FXブログ ニッポン放送ドットコムマネー塾

2009年7月アーカイブ


縁日

「へい、兄貴」と普段よりは少しトーンを下げ、けれどもはっきりとした口調で呼びかける。声をかけられた“兄貴”はまんざらでもない顔をしながら、うなずいて歩く。僕は兄貴の斜め後ろを微妙な間隔を保ちながらついていくのだが、兄貴の肩越しから見える景色が面白い。向こうから楽しそうに喋りながら歩いてくるカップルも兄貴に気がつくと、口をつぐみ道の脇の方に寄っていく。友達とふざけながら歩いてくる学生も僕らを見つけると急に口を閉ざし足早に通り過ぎていく。兄貴が見事に剃り上がっている頭に手をかけようものなら効果抜群だ。

 帯には団扇を差し込み、わざと胸が少し見えるようにだらしなく浴衣を着ている。運動部に所属し、多少は鍛えていた僕の腹筋は6つに割れている。時おり腕まくりをするのだが、そこにはまっ黒に日に焼けた筋肉質の太い腕。浴衣はスポーツをしている男にこそ似合うものだ、と妙な納得をしている。普段、履きなれない下駄にも慣れてきた。

 盆栽を売っている店の前に来るとその店主と話し込む兄貴ではあるが、盆栽に興味のない僕は次に面白そうな露店を探す。「今度はやっぱり金魚すくいかな」と云いながら腕まくりをするのだった。

 さて、今週のテーマは縁日です。僕の実家は、東京は台東区谷中のお寺です。夏になると上野の不忍池の周りに出る露店巡りをするのが好きだった。お寺の跡を継いだ叔父はもちろん、頭を丸めている。そのせいか、一緒に浴衣を着て不忍池を歩くと何故か皆避けてくれる。僕が高校生の頃には、叔父と叔母と三人で歩き、わざと「兄貴」「姉ご」と云いながら歩いたこともあった。
その叔父も還暦を迎えると同時に亡くなってしまった。夏祭りの季節になると二人で歩いた不忍池を思い出します。
2009年7月29日(水)10:33 個別ページ

天体

7月6日放送分

彼の判断力にはいつも下を巻く。どうしてあれほどまでに的確な判断が出来るのであろうか。彼の悩んだ顔を見たいと思うのだが、彼はいつもと変わらぬ表情で難問を解決していく。この問題だけは彼も解けるはずがないという事件があった。その問題を解決できなければ、彼の名声は地に落ちるだけでなく、場合によっては命の危険さえあるという事件であった。

彼は天を仰いだ。彼は難問に当たると空を見上げる癖がある。まるで、天上人と相談しているようにも見える。
誰ものが万事休すと思った瞬間、彼はその問題を解決してしまった。彼は人間なのか、それとも神の子か…
ここでいう彼とは三国志に出てくる諸葛孔明のことである。

諸葛孔明は天体の動き、四季の動きを把握していた。彼にとっては毎年の繰り返しの中での当たり前の出来事なのだが、他の者にはそうは映らない。
どんなに時代は変わっても、天空の動きは変わらない。

今週のテーマは「天体」です。
今年は「世界天文年」なのだそうです。ガリレオが望遠鏡で天体を覗いた年なんだそうです。
また、今月22日には皆既日食を見ることが出来ます。残念ながら全部見れるのは九州方面特に沖縄の離島などだけで、東京では部分的なんだそうです。既に、その皆既日食を見るために、見れる地域の旅館等は満員で、その経済効果たるや42億円なんだそうです。
次の皆既日食を日本で見れるのは26年後なんだそうです。

しかし、僕にはよくわからないのですが、よく何年後かという計算を出来るものだなぁ、と感心してしまいます。
2009年7月13日(月)14:04 個別ページ

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