拙著『勝者のCHART』: 実戦派と優等生派?プロのファンドマネジャーの限界
- 2010年3月14日(日)13:30
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プロといわれている多くの優等生的ファンドマネジャーはインデックスに勝つことが命題なのです。各資産クラス例えば、日本株式のファンドマネジャーは与えられるTOPIXに勝つことが目標で、「持っていないリスク」というものを至極当然に語ります。従って、例えばTOPIXが年間20%下落したとすると、争いはマイナス19%かマイナス21%のような「井の中の蛙の戦い」になります。
そして各資産クラスをどの程度の割合でもつかというアセットアロケーションを決めることがボトムラインの運用成績を決める大きな要因になることになります。従って、アセットアロケーションが運用成績の90%以上を決めるということが起こるわけです。
逆に言うと、各個別の資産クラスを運用している人は、それが上がろうが下がろうがほぼ常時100%ロングで運用することが求められます。「持っていないリスク」というものが、当然になる恐ろしい偏見の常識が支配する世界なのです。資産を殖やすことを目標にするならば、「持つリスク」と「ショートするリスク」は同じで、「持たない」ことは「休む」ことであり、絶対収益を目標にすれば「持たない」ことはニュートラルになります。
従って、各資産クラスの運用者はある意味「気楽」な稼業になります。勿論、その中でのインデックスに勝つという消極的な競争はありますが、所詮「資産を殖やす」ことを目的にはし得ないのです。
これが多くのプロのファンドマネジャーの限界というべきものなのです。
- 2010年3月14日(日)13:30
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