野村雅道のID為替研究所 (Day) 外為どっとコムFXブログ

2008年9月アーカイブ

アンフェアーとみなされた金融安定化法案

     9月30日(火)「まだアンフェアーとみなされた金融安定化法案」本日は南十字星(豪ドル)アップ致しますP1000052yai.JPG

金融安定化法案は下院で賛成205-反対228で否決された。民主党は賛成140-反対95、共和党は賛成65-反対133となった。大統領の属する共和党で反対が多く、民主党は賛成が多かったが反対の95も予想以上であった。日本で政府法案で自民党が反対し民主党が賛成したような意外感、しかも事前に政府議会関係者で合意が出来ていたのに否決ということで意外感が強く、NYダウは777ドルの大幅下げとなった。米国のフェアーの精神、個人主義をみせつけられた。

 昨日も取り上げたが米国の「フェアー、アンフェアー」という精神が、法案を納税者保護よりに修正してもまだ議員とその背後の有権者には物足りなかったということだろう。法案がまだ社会主義的で税金を使うことの説明責任が足らず、経営者報酬の制限も不十分とされた。金融街だけの物の考え方は広大なその他の米国には今のところ受け入れられなかった。マケイン、オバマ両大統領候補の非難合戦も始まったようだ。ある議員は「今回は自然災害ではないので税金は投入できない」と発言していたのが印象的であった。

 反対した議員達が株価下落を見てどう考えるか、当局が一時的にせよ株価対策でサプライズ策をとるか。ただ議会再開は10月2日(木)の短観後、米国雇用統計前となる日本にとっては今日は中間決算で株安円高で厳しいものとなった。ドル暴落なら協調介入も考えられるが昨日は株は世界的に下落しているがドルは下落したのは主要通貨で対円と対スイスであり、他の通貨に対しては上昇、インデックスベースでも上昇しているので介入は難しい。それは昨年1ドル124円でクロス円も上昇してドル売り介入が難しかった状況の逆である。ドル高円高、ドル安円安というのが2000年以降の流れだ。

 今日は期末なので日本を含め指標が多い。NZ8月住宅建設許可は予想の-2.5%より悪い-7.9%となった。豪は小売、住宅建設許可、日本や独は雇用統計、ユーロ圏CPI、米国はシカゴPMI、消費者信頼感指数など

(写真=ニュージランドのクライストチャーチ市を思い出させる横浜山手の教会、どちらも母国英国への郷愁の思いもあって建てられたのだろう①山手聖公会=英語会衆のクライストチャーチも使用②代官坂上のジーザスクライストチャーチ山手カトリック教会P1000046ya1.JPG
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パーティーは終わった

9月29日(月)「パーティーは終わった」本日は喜望峰リポートアップ致します

(本原稿の掲載欄をブログとリポートで間違いましたのでここに改めて記載致します)

 先ほど東京の午前7時前に終わった米国民主共和両党の「金融安定化法案大筋合意」でペロシ議長は「パーティ-は終わった」と発言した。

投資銀行のCEOの報酬制度など高い報酬を彼らが得ることはない。またこの法案はウオール街を助ける為ではなく、庶民の生活、住宅、年金仕事を守るためのものだ。

 大筋合意が出来たがまだ共和党の議決、公聴会を待たなければならない。また市民にもインターネットで法案を公開し意見を問う。早ければ水曜に可決できる可能性がある。

 一つの法案をめぐる会見で与党野党が時には笑みを浮かべながら共同記者会見を行うことは日本ではありえない。「パーティーは終わった」に示されるのは米国の「フェアー」という精神だろう。米国人はアンフェアーと言われるのを嫌う。

 以上、共同記者会見の印象、65歳のペロシ議長は何故に若々しく美しいのだろうか?また先週末からの両党のこの法案をめぐる議論は中味がもれないように一切の情報機器を持ち込まずに行われたということだ。


(写真=①伊勢佐木町の松坂屋閉店②「ゆず」はここで誕生=栄光の架け橋③第二、第三のゆずを目指して、桜木町駅前で)P1000107na1.JPGP1000106na1.JPG
 

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ベン&ヘンリーご苦労様

     9月26日(金)「ベン&ヘンリーご苦労様」本日は南十字星(NZドル)アップ致します TGIF
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 ベン(バーナンキ)&ヘンリー(ポールソン)ご苦労様。仕事を投げ出すことなくご苦労様。法案通過が遅れるなら今まで資金を拠出していた中東、中国、シンガポールそして最後には日本の三菱UFJ、野村が資金投入となっていただけに米国メンツまるつぶれといういう記事を今朝書こうとしていたが、先走りしがちな私よりやはり米国人はやることが早い。日本の失われた10年をほぼ1年でやってしまった。もちろん急速にやったことでの痛みは出てくる。米国の雇用はさらに悪化するだろうが、ファンダメンタルズの悪化は世界どこでも同じなので影響はそれほど大きくない。また既に世界は協調して為替相場の安定をはかることを表明している。最近の資金協調供給と同じように為替相場は介入や金利操作を含め当局の手のひらで動かされ大きなサプライズはないだろう。

 今朝はまもなくNZ2QGDPの発表、既にNZ政府は1Qに続き2Q、3Qもマイナス成長を示唆している。利下げと減税で回復に向かうのは4Qからとしている。市場がどこまで織り込んでいるかだが、小さな市場なのでいつものように乱高下に備えたい。

 日本の8月貿易統計の赤字は1月以外では26年ぶりということだ。原因は原油・鉄鉱石などの資源価格の高騰と世界的な景気減速による輸出の減少だ。赤字は前年同月比で中東は軒並み50%増、アフリカは100%増で対南アは30%増、豪は鉄鉱石の大幅値上げで88%増、その他マレーシア、インドネシアの赤字も大幅増となった。黒字は景気減速の米国が48%減となった

 資源価格が高止まりすれば赤字月も増加してくるだろう。為替相場の基本原則は貿易収支。貿易黒字国は通貨高、赤字国は通貨安だ。巨額貿易赤字の米国は戦後ドル安だし、日本も貿易赤字だった戦前は円安、黒字の戦後は円高だ。もちろん小局面では上がったり下がったりする。最近のドル円相場でセンチメントや新聞ではドル安で高まっているにもかかわらず意外とドルが下がらないのは日本の貿易黒字の減少に他ならない。投機筋だけでは相場は動かない。

 今年の私のテーマはねずみ年なので「中中中」とした(2007年12月27日のID為替リポート参照願度)、中国中東のドル資金還流がなくては金融経済が動かない。G-7にはこの2地域を入れなければならない。またどこの国の問題も一瞬に世界に波及する。中銀間の協力が一層重要となる。中中中=中国、中東、中銀に今後も注目したい。経済のグローバル化、フラット化はさらに進行している。ある意味それを阻害するのが為替相場なので、世界当局はより一層の安定を計るだろう。ユーロのような統一通貨も他地域でも誕生する日も近い。

(写真=続、ハマの秋①ハローウィン②国慶節=10月1日、台湾の双十節は10月10日で中華街は10月初旬賑わう③食欲の秋) P1000017y1.JPG
 

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チャーミング

     9月25日(木)「チャーミング」P1000028y1.JPG

 まもなく8月貿易統計が発表される。8月上中旬では6581億円の赤字(前年同期は3370億円の黒字)であった。8月全体の予想は2900億円の赤字。昨年1-7月は5.8兆円の黒字であったが、今年1-7月では3.0兆円の黒字と2.8兆円減少(48.3%減)となっている。ヘッジファンドから個人まで投機でカラでドルを売っても貿易黒字の減少で実需のドル売りが減り、カラ売り筋においては自分で買い戻さなければいけなくなっているのがセンチメントほどドルが弱くならない原因だろう。

 今日のドル円のチャートでは9月16日の安値103.52と18日の安値103.98を結んだ上昇ラインのサポートが105前半にある、上は昨日数回トライして抜けなかった106.30。一目の雲の下限の107.10などがある。ゴトビの仲値のドル需要と月末期末の輸出企業の円転との戦い。

 いくつか質問を頂いておりますが、なかなか中味の濃い質問が多く答える時間がとれなくて申し訳ありません。豪ドル、NZドル、中国、南アランドやスワップ狙いについてはそれぞれ「南十字星」「チーファンラマ」「喜望峰」リポートに詳しく述べていますのでご覧ください。また中国がオリンピック後とり始めた景気対策についても昨日のチーファンラマに詳細を書きましたので併せご覧ください。

 今日は他に野田日銀委員や財務次官の会見、トヨタのドル債、豪ドル債、北欧金融各公社の豪ドルやランド債の起債がある。夜は米国の失業保険、耐耐久財受注、新築住宅販売など。北朝鮮の核の動きも気になるところ。

(写真=山下公園と中華街が平日なのにいつになく賑わっていると思ったら秋の元町チャーミングセールからの流れであった。チャーミングな女性が集い、買い、食べる港の秋、男性はせっせと働き女性が使う)P1000020y1.JPG
 

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あっさり、こってり&センチメントと需給

     9月24日(水)「あっさり、こってり」「センチメントと需給」本日は外為TVマーケットビューとチーファンラマアップ致しますP1000028n5.JPG

 いろいろ米国を始め各国盛りだくさんの材料が出てくるので書き切れないし話始めたら何時間もかかってしまう。ただ我々はゴルフで言えばギャラリーではなくゴルファーでプレイしなければならないので、さっさと見切りをつけてディールしなければならない。取引への着手はあっさりとポジションの切り替えもあっさりがデイトレの基本。時間をかけて熟考してデイトレ用のポジションを作るとポジションを取った後はなかなか考えを変えられず流れについていけない。デイトレは「こってり」でなく「あっさり」がいいだろう。高金利投資は「どろどろのこってり」がいいだろう。

 ーーでは盛りだくさんの材料ーー

「予定」休み明けドル需要、日本は短観前哨戦の法人企業予測調査、麻生総理誕生、2007年1月に利上げ反対した中川昭一氏が財務大臣に、独はIFO景況指数、バーナンキ議長議会証言アゲン

「ニュース」バークシャーハザウェイがゴールドマンサックスの優先株に出資、IMFがCPIが低下しなければ豪金利引き上げ示唆、
      
「NZ、南ア」NZは金曜日のマイナス成長予想のGDP発表あり、南アはムベキ大統領辞任でも次期大統領候補のズマ氏が今は民間人(議員ではない)なので大統領になれないためにやや混乱。ランド下落はそれよりも小売売上悪化が効いている。

「センチメントと需給」

 サブプライム問題の破綻やその処理で巨額金額が出るのでドルのセンチメントは弱いが今年はドルはそんなに弱くない。米国へのリパトリや海外からの出資救済資金が米国へ向かうからだろう。三菱UFJや野村HDのリーマンやモルガンスタンレーへの出資金はどのように調達され米ドルとなって向かうのだろう。

「7500億ドル住宅問題救済法案」

 民主党院内総務までが法案通過を取り繕っているので大丈夫だろうがやはり昨夜の米国議員の質問には「フェアーでない(救済する機関としない機関、税金の無駄、金融機関のトップが高給のまま)」といかにも米国人らしい質問が相次いだ。今週法案が万が一通過せずともいつものように翌日修正されて解決される可能性もあり。すなわち乱下高の可能性もあり。

「サルコジ」国連でサルコジ大統領までが「金融問題の解決に世界が協力」と演説しただけに、まだまだ世界の協調対策も出るだろう。

(写真=①②オークランド大学の校章、ロゴ?は、夜行性のキウィーのように夜も勉強せよということ、昼間も寝てはいけない③大学構内にUBS銀行があると思ったら本屋さんであった、UNV. BOOK SHOPでUBS) P1000029n5.JPG
 

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白熱する今夜からの議会証言

     9月23日(火)「白熱する今夜からの議会証言」本日は南十字星(豪ドル)アップ致します
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今夜(NY午前9時半)のバーナンキ議長の議会証言が繰り上げられたように米当局の市場の不安を早急に取り除きたい気もちが伺える。さらに今週はポールソン長官も議会証言を行い議員に税金投入を含む救済プランを納得させられるかどうかがポイントである。日本と違って米国は議員一人一人が自分の意見を持っているのでブッシュ大統領の属する共和党からも救済プランに反対するものが出ている(ギングリッチ元下院議長など)。議会証言はブルームバーグやCNBCで生中継があると思う。白熱した答弁が繰り広げられる。

一方 世界的には金融機関同士での救済も展開している。三菱UFJがモルガンスタンレーに、野村HDがリーマンアジアに資金投入する。もちろん既にアジア、中東のSWFの米金融機関への出資も行われている。株主がグローバル化すれば経営がより透明になっていくだろう。

 また秋のG-7がそろそろ開催されるかと思っていたが緊急電話ミーティングとなり、「市場安定のためのあるゆる措置をとる」という声明があった。ドル下げへの深追いも禁物であろう。ただ当局のことなのでデイトレーダーのように数円下落したからといってすぐ介入してくるのではないので気をつけたい。

 米国救済プランにしろ、世界のSWFや民間の資金投入にしろ損失の具体的な金額が把握出来てきたので実施出来ている。問題解決は進んでいる。今後は素直に経済ファンダメンタルに反応したい。今日はリッチモンド連銀製造業指数や住宅価格指数がある。

(写真=久々に、と言っても4日ぶりだが、山から戻るとやはり海を見たくなって夕刻の新港埠頭へ)P1000003km.JPG

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竹中発言時代を思い出す=いまETFを買えば絶対儲かる

     9月22日(月)「竹中発言時代を思い出す=いまETFを買えば絶対儲かる本日は喜望峰リポートアップ致します。P1000031ka2.JPG

 米国及びG-7の一連の金融機関救済策や市場安定化策だが小泉内閣での竹中平蔵元経財大臣が「いまETFを買えば絶対儲かる」と言っていた当時の状況と似ている気がする。竹中大臣の発言は物議を醸し確か注意を受けたが株価は7000円台から1万8千円と上昇した。当時 日銀の方と話していたが、これだけ資金供給し銀行に余剰資金が溜まり貸し出しや投資に回り、日銀が株を買い、政府が住宅株式会社整理回収機構(RCC)を設立し金融機能の再生及び健全化を行えば株価は上昇すると自信を持って答えてくれたのを思い出した。為替においては介入では世界の批判があるので生保などが外貨債権(含む債券)やドルを投売りする時はそれを買い取るとかの話も出ていた(介入と同じだが相対でやるということ)。

 米国の金利は史上最低レベル、米政府は市場では株は買わないが個別に買ったり空売り規制を行う。日本のRCCではないがRTC(整理信託公社)を設立した。日本の不良債権処理の最終段階と似ている気がする。今 米国の様々な対策が「こんなものでは不十分」と批判を浴びているのも当時の日本と似ている。

 日本はただ改革が「もう辞めた首相」が連続して出て頓挫したことで景気回復が起動に乗らなかった。かつてのNZの改革は国民が痛みをこらえ政権が変わっても引き続き改革が行われ景気が回復した(ロージャーノミックス)。

 ID為替リポートでも書きましたが講談社より10月20日「ID為替=短期変動版」=野村式ID為替FX短期トレード投資法を発刊致します。内容は以下の通りです。

①華麗なるFX短期トレ-ディングライフ
②野村式ID為替超投資法
③テクニカル分析で正気を掴め
④マーケットを動かす人々の正体
⑤堂々と儲けて胸を張って収める

などです。
(写真=まだ軽井沢にいます。山荘で松茸を食らいつつ、まったり過ごす)P1000022ka.JPG
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10円動いた!一年を一日で暮らす

     9月19日(金)「10円動いた!一年を一日で暮らす」本日は南十字星(NZドル)アップ致します。TGIF。P1000011ic.JPG

10円動いた。

 驚くべきは金融機関の破綻ではなく当局の対応の素早さだ。何か大きく破綻が報道されるとすぐさま対応策が出てきている。これは3月からだ。格言でいうと「倒れることは恥ずかしいことではない。恥ずかしいのは立ち上がろうとしないことだ」だが、昨夏から3月までは倒れたこと、それ以降は立ち上がろうとして米国当局のみならずG-7や中東、中国、中銀のSWF(除くグルジア問題のロシア)が一致協力している。まさに「七転び八起き」だ(七転八倒というのもあるが)。

 NY引けにさらにRTC構想が持ち上がりNY株が急騰した。昨日のこの大きな流れに何かヒントがあったかというとID為替リポートで述べたように「クロス円が上昇しそうな気配」があった。ユーロドルやユーロ円の絵を見ていただくと下ヒゲの繰り返しと短い陽線が続きそれも一目瞭然であった。このあたりがローソク足の不思議さで、江戸時代の本間様の眼力に驚かされる。

 昨日ドル円の値幅は現在午前6時で安値103.98から高値105.77の1円79銭であったが60分足だけで追って見ても行ったり来たりでのべ10円以上の値動きをしている。10円といえばドル円の一年分の動きだ。持論だが「為替は株や商品に比べれば値幅は乏しいが、同じところを行ったり来たりする」、従って「変動狙いは出来るだけ期間を短く頻繁に売買して上げ下げについていく、一方金利差狙いは半永久的に保有し、虎の子の金利を生み出す元本はけっして取り崩さない」となる。中途半端な期間で凝り固まった相場観では収益性は低いと思うと偉そうに言ってみたりする。

 江戸っ子は宵越しの金を持たないというが、為替ディーラーは宵越しのポジションを持たなくても、よりよく相場が見えてより大きく動くデイトレで完全燃焼するほうが数ヶ月のポジションを保有するよりはるかに収益性が高いというのが銀行で20年デイトレをしてきた経験論だ。ただ江戸っ子相場はNYにあって現実の江戸(東京)の相場はいつも女々しい動きだ。

 さて他に気になったことは豪ドルNZドルが1.18台に急落。NZは来週マイナス成長が予測される2QGDP発表という正念場があるが対豪ドルでは頗る強い。南アは次期大統領候補のズマ氏の汚職疑惑裁判はそれ自体が却下されてズマ氏は難を逃れたが、その裁判を画策したとも言われるムベキ大統領に批判が集まり週末のANC(アフリカ民族会議)では大統領辞任要求も出てきたというまさにどんでん返し。面白い国なのでやはり南アに行かねばならないが、ヨハネスブルグのダウンタウンはサファリパークより危険だと言う。TGIF。

(写真=久々に桜木町の博多ラーメン一蘭へ。一度行くと翌日も行きたくなる。ただあの養鶏場のような座席と店員の顔が見えないのが気になるが味に集中しろということか。博多っ子に言わせれば一般的に東京のラーメンは高いようだ。博多では最近値上げして350円らしい。東京はラーメンに限らず 値段を高くするのが趣味のような街だが。腹ごなしに大桟橋へぶらり、ここにも横浜トリエンナーレの会場があった)P1000018ic.JPG
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JTB-HSBCの動きが広まって欲しい

     9月18日(木)「JTB-HSBCの動きが広まって欲しい」
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S&Pによれば米国のAAA格付けに対する圧力が増大しているという。S&Pはかなり先走りする格付け会社で、慎重なムーディーズなどの意見を待たなければいけないが、そうなると最大の米国債保有国(いや中国に抜かれているかもしれないが)である日本の対応が気がかりとなる。日本、中国、アジア各国の膨大な外貨準備、英国、中東も巨額の米債を保有している。大きすぎるので売れない悩みはある。一旦どこかの中銀が売っているという噂がたつと大変な事態となる。昔、故橋本首相が「米国債を売りたい衝動にかられる」と発言して米国債が急落したことがある。米国債を持つ人々は運命共同体となっている。

 本日は日本は7月第三次産業活動指数(結果+1.2%、予想+0.5%) 、白川日銀総裁が証券大会であいさつ、財務次官会見など、米国は失業保険、景気先行指数、フイラデルフィア連銀業況指数など。起債はトヨタのNZ債がある。

 リーマンブラザーズの買収を拒否したバークレーだが収益性の高い投資銀行部門は買収するという。少しずつではあるが何とかなるものだ。やはり手に職を持っているものは生き残れる

 私は常々、日本で稼いで、外貨投資をして高利回りを得て外貨でそのまま使えれば為替差損もなくなり日本の高い物価から逃れられると思っていたがID為替リポートで書いたようにJTBとHSBCで少しその思いを遂げてくれた。NZに最近旅行したのは若干永住したい気持ちもあったが永住権を日本人が得るのはかなり難しくなっているようだ。現実的にはこのJTB-HSBCのようなサービスが広がっていけばいいと思う。

 拙宅のご近所のIKEAはスウェーデンの家具屋さんだが、その仕入れは世界中で一番安く入札してくれた国から行うという。多くは中国になるそうだが。我々も高金利で増やした外貨を日常品までグローバルに見て安い国から調達して、そのまま外貨で使いたいものだ。そうすればエビちゃんではないがFXも「鬼に金棒」となる。ただ全員がそれをやると日本の金融政策や景気に大きく影響するだろう。変動狙いはこの限りではない。

 写真のオーストラリアで人気のあるサカタのせんべいを豪ドルで買ってもいいのではないか。

(写真=サカタの薄焼きせんべい。オーストラリアのヘッジファドのジョーさんに聞いたサカタのせんべいがオークランドでも売っていたので味見する。山形県酒田市の豪州現地法人サカタ・ライス・スナックス・オーストラリアが販売。テレビでのコマーシャルもあり人気商品であったが既に米ペプシコ・インターナショナル傘下のミスズ・スナックフード・カンパニーが買収している。外資も認めた食品①②サカタのせんべいを③オークランドの目抜き通りクイーンストリートで見つける)P1000025nz5.JPG

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激しいが迅速な米国の対応、日本は?

       9月17日(水)「激しいが迅速な米国の対応、日本は?」本日はTV外為マーケットビュー、チーファンラマアップ致しますP1000001tr.JPG

 AIGへの公的資金投入観測モルガンスタンレーやゴールドマンサックスの予想より良き決算FOMCでの強いインフレ懸念と2.0%に据え置きでドルは安値から戻した。買収を拒否したバークレーもリーマンの一部投資銀行部門を買収を検討。日経テレコンでは協調介入の観測記事も昨夜出ていたがドルインデックスは3月のベアスターンズ救済時は70であり現在は79と頗る強い。最近の日経は何故か介入観測記事が多いが世界の同意を得ることが出来るかどうか。あるいは当局の示唆があるのだろうか?

 株と違って為替は殆ど同じレベルを、特にドル円は、激しく行ったり来たりする。変動狙いは頻繁に引き摺ることなく、こだわらず売買したいが必要なのは精神力。一方金利差狙いは時間力が必要。変動は出来るだけ短く頻繁に、金利差狙い(スワップ狙い)は出来るだけ長く保有するのが私が30年近く続けてきた方針である。中途半端は収益性が低い。

 さてAIGの報道を気にしつつ今日は日銀会合、RBA(豪中銀)総裁講演、米国住宅着工などがある。月曜日に出遅れたドル売りが出るかどうか。昨日の米国8月CPIは前年比+5.4%、コア+2.5%とこれでは中銀マンとしては余程の緊張感がないとFFレートを2.0%以下には下げにくい。労働市場の弱さとのジレンマにある。

 日本の失われた10年では銀行では北拓、長銀、日債銀、証券で山一、三洋、生保で東邦、日産、千代田などが破綻、さらに銀行の合併、外資による買収などが行われた。今回は経済規模が大きくなっているだけに金額的には未曾有の危機と言われているが、問題は単純で住宅ローンとハイレバレッジである。80年代の中南米債務危機、98年からのアジア、ロシア、アルゼンチン危機ほどの複雑さはない。また報道は一瞬にして世界を駆け巡る時代なので一斉に激しく売買されるのは昔と違う。ただ去年はサブプラ問題発覚の年で今年は迅速な処理の年ということだ。

 今回は日本だけが自国通貨高(=円高)が進んでいる。他国は自国通貨安となりさらに利下げ、減税で景気回復を狙っている。街を歩くと不動産市況の悪化の話をよく聞くようになった。10月は短観で始まるが、景気低迷が長引くのは対策をとらない日本であると思う。

(写真=3年ぶりの横浜トリエンナーレが始まっている。現代美術はわかりにくい。自分でも創作出来そうな誤解をしてしまう。前回は弊社前の山下埠頭で開催されたが、今回は赤レンガ倉庫、新港埠頭、みなとみらい、運河、三渓園など5ヶ所に分かれている。同時に黄金町バザールなども開催されている。 )P1000005tr.JPGP1000011tr.JPG
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