3月10日放送分
ソワソワする季節になった。冬の寒さに耐えながら、暖かな日差しを待っていた蕾がソワソワ。長い睡眠に飽きたころ、優しい風とともに虫たちがソワソワ。また、重いコートをまとっていた人間も、あまい香りを胸いっぱいに吸い込みながらソワソワ。そう、春は皆がソワソワする季節なのだ。
ところで、4月を待ちわびてソワソワする人も多いはずだ。新入生、進入社員等々、フレッシャ—達だ。でも就職に関して言えば、転職が日常化している昨今、いつでもソワソワしている。中には、新しい職場に移った途端、早くも次のことを考えてソワソワしている人もいる。
今回は就職の話、特に正社員化が進んでいる、という話をした。現在、非正社員は1700万人いる。正社員が3400万人いるので、会社で働く社員のうち3人に一人が非正社員ということになる。ロフトはパートや契約社員の8割に当たる2350人を正社員とした。それまでの正社員の数が400人ということを考えると、どれだけ思い切った決断であったかが伺い知れる。自分のライフスタイルなどを考えて正社員にならずに契約社員等の道を選ぶ、ということが一時期注目されてきたが、再び不景気の波が押し寄せてきている現在、やはり、正社員の道を選び、安定を選択する人が増えたのであろうか。また、企業にとっても正社員と変わらぬ技術いやそれ以上の技術を持っている人を雇用することはプラスになるし、契約が満了しライバル会社に移られるよりは自分たちの会社で働いてもらいたいと考えるのは自然であろう。
価値観の多様化が進む中、拡散する気配があるものの、再び安定に戻ってくるのは日本人であるが故の伝統か。
2008年3月19日(水)10:08