野村雅道のID為替 (レポート) 外為どっとコムFXブログ

ポールソン150億ドル救済プラン=臨時ニュース

7/14「ポールソン150億ドル救済プラン=臨時ニュース」
2008年7月14日(月)—2008年7月16日(水)

週末に出たニュースをまとめてみた。

「米国財務省が150億ドルの資金注入を行う予定の記事があった」

先週金曜日はポールソン長官がGSE救済に公的資金注入など具体策を示さなかったが、NY午後には米上院銀行住宅都市委員会のドッド委員長は、米連邦準備理事会(FRB)と財務省が、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)について、連銀窓口貸出の利用を可能にするなど、あらゆる選択肢を検討していることを明らかにした。

 ただその後大手住宅ローン会社インディマック・バンコープが業務を停止し、米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれたとの報道があった。フレディマックが月曜日に30億ドルの資金調達を行うこともあり市場の混乱を事前に防ごうとししての150億ドル注入の話となったものと見られる。
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総括 「覚悟の出来ているパニックと出来ていないパニック」
需給「需給の変動」
テクニカル「リズムは昨年と似ているが」
特集「緑陰の書」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「世界のサカタ」

 ドル円104.50-107.50、ユーロ円168-171
     
 FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2005年=100)7月9日東京引け 前回 7月4日からの変化 円93.1同、ドル87.3弱し、ユーロ114.7強し、7月11日ドルインデックス IN NYBOT71.891弱し、CRB461.43強し、CRUDEOIL145.66強し、DOW11100.54日経平均ドルベース7月11日東京引け121.64IMM円投機筋 7月1日 円5325(前週比-10680)ユーロ24007(-3676) 
 
1、予定 

(今週の予定)

14(月)NZ小売売上、
15(火)NZ 2QCPI、日銀会合、独&ユーロ圏ZEW景況感調査、米 PPI、小売売上、NY連銀製造業景気指数、バーナンキ議長議会証言
16(水)第3次産業活動指数、ユーロ圏CPI、米 CPI、対米証券投資、鉱工業生産、設備稼働率、NAHB住宅市場指数、FOMC議事録
17(木)米 住宅着工、建設許可、失業保険、フィラデルフィア連銀景況指数、
18(金)日銀議事要旨、ユーロ圏貿易収支

(来週の予定)

21(月)豪 2QPPI、米 景気先行指数
22(火)日 全産業活動指数、米 リッチモンド連銀製造業指数、住宅価格指数
23(水)豪 2QCPI、米 ベージュブック地区連銀経済報告
24(木)RBNZ政策金利、日 6月貿易統計、独 IFO 景況指数、ユーロ圏経常収支、米 失業保険、中古住宅販売件数 
25(金)日 CPI、企業向けサービス価格指数、米 耐久財受注、新築住宅販売

2、総括 「覚悟の出来ているパニックと出来ていないパニック」

P1000036 P1000008 P1000018

 米国金融機関の決算、イラン・イスラエルの軍事問題が焦点となるがどちらも昨夏のサブプライム問題と比べれば先行きが見えている。

サブプライムの問題では資金注入、破たん処理、合併、さらにはリスク管理の強化などと解決策が提示されている。戦争不安の問題は結局はどちらかが手を出せば世界中から封じ込められるので解決は早い。戦争ネタは超短期で引き上げたい。

 ただテクニカルでは後述するようにややドル下げ、需給的には昨年と違いドル上げ要因がある。8月の中間決算前のリパトリや外債利金の円買いも控えているが少しは覚悟をしておいても昨年ほどのパニック的な円買いにはならないだろう。

 パニックで円買いをするのも論理的でないことは既に3月からの相場推移で証明されている。円を買ってもヘッジにはならないだろう。パニックなら素直に欧州通貨を買えばいいだろう。また3月17日からの日経通貨インデックスでは円が102.7から93.1へ下落、ドルは86.8から87.3へ上昇、ユーロは113.5から114.7へ上昇している。人々は冷静になれば円は買わない。

 他には日銀会合、米は物価指数と住宅着工、また9月に利下げ見通しが(今月は24日に政策決定会合)あるNZは小売売上、CPIの発表がある。 

3.需給「需給の変動」

 テクニカルでは次項に述べた通り昨年とリズムが似てきている。需給では貿易収支は原油高の影響で黒字は昨年のペースより半減している。資本面では個人の外貨投資は着実に伸びている。シカゴIMMの円投機ポジションは昨年は5月から7月半ばまで10万枚を超える円ショートポジションが積み上がっていたが、今年は5,6万枚の円ロングが最高であって最近は殆どポジションらしきものがない。相場が大きく動かない要因ともなっている。

4、テクニカル「リズムは昨年と似ているが」

ドル円は三角持合(6月30日と7月1日の安値を結んだ上昇トレンドと6月25日と7月7日の高値を結んだ下降トレンドで出来たもの)を下に抜けた。今後は下は一目均衡表の雲の上限と上は三角持合を形成していたラインの延長線との間で推移して行こう。

 4,5,6月は昨年同様月足陽線で終わったが、7月は今のところ始値116.19でありまだ微妙なところである。7月が陰線で終われば需給的に円買いが増える8月へ結びついていくだろう。昨年は7月半ばからドル円は一目均衡表の雲の中また雲の下へ突入している。その後雲の上に完全に出るのは4月半ばまで9ヶ月かかることとなった。

 去年と違うのは市場が既に米国景気悪化に身構えていること、G-7を含め世界の当局がドル安懸念を共有していることだ。

5&6特集「緑陰の書」

 外国為替は①原理構造的な面、②実務技術的な面、③収益を上げようとする面の3種の本があると思う。③については98年の外為法改正によって外国為替証拠金会社が設立されて以来無数に出版され書店にも積み上げられているので敢えて紹介の要はないと思う。
①②については学生に講義をする時に入門書として紹介しているものをここで取り上げたい。これ以上専門的な書も多数あるが入門書を読んでいると参考文献の項目など自然と進んでいけると思う。

 専門書や各国経済の書はやはり八重洲ブックセンターが質量的に揃えてあると思う。また神奈川で言えば県立図書館や市立中央図書館、神奈川歴史博物館(馬車道)に掘り出し物があるようだ。もちろん国会図書館や最近では一般公開もされている大学図書館も良いと思う。

「国際経済」 ゼミナール国際経済入門 伊藤元重 (日本経済新聞社)

「外国為替論」 ビジネスゼミナール外国為替入門 古海健一(日本経済新聞社)
    国際金融・外為市場 佐久間潮 (財経詳報社)

「需給及び国際収支」 貿易黒字赤字の経済学 小宮隆太郎(東洋経済新報社)
       入門国際収支 日本銀行 (東洋経済新報社)
       円ドルマルクの時代 寿崎雅夫(東洋経済)

「ユーロ」 こうなる欧州通貨統合 富士総合研究所 (富士総合研究所)

「中国」 人民切り上げと中国経済 大久保勲 (蒼蒼社)

「国際投資家」 国際機関投資家 保田桂司 (日本経済新聞社)
    ヘッジファンドの興亡 宮島秀直 (東洋経済)

「当局の考え」 1000日の譲歩 塩田潮 (新潮社)
    通貨烈々 船橋洋一(朝日文庫)
    ドルと世界経済危機 スティーブンマリス(東洋経済)

「歴史」 横浜正金銀行 土方晋 土方晋(著者)
    円の社会史 三上隆三 (中公新書)

「テクニカル」 本間宗久相場三昧伝 出井州忍 (投資レーダー)
    酒田五法は風林火山 日本証券新聞社(日本証券新聞社)
    先物市場のテクニカル分析 ジョンJマーフィー(きんざい)

「トピック」 サブプライム問題とは何か 春山昇華(宝島新書)
    サブプライム後に何が起きているのか 春山昇華(宝島新書)

精神的なものは人それぞれであると思うが私は大山康晴名人、野村克也監督、阿佐田哲也さん(色川武大)などの勝負に対する考えを参考

にしている。

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格下げ、米国物格下げ、米軍イラク撤退、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り、日本の総選挙、北京オリンピックボイコット、夢=ドルのユーロ加盟(円おいてきぼり)
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 内需拡大−規制緩和−市場開放−小政府−財政均衡−自己責任−公明正大   50—超円高−100—円高−150−普通円−200—円安−250−円安− 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8、横浜湘南便り「世界のサカタ」

 昨年はローソク足のルーツ山形県酒田市の本間宗久のお墓に参ろうと旅に出たがお墓は実は上野の隋徳寺にあった。その酒田を思い出させたのはオーストラリアのヘッジファンドの方と話した時であった。オーストラリアのテレビでは「♪サーカタ、サーカタ♪」と日本の薄焼きせんべいのコマーシャルが流れている。どこのスーパーでも置いてあり大人気で商品名は「サトー」というそうだ。

 「サーカタ」というのは元々の製造会社が庄内米の酒田市にあり、商品名が「サトー」というのは経営者の名前だそうだ。海外ではオーストラリア米を使っている。酒田市を旅した時はまったく気づかなかった。「世界のサカタ」といえば拙宅のすぐ近くに本社がある「サカタのタネ」か吉本の鈴木宗男さんこと坂田利夫さんかと思っていたので驚きであった。ただこのサカタせんべいの豪現地法人は米ペプシコが買収したようだ。サカタさん、いやサトーさんはオーストラリアドリームを達成した日本人の一人だそうだ。(写真=①酒田の本間家庭園②米倉=山居倉庫③おしんが奉公した廻船問屋加賀屋)
 

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コメント1件

いつもお世話になっています年金生活者キクヤンです。

>4,5,6月は昨年同様月足陽線で終わったが、7月は今のところ始値116.19でありまだ微妙なところである

となっていますが、106.19じゃないのかなと思いましたがどうなのでしょうか。

投稿者:キクヤン|2008年7月14日  05:23

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