
11月23日(金)「短期的弱さの米国、長期的弱さの日本」本日は南十字星(NZ)リポートアップ致します。TGIF
ほぼどの対ドル、対円の通貨ペアも昨日22日のオープニングレベルと変わらず戻ってきた。ただ円絡みは上ヒゲを残し戻り売りの強さを示した。昨日はドル円は久々の108円台で輸出の売りも躊躇して出ず109円へ戻したが、昨日も、今日もNY、東京が休みなので輸入決済(輸入は当日物、輸出は先物予約が多い)が行われないのでドル買いも乏しかったからだろう。月曜の朝はこの2日分のドル需要が仲値決済に加わる。
米国の弱さの報道、予想もありふれたものになったが、ABNは4Qと来年の米国GDP予想を-0.2%とした。他社も減速見通しだが+1%台なので異質な予想だ。
世界の原動力で頼みの中国株は温家宝首相自らが成長抑制をかかげているので冴えない。トリシェECB総裁、週末中国を訪問するサルコジ仏大統領は人民元の上昇を求めるがドル安地合では半ばドルに固定されている人民元なのでユーロ高人民元安のトレンドは覆らない。いくら人民元が少しずつ切り上げてもユーロの上昇スピードには追いつかないからだ。
日本国内は防衛省問題、新テロ法案などで政治が混迷、額賀財務大臣などは為替や株については事務方にまかっせきりといったところだろう。総選挙になるとさらに担当大臣不在のような状況となる。株価低迷、大借金など日本だって甘くみてはいけない。どこかでボロを出すだろう。またいまNHKでリポートしていたが、既に中国市場に株式時価総額を抜かれ、また為替市場の取引高もあの小さな島のシンガポールに抜かれている。東京市場の存在価値は低下しているというテーマであった。なかなか市場が喜ぶ政策がとられないからだろう。
明日はオーストラリア総選挙。与党苦戦だがそれはAUDNZ相場が1.2から1.15台へ下落することで織り込まれてきた。ただ労働党が過半数を獲得するにはさらに16議席を増やす必要があるので簡単ではない。与野党経済政策には大きな相違がなく、また堅調な経済に変調をきたすものではないが、月曜日の朝だけは豪ドル相場も一波乱あるだろう。TGIF。
(写真=夕暮れの山手本通りの教会)