食卓の花
8月は日本人にとって特別なひと月なのかもしれない。夏休み、終戦記念日、お盆、高校野球…。お決まりの行事ではあるが、日本人であること、自分にも故郷があることを改めて意識させてくれるものがある。セミの鳴き声などは効果音として抜群なものがある。それこそ、Tシャツに短パン姿で手には長い虫取り網を持ち、肩からは虫籠を下げて外へと飛び出していく。お昼にはソーメンを食べる。3時のおやつにスイカが出る時などは大騒ぎ。種をどこまで飛ばせるかの競争に興じる。子供はなんでも遊びに結びつける天才である。高校野球が始まると、自分の故郷、自分に関係のある地域の学校から応援をしていく。そして、終戦記念日の8月15日が近づくと、テレビの番組はもちろん、祖父母、父母などの太平洋戦争の体験談などを思い出すとともに、平和であることに感謝をする。
それは食べ物にも当てはまる。日本には四季があるがゆえに、食卓には時々の旬なものが並ぶことがある。ソラマメを見ると、ソラマメをほおばりながら父親がランニングシャツにステテコ姿で美味しそうにビールを飲んでいた姿を思い出す。ソーメンも色のついたソーメンの本数をめぐって弟とケンカしたことを思い出す。
8月は気温が暑いだけでなく、心が熱くなる季節でもあるようだ。
さて、今週のマネー塾は「農業」がテーマです。今の食卓には季節関係なく食べたい食材を並べることが出来ます。食べたいものが食べられること自体は嬉しいことなのですが、何か忘れ物をしているような気がしてなりません。日本の自給率が40%割り込んでいる今、農業を活性化していく必要がありますよね、
そして、今週はゲストをお迎えしました。丸橋全人歯科医院院長の丸橋賢先生です。先生は職業柄、食育にも熱心で、自ら有機栽培もおこなっています。成分たっぷりのよい野菜、よい果物を食べること、そしてよく噛むことが大切だと繰り返し強調していました。なんでも、室町時代でも、江戸時代でも初代の将軍の歯形はしっかりしているのだそうですが、3代目の将軍あたりになると、天下泰平で、軟食が増えて歯形が変わってきて、体として良い状態ではなくなっていくそうです。よく「3代で身上をつぶす」ということを言いますが、健康の面からも兆候はあるのですね。
2009年9月 7日(月)14:42
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