給食
「今日は…と」彼は起き上がると同時に壁に貼っておいたメモに目をやった。いつの間にやら、寝る前にチェックしたメモを、目を覚ますと同時に再度チェックする習慣が身についてしまった。こうすることによって、寝起きの脳が覚醒するような気がするのである。寝起きは、つらいものだ。現実から逃げ出したくなることもあるが、しかし、今日のターゲットいかんによっては、「朝から血が騒ぐ」、そんな表現がぴったりなエネルギーをもらえるのもまた事実である。
「今日はもらった」
彼はベッドから起き上がると、素早く着替えて外に飛び出していった。秋というよりも、夏から冬へと、まるで季節が秋を忘れたかのような冷え込んだ朝である。吐く息は白い。
指定された時間より10分遅れたが、そこは悟られないように上手く忍び込む。と同時に、配置されている人数を確認した。
「案の定、2人欠けているな」
彼は、人数が描けているのがわかると、自分の予想通りに展開に少し満足したのか、うつむきながら、自然と笑みがこぼれた。
彼は、今まで狙ったターゲットは外したことがない。
決行の時間が近づいてくる。汗ばむ手を握りしめ、時計を凝視する。
その時はやってきた!
「すいません、今日、欠席の2人の揚げパンは僕がもらいます」と言って、給食の列に飛び出していった。
今週のテーマは「給食」です。
給食が始まったのは120年前だそうです。そして、東京、神奈川、千葉で学校給食がスタートしたのは昭和21年。
メニューの変遷を考えるだけでも、時代の移り変わりがわかるのではないでしょうか。
揚げパン、ソフト麺、鯨の竜田揚げ、マーガリン、コッペパン
いろいろありましたよね。
最近は、この給食費を払えるのに払わない、モンスターペアレンツがいるそうですが、困ったものです。
2009年11月13日(金)18:43
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