10月6日放送分
何 回見ても同じなんだが、ついまた見てしまう。さっきから鏡の中の自分とにらめっこが続いている。いつもと変わらない髪型なんであろうが、その髪型が気に入 らない。今日はそれだけ大事な日なんだ。そう、憧れのあの子と初デートの日。嬉しさの中に極度の緊張感が拡がり、まるで朝から異空間を漂っているようだ。 着ていくセーターの色は彼女の好きなモスグリーン。靴はお気に入りのスエードの靴。時計は学校にしていく時計ではなく、ブランドの時計。「人間中身であ る」という言葉が頭をかすめるが、憧れの人との初デートにはそんな言葉はすぐに消えていく。映画館に行くまでの道すがら、先週出場したテニス大会の話をし よう。きっと微笑んで聞いてくれるに違いない。食事はレストランガイドで調べたイタリアレストラン。「よし!これでバッチリだ」と天下の2枚目を意識しながら駅に向かっていった。しかし、無常にも夕立・・・僕の頭には傘はなかった。
さて、今週のテーマは「男の見栄、女の見栄」がテーマである。それぞれどこにお金をかかるか、どこに見栄を張るのか。まりなちゃんはアクセサリーを意識す るという。事前に何人かの女性にアンケートを取ると「バッグ」という女性が多かった。男はどこで見栄を張るのだろうか。個人的には「時計」と思っている。
時 計は車や靴などと違って代々受け継いでいくことが出来るアイテムだからである。時計を見るとその人の生活が見えるというブランド店の社員もいた。しかし、 女性が男性を見る時にチェックをする一番のアイテムは「靴」であった。圧倒的な意見をいただいた。ということは、世の男性諸君、靴だけでも良い靴をきれい に履くことがモテル第一歩である。
9月29日放送分
思わず目を瞑ってしまった。先輩の正拳が自分のアゴの手前で止まるのが分かっているのにも拘らず、そのスピードと恐怖感とで最後まで目を開けていられなかったのである。空手をはじめて2年。順調に昇級し、3級になった。腰には真新しい茶色の帯が巻かれている。社会人になり限られた時間の中で通った道場。普段、長続きしないことの多い自分が毎週道場に通い、今では茶色帯。遅くはない昇級に多少の慢心はあったのかもしれない。その慢心を打ち砕いた一撃。それが黒帯を腰に巻いた先輩の正拳であった。見えなかった、いや、恐怖で目を瞑ってしまったのだ。一度怯えた動物は目を見えればわかるもの。逃げ道を意識するが故に目に落ち着きがなくなってくる。今、自分の目も怯えた目をしているはずだ。動揺を隠せず呼吸が整わないうちに廻し蹴りに行くと簡単にかわされ、気が付くと先輩の拳が私の横っ腹にあった。「ありがとうございました」と大きな声で先輩に一礼をして、後ろに下がった。額からは玉のような汗が流れて落ちて止まらない。その後、先輩は2,3人の社会人を相手に練習をした後、期末試験の勉強があるからと言って早めに切り上げて帰ってしまった。先輩は中学三年生である。実際の年齢がたとえ年上であっても、はじめた年月、そして帯の色が自分よりも格上であれば、歳の差は関係なく立派な先輩である。
さて、10月よりマネー塾は6年目を迎える。多くの関係者の協力とスポンサーの理解があっての年月である。これからも少なくとも10年を目指して頑張っていきたいと思う。6年目よりすこし雰囲気を変えていこうと考えている。生活に密着したマネー番組であるとともにより楽しさを前面に出していきたい。
今週のテーマは「料理を習う」である。アシスタントのまりなちゃんも実は僕も料理を習っている(もちろん、違うスクールだ)。単純と思っていた料理でもこれだけ手が込んでいたんだ、と驚きと発見がある。そして、40代も後半になってくると教えてくれる先生も年下になってくる。しかし、先生は歳に関係なく先生である。妙に謙虚になる自分がそこにいる。う~ん、習い事をして謙虚さを思い出した方が良い経営者っているんじゃないですか。