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お風呂

<5月17日放送分>

道路の幅は人情の幅でもある。道路の幅が拡がってしまうと心の距離もひらいていってしまう。そんな気持ちになるのが下町である。玄関をあけた途端に飛び交う挨拶。「おはよう」「今日も良い天気だね」。
「おはよう」という言葉は一歩外に出たら、学校や会社に着くまで、あまり口にしないものである。しかし、家を出てからバス停に行くまでに何回「おはよう」という言葉を発するのだろうか。それだけ、下町自体が家族のようなものだという証拠である。その狭い道幅の中には生活そのものがいっぱい詰まっているのだ。

近所から聞こえてくる包丁の音、どこからともなく漂ってくるおかずの匂い、そして台所から立ち上る湯気。生活を五感で感じることのできる街が下町である。

そして、夕飯の前後に聞こえてくる下駄の音。手には手拭いを被せた桶。その桶からは歩くリズムに合わせて石鹸箱がカタカタ鳴った。かぐや姫の「神田川」の世界そのものである。

そんなノスタルジアにさせてくれるのが、コーヒー牛乳である。昔、銭湯でよく飲んだあのコーヒー牛乳である。コーヒー牛乳を飲むと瓶の向こうにそうした下町の世界が見えてくる。コーヒー牛乳には、銭湯、下町そして人情を思い出させる不思議な力がある。


さて、今週のテーマは「お風呂」です。今週は外為総研の植野さんも加わって3人でお風呂についてのぼせるくらいの楽しい会話をしました。

銭湯と言えば、定番中の定番、コーヒー牛乳。これは世代を越えて3人に共通した認識でした。ただ、残念だったのは、まりなちゃんが「五右衛門風呂」を知らなかったこと。
家庭のお風呂にシャワーが付いているのを当たり前と思っているまりなちゃん世代に「五右衛門風呂を知っているか?」と訊く方が間違っているのかもしれません。
2010年6月 2日(水)13:46

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