保険
29(金)NZ 住宅建設許可、日 雇用統計、CPI、小売統計、鉱工業生産、ユーロ圏 CPI、雇用統計、南ア 貿易収支、米 個人所得支出、PCEデフレーター、シカゴ購買部協会指数

(来週の予定)

1(月)豪 2Q経常収支、独 製造業PMI
2(火)日 マネタリーベース、豪 小売売上、住宅建設許可、RBA政策金利、ユーロ圏PPI、米 ISM製造業、建設支出
3(水)豪 2QGDP、独 サービス業PMI、ユーロ圏 サービス業&製造業PMI、小売売上、カナダ中銀政策金利、米 製造業受注、ベージュブック
4(木)豪 貿易収支、独 製造業受注、英 政策金利、ECB政策金利、米 ADP雇用者数、失業保険、ISM非製造業指数、
5(金)独 鉱工業生産、米 雇用統計

2、総括 「一粒で二度おいしいグリコアーモンド」 (来週は休暇でお休み致します)

 「一粒で二度おいしい」のはアーモンドグリコであるが、今週の焦点も速報値で前期比年率+1.9%を出した米国2QGDPの二度目の数値(改定値)である。予想はさらに上方修正され+2.8%となっている(発表は8月28日)。取引手法は速報では2週間前からの織込み期間でのドル買いであったように、二度目も事前に高まってきた上方修正予想でドルはジリ高推移しよう。不確実な発表後より発表前の織込み期間が取引は容易だ。その他ドイツの2QGDP確報もある。エコノミストの予想も当たらないので発表後よりも発表前の方が順バリが効いて確実なことが多い。重要指標の利用方法の一つだ。発表後は早打ち競争あり、利食いあり、パニック売買があるので運動神経と勝負勘の争いとなる。人によっては合わないかもしれないのでゆったりとした事前取引も利用したい。

 円高になる確率が高かった8月も金曜日の終値が107円90銭以下にならない限り円安の月となる。8月18日の本リポートで指摘したようにそれは2001年9月から始まる5ヶ月連続陽線以来となり画期的だ。ゼロ金利でもなく、介入もやらず、巷では米国最悪景気といわれながらの円安は理解しにくいだろうが需給的には容易に説明がつく(事項へ)。 
 
3.需給「ドルは循環している」

 日本の貿易黒字は昨年と比べ半減している。一方ユーロ圏は減少どころか赤字となっている。米国はいつものように年間7000億ドルペース程度の赤字で走っている。ということは日欧の黒字はどこへ行ったのか。それは中東であり、中国であり、東南アジア、ロシア、ブラジル、インドである。そのうち中東や中国は半固定相場なのでドルが下落した印象はない。介入でドルを支え相場を維持している。これらの国は急に変動相場にしたりドルを売るつもりはない。外貨準備として蓄えたドルを米国金融機関への資金注入として利用している。ドルは暴落せず上手く米国へ還流している。韓国KDB(KOREAN DEVELOPMENT BANK)がリーマンブラザーズを買収する話まで出てきている。世界中のお金は入り混じって、さらにグロ-バル化、同一化が進展する。

4、テクニカル「続々仲値高値の法則」

8月18日でお伝えした仲値高値の法則が8月15日(金)、20日(水)に次いでさらに22日(金)まで出てきたのでちょっと驚いている。その法則が当たるのには驚かないが、これだけ頻繁に出てくるのに驚いている。さらに東京の日中で20、30銭儲かればいいと思っていたのが結局NYまで繋がりそれぞれの日は陽線とまでなっている。

 復習すると「シドニー市場(東京午前5時頃から)から仲値が決まる午前9時55分で仲値がその時間帯の最高値で決まると仲値決定後も1時間から数時間程度ドルが上がるということである。10銭、20銭、あるいは、もうちょっと利食えるかなといったところ。何をせこいとも言われそうだが、東京市場の値動きは1日平均40-50銭程度なので20銭でも確率の高い儲け方があれば利用する。銀行のディーラーはデイトレかそれに毛の生えた程度の期間しかポジションを持たず頻繁に売買する職務なので10本で1円抜くより、100本で10銭抜くことを考えている。東京市場の値動きが40、50銭なのでそういう行動様式になってしまう。」ということである。

5.当局、円無常「各国経済対策合戦」

 米国に始まった景気減速合戦は景気対策合戦へ移っている。米国は利下げ、減税、豪、NZも同様、欧州はドイツが年金給付の増額(インフレなので=日本はインフレでも年金給付額凍結方針)、スペインが6兆円の景気対策などだ。中国も4000億元の景気対策報道があったがまだ政府は言及していない。オリンピック後だろうか、ただ株価は低迷していても中国の景気指標は強い。

 日本は政府日銀が景気悪化という感想は言うが何もしない状況だ。景気対策8兆円の報道もあるが真水はどうかといったところ。貸出枠の増大で景気対策を水増しして実際にお金を出さない過去の行政の例は多い。ただ財政赤字なので後で増税に跳ね返ってくる苦しさはある。それも円の弱さの一つ、格付けの弱さとなっている。

6.ID為替「不動産不況はFSFの影響」

 日米欧の銀行ともに信用供与基準を厳しくしているようだ。G-7の指示による金融安定化フォーラム(FSF)の提言のリスク管理の強化によるものだろう。日本の金融庁は保有している証券化商品のリスクを正確に把握すること、格付け会社への過度の依存を戒める指導をしている。EUでは格付け会社に情報開示拡充する法規制を導入する。また欧米の銀行は4-6月に融資基準を厳しくしているという。日本も不動産会社の破綻も出始めているが、昨年の建築基準法の厳格化と今回の銀行融資のリスク管理強化=すなわちFSFの指導の影響だ。破綻となれば銀行の自己資本比率の低下に繋がる。米国金融機関が世界から資本の増強を求めているのもG-7、FSFの指導によるもの。当局のサブプライム問題解決のシナリオに沿った動きである。リーマンやGSEの動きも驚くべきものではない。

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、日本の総選挙、北京オリンピックボイコット、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大   50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「月曜の中華街」

 月曜の中華街は意外と賑わっている。日本人観光客で混み合う土日と異なり、月曜日は中国の団体客に出会うことが多い。月曜なら閑散で料金も安いこともあるだろう。日本ではもうガイドさんが旗を振って誘導するツアーは少なくなってきているが、中国からの日本ツアーはまさに日本の昔の社内旅行、町内旅行のような雰囲気がある。車中からそれを見ているのだが、彼らは行列で歩いている。ただ横断歩道ではきちんと止まってくれるのである。やはり中国は車優先なので横断歩道では信号が青でも右折、左折してブレーキをかけずの突進してくるからだ。逆に日本人が中国の横断歩道を渡るときは「車は突っ込んでくる」と思って注意して頂きたい。 

(写真=中華街の牌楼①市場通り門②朱雀門③西陽門)P1000010pai.JPGP1000014pai.JPG
 

2008年8月25日(月)06:23 コメント(0)
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