松本鉄郎のポイント・アンド・フィギュアによる実戦相場予測 外為どっとコムFXブログ

日経平均: 中長期下降トレンド及び広域チャネルの短期上昇トレンドの中で、想定通りの形成されたバランスを11月19日下方にブレークアウトし第1下値目標は14,200円域、第2下値目標は13,700円域−−−中長期下降トレンドが壊れる蓋然性(DPS20,900円の上方への突破の可能性)は高いと捉えることは不変

いわゆるファンダメンタルや世の中のコンセンサス(総意)は一切無視し、ポイント&フィギュア(PF)というチャート(「絵」と呼んでいます)だけで『相場はバランスを崩せば跳ぶ』という相場の習性を前提に市場のバランスとバランスの崩れを読み、トレンドを認識し、エネルギー計算のうえ目標値を算出、以って為替、株式、金利などの『実戦相場予測』をしています。

実戦相場予測とは「いつ買い(売り)いつそれを売る(買い戻す)かを具体的な価格とタイミングを示す」予測をいい、以って如何に損を小さくし利益を大きくするかということ,即ち絶対的収益の獲得のための実戦予測なのです。

そして『木を見て森を見ず』の例えになぞらえ相場の中長期トレンドを中心とした相場の大局的な流れを『相場の森』呼び、短期トレンド(中長期トレンドの中のインターメディエート・トレンド=intermediate trend)を中心とした短期的な流れを『相場の木』と呼んでいます。そして可能な限り各々のトレンドを壊すポイント(トレンドの再吟味ポイント)デインジャー・ポインまたはデインジャー・ポイント・ショート(下降トレンドのデインジャー・ポイントをデインジャー・ポイント・ショートと呼びます)を具体的な価格で示します。そしてもし必要ならば予測された相場から将来の世の中の起こり得る事象やいわゆるファンダメンタルを逆読みする立場です。

11月25日(日)現在のPFによる日経平均株価の『実戦相場予測』は以下の通りです。

日経平均株価:

『相場の森』:  071125_4     89年12月の史上最高値38,915円をピークとする中長期下降トレンドを形成し、17年経過した今もこの中長期下降トレンドは壊れていません。この中長期下降トレンドをこわすデインジャー・ポイント・ショートは20,900円、即ち、日経平均は20,900円を上回らない限りこの中長期下降トレンドは存続します。

『相場の木』:    071125_3  中長期下降トレンドの中で、03年4月の7,607円を起点とする短期上昇トレンドを形成。05年始めからの加速上昇トレンド(accelerated up-trendと呼びます)はそのデインジャー・ポイントである15,000円を06年6月に一旦下方に突破したので壊れてしまいましたが、上昇トレンド自体は維持され、07年2月13日17,600円域(17,621円)に到達し当事の直近の高値06年4月の17,563円を上回ったことで前述の加速上昇トレンドを包含する広域なチャネル(channel)の上昇トレンドが形成されています。これに伴い13,200円から14,200円に引上げた短期上昇トレンドを壊すデインジャー・ポイント不変です。(一般的に加速トレンドが壊れてもそれと同方向のトレンドが継続することは相場は何であれ習性としてよく見られることです。逆にいうと一般的に加速トレンドはその持続性が弱いともいえます。)

広域の短期上昇トレンドの中バランスを7月26日(17,700円域に到達)下方にブレークしての第1下値目標16,600円第2下値目標16,100円域のところ8月1日16,800円域まで到達後、8月9日17,100円域まで戻り、足の長い形状から下方へのメジャード・ムーブの可能性大となる。8月15日16,400円到達で下方へのメジャード・ムーブでの下値目標15,600円域に対し、8月17日15,200円域まで到達でmore-than-reached状態に。

その後想定通り、8月23日16,300円域まで戻り、バランス形成、そのバランスを8月31日(16,500円域)上方に突破しての上値目標値17,500円域9月5日(16,100円域到達)により一旦消滅さらにその後のバランスを9月10日(15,700円域)下方に突破しての下値目標15,100円は9月14日一旦消滅。

バランスを9月19日(16,300円域)上方に突破しての上値目標17,300円10月11日17,400円域到達more-than-reached状態になり、想定された「目先17,100円域までの調整」以上の調整で所謂「べた下がり」からバランスを形成。そのバランスを11月7日(終値16,096円)で下方にブレークアウトしての下値目標15,300円域に対して11月13日15,100円域まで到達しmore-tahn-reached 状態となり、想定通りバランス形成。バランスを11月19日(終値15,042円)下方にブレークアウトし第1下値目標14,200円第2下値目標measured-move13,700円域となります。

一方、01年8月~05年7月の間に形成されたヘッド・アンド・ショルダーズ(H&S)の右肩部分の水平計算による上値目標21,400円となり、中長期下降トレンドのデインジャー・ポイント・ショート(20,900円)を上回る目標値が潜在するので上述の中長期下降トレンドが壊れる蓋然性は高いと考えることは依然として不変です。

コメント一覧

コメント4件

「外貨投資で勝つ」の本で今年10月にはドル円130円超えみたいなことを豪語していたようですね絶笑

投稿者:匿名|2007年12月 5日  20:23

 先ほど、外為さん主催のP&Fセミナーをオンラインで受講した者です。
 正確かつ厳密な、そしてよどみのない語り口に、松本先生の頭脳の明晰さを垣間見た気がします。論理的にも相当緻密な確かさをお持ちなのだろうと思う一方で、「(キッチリ内接する円を描くことで)チャートからエネルギーを感じる」云々のくだりは、とてもアーティスティックな印象を受けました。感受性というか直感に訴える部分も多いのですね、P&Fは。(以上、感想)
ところで、松本先生に質問があります。
 P&Fの最大の特徴である「時間の概念を捨象する」というのに、頭がどうしても馴染みません…通常のチャートと本質的にどう違うのかが、どうも直感的に分からないんです。抵抗線・抵抗線やフラッグ・ダイヤモンドなどといったフォーメイションなどはローソク足と同じですし、今日のセミナー資料10ページの図のように○×を簡略化したラインは、通常のチャートに極めて似ています。
 新たな○や×が付くことじたい、時間の経過によって可能となる事象なのですから、結局、時間は捨象し切れていないのではないでしょうか。チャートに(値段の上下を表す)X軸だけでなく、(経時的・経年的な時間の展開を意味する)Y軸が存在することじたい、やはり何らかの時間的な要素が含まれているような気がしてならないのです。ただ、通常の「時系列」と呼ばれるタイプのチャートに比べて、「等時的」な目盛りになっていないだけ、という…結局、取るに足りない細かい上下動について、その間の値動き(と時間)を切り捨てる、というだけの話なのではないか…と思うのですが、松本先生、いかがでしょうか。(以上、質問)
 素人考えで頓珍漢なところもあるかと思います。その点はどうぞご海容願います。長文どうも失礼いたしました。

投稿者:ぷろふす1号|2007年12月 5日  22:20

先の質問に蛇足を…「新たな○や×が付くことじたい、時間の経過によって可能となる事象」という部分ですが、「時間が経過すれば必ず新たな○×が付く、とは限らない。しかし、時間が経過しなければ新たな○×は付きようがない」ということが言いたかったのでした。(十分条件ではないが必要条件である、というレベルで、「時間」という要素が排除しきれないのでは…の謂です)

投稿者:ぷろふす1号|2007年12月 5日  22:45

ぷろふす1号さん

回答がこの上なく遅くなりまして申し訳ありません。

ご質問の「PFは非時系列」のテクニカルな意味ですが、ぷろふす1号さんのお言葉を拝借しますと、「「等時的」な目盛りになっていないだけ、…結局、取るに足りない細かい上下動について、その間の値動き(と時間)を切り捨てる」ということに他なりません。

但し、テクニカルにはその「絵」に基づくトレンドラインの傾斜の位置・角度とか、またそのデインジャー・ポイントとかの位置も「相場のエッセンス」だけを捉えている結果として変わってきます。

投稿者:松本|2008年2月 4日  14:48

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