ゲーム
3月23日放送分
「ねえ、来週の木曜日って授業なくなったから、どこかドライブにでも行かない?」と話しかけてきた彼女はきっと大きな目を輝かせているのに違いない。
最近、ドライブなど遠出をしていないのを思い出しながら、「うん、そうだな。行ってみようか…アッ」と答えた。
「ほんと!やったあ!じゃあ、どこに行く?そうだ、海に行こうよ。葉山にある喫茶店にも行ってみたいし」と、はしゃぐ彼女の顔は活き活きと輝き白い歯がこぼれている。
「いいね、たまには海岸通を飛ばして江ノ島の方に行ってみようか…クソッ」砂浜を素足で歩くと気持ちいいだろうなあ、と去年の夏を思い出す。
「でも、軽井沢もいい季節になったわよね。あのカキ氷、もう食べれるかしら?ねえ、軽井沢にしない?」彼女は久しぶりのドライブにどこに行こうかとまるで子供の時に日曜日に家族と出かける際に見せる笑顔と同じになっているのだと思う。
「軽井沢か…アレ!」確かに、軽井沢と聞くといつも食べる天然の氷で作られるカキ氷を条件反射のように思い出す。
「ねえ、江ノ島と軽井沢どっちに行く?」ちょっと困った顔でしゃべりかけてくる。彼女の困った顔を僕は魔法の顔と呼んでいる。その表情を見るとフラフラと何とかしてあげたくなってしまうからだ。
「う~ん、そうだなぁ…クソッ!」「ねえったら…人の話を聞いているの?」と困った顔から怒った顔に変身中。「…」「ちょっと!いい加減にしなさいよ!」おい、あまり大きな声を出すなよ。
「ダメだぁ!また、クリアできなかった」「私とのドライブとインベーダーゲームとどっちが大事なの!!!」
1978年、僕らの生活に大きな変化が起きた。インベーダーゲームが登場したのだ。多くの若者が100円を積み上げ夢中になった。インベーダーゲームを搭載したテーブルを置く喫茶店も多かった。
今週のテーマは「ゲーム」である。そして、(株)コナミデジタルエンタテインメントの岡村憲明さんをゲストにお迎えした。岡村さんは小学生の頃からゲームを作るのが夢だったそうだ。そういう意味では、小学生以来の夢が叶ったということになる。岡村さんの笑顔からはどことなく少年時代の頃の純真さを垣間見ることができ、ゲームが好きだというのが伝わってくる。スタジオのトークは今までのゲームの歴史から楽しかったゲームの話までハイテンションのまま30分が過ぎた。テニスゲーム、インベーダーゲーム、スーパーマリオ、そして最近開発に従事されたカブトレFX。ハイテンションの展開に付いていけずに冷静に見ていたのは年の一番若いまりなちゃんだった。
2009年3月30日(月)20:06
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