8/14「危機は買い場&貿易が為替の基調」
2008年8月14日(木)―2008年8月15日(金)
総括 「危機は買い場を与えてくれる」
需給「貿易① 2008年前半の貿易統計より」
テクニカル「貿易② 6月国際収支より」
当局、円無常「貿易③ここ10年の貿易黒字とドル円相場の関係」
ID為替「貿易④ 基本は貿易でさらに金利要因やノイズを加味したい」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「無謀」
ドル円108.50-111.50、ユーロ円162-165![]()
FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)8月13日東京引け 前回 8月8日からの変化 円93.1強し、ドル89.8強し、ユーロ111.2弱し、8月13日ドルインデックス IN NYBOT76.284強し、CRB393.16強し、CRUDEOIL116.40強し、DOW11532弱し、日経平均ドルベース8月13日東京引け119.75弱し、IMM円投機筋 8月5日 円-12081(前週比-5801)ユーロ-9447(+6771)
1、予定
(今週の予定)
11(月)
12(火)日 企業物価指数、消費者態度指数、米 貿易収支、
13(水)日 2QGDP、国際収支、米 小売売上
14(木)日 第3次産業活動指数、ユーロ圏&独 GDP、ユーロ圏 CPI、米 失業保険、CPI、南ア 政策金利
15(金)NZ 小売売上、米 NY 連銀製造業指数、対米証券投資、ミシガン大消費者信頼感指数
(来週の予定)
18(月)日銀政策決定会合、ユーロ圏 貿易収支、米 NAHB住宅市場指数
19(火)NZ2QPPI、日銀政策決定会合、独 PPI、ユーロ圏&独 ZEW景況感調査、ユーロ圏 建設支出、米 PPI、住宅着工、建設支出、
20(水)全産業活動指数、
21(木)日 貿易統計、米 失業保険、景気先行指数、フィラデルフィア連銀景況指数
22(金)
2、総括 「危機は買い場を与えてくれる」
今日で日米欧の2QGDが出揃う。米国は前期比年率+1.9%、日本は前期比-0.6%、独は予想が前期比-0.8%だ。
昨夏、米国のサブプライム問題で米国経済が失速したが、1年経って他国へも波及してきた。米国はインフレ懸念よりも成長促進の政策をとってきたが今春頃より金融政策を転換してきた。今、これまで引き締め気味の政策をとってきた欧州やオセアニア両国が先行きのインフレ低下を見込んで金融を緩和気味に転換しそうだ。米国発の景気減速が地球を回り始めた。
その対処方法は米国と同じで良いだろう。利下げ、減税であり、資本不足となった金融機関には内外からの資本増強を行えば良い。破綻さすべきものは破綻させれば良い。もちろん対策が効力を発揮するまで半年くらいかかるだろうが期限付きだ。米国で3月から起こったことと同じことを行えば良いと思う。少しずつドルを買っていったように、少しずつユーロやオセアニア通貨を買っていけばいよい。もちろん米国であったように報道はかなり深刻にそれらの国の景気減速や決算悪化を伝えるだろう。今後数ヶ月は景気は底をさまようはずだ。ただ私の趣味だが底は売るのでなく買うことにしている。国も会社も人間も底では頑張るものだ。また危機は危機が終わればどうなるかと考えて行動したい。危機の報道に踊らされて取引すれば(3月からではドル円の売りがそれに値する)自分が危機となってしまう。危機は言葉は悪いが利用したい、中東や中国のSWFのように。
3.需給「貿易① 2008年前半の貿易統計より」=表添付
今年前半の貿易統計(通関ベース)を調べてみた。1-6月で2.9兆円の黒字であり前年同期比42.5%の減少だ。1-3月が-22.7%で4-6月が-62.5%である。1-3月より4-6月に円安となっている一つの要因だ。 地域別では黒字国ではアジアが21.5%、西欧が4.7%の増加、中南米が12.6%の増加、米国は18.9%の減少だ。赤字国ではオセアニアが5.4%、中東が51.4%、アフリカが170.9%増であった。相手国の景気の良し悪しで日本からの黒字額が増減している。また赤字の増加は資源価格の高騰によるものだ。やはりこれが今年3月からの円安傾向を作ったのであろう。 貿易統計 輸出(10億円) 輸入 前年比 差し引き 1月 6408 7.70% 6498 9.20% -90 2月 6975 8.70% 6012 10.20% 963 0.20% 3月 7682 2.30% 6573 11.20% 1109 -30.80% 4月 6891 3.90% 6411 11.90% 475 -46.90% 5月 6809 3.70% 6443 4.40% 362 -7.60% 6月 7153 -1.80% 7031 16.40% 122 -90.20% 1-6月 41920 3.80% 38983 10.60% 2937 -42.50%
4、テクニカル「貿易② 6月国際収支より」=表添付
6月国際収支では貿易黒字は2521億円であった。同月の貿易統計では1220億円であった。国際収支は決済ベースであり、貿易統計は通関ベースなので数字が少し違ってくる。貿易サービス収支はゼロとなってしまった。サービス収支は輸送、旅行、保険などの収支だが慢性赤字である。貿易黒字が大幅減少したのでほぼ相殺しゼロとなった。これに所得収支を加えた経常収支も4929億円の黒字と67.4%の大幅減少となった。6月は8月と違って外国債券の利払いが少ないからである。ちなみに昨年8月の所得収支は1.48兆円の黒字で今年6月は5934億円の黒字で1兆円もの差がある。国際収支6月 億円 前年同月比 貿易収支 2521 -81.30% 貿易サービス 20 -99.80% 所得収支 5934 経常収支 4939 -67.40%
5当局、円無常「貿易③ここ10年の貿易黒字とドル円相場の関係」表添付
やはり年間貿易黒字が10兆円を割り込むとドル円相場も堅調になっているようだ。過去の貿易黒字 ドル円 10億円 2000年 10715 上げ 2001年 6563 上げ 2002年 9881 下げ 2003年 10186 下げ 2004年 11953 下げ 2005年 8707 上げ 2006年 7901 上げ 2007年 10795 下げ 2008年
6.ID為替「貿易④ 基本は貿易でさらに金利要因やノイズを加味したい」
基本的に長い目で見れば貿易黒字国は自国通貨高に赤字国は自国通貨安になりやすい。それは日本の戦前のドル円相場が戦前の貿易赤字時代は1円から4円への円安で戦後の貿易黒字時代は360円から100円の円高となっているからだ。ただ長期的なのでポジションも同じくらい長期に持たないといけない。さらに長期に持つと金利差の要因が出てくる。高金利通貨保有はスワップ益が、低金利通貨保有はスワップコストがかかってくる。ドル円を240円で売っていても20年、30年後に100円割れで買い戻して果たして儲かっているとは限らない。240円で買っているほうが儲かっているのを生み出すのが金利差だ。自分のお金でやれば関係ない(証拠金でなく現金ベース)という人もいようが、それもやはり高金利通貨を売ると高金利保有の期待利益を失うので同じことだ。
短期に持てば貿易収支要因や金利要因から逃れられるが、頻繁にアップダウンする相場についていく様々な手法を身につけなければならない(ファンダメンタルズ、ニュース、季節的需給、日々の需給、当局の動き、マネーマネージメント)。言葉は悪いがノイズで儲けるということだ。 変動には貿易、金利、ノイズの3要因も考えないといけない。
7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、日本の総選挙、北京オリンピックボイコット、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)
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内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)
8、横浜湘南便り「無謀」
いつも無謀なことをやっている。マラソンも10キロも走ったことはなかったがフルマラソンに挑戦しなんとか2回連続でタイムはともかく完走出来た。フラフラで走っているが完走するとまた次もやりたくなってしまう。ジムでほぼ毎日トレーニングをしているが水泳もバイクもやってるのでこの際トライアスロンでも挑戦しようかとまた無謀なことを考え始めている。どれくらいの距離かわからなかったので調べると「アイアンマントライアスロン」というのがあって水泳3.8キロ、自転車180キロ、マラソン42.195キロだそうだ。朝7時に出発しても日没までには到底戻って来られないので諦めたが、もう少し距離が短い「オリンピックディスタンス」というのがあって、これは水泳1.5キロ、自転車40キロ、マラソン10キロだそうだ。取り合えずこれを前提にジムで試してみようと思っている暇なオジさんである。
(写真①水泳②自転車③マラソンの練習台)![]()
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