昨日付の米紙をきっかけとした米利下げ打ち止め観測、なかなか広がっていて、米金利先物市場などでは29—30日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げしない可能性もあるんじゃないかなどという盛り上がりぶりでした。
一般的には0.25%利下げの予想になっています。
ただ利下げ休止=ドル買いという経路は良しとして、背景を何も語らずに盛り上がり過ぎるのもなんだかなぁという気はします。物価絡みとすれば必ずしも通貨の買い材料ではありませんし、メディア報道でもせめて米景気悲観論が和らいでいるから、とか、株価が動揺しなかったから、とか付記しておくべきでしょう。
一部通信社が先日、「現在の信用リスク懸念の後退は複数のヘッジファンドがクレジット商品で大勝負に出ているため」との趣旨の記事を流していましたが、実態はそんなところかもしれません。勝算があるからこそなんでしょうけど、失敗すると昨年の二の舞の公算もある。
材料が積み重なるまでは「過ぎたるは・・・」を意識しておいたほうが無難のようにも映ります。
おはようございます。24日の欧米市場ではユーロの失速に始まり、前週分の米新規失業保険申請件数の減少を受けたドル買いの圧力と米株高に伴う円の上値の重さが絡み合う展開。ドル・円は上昇し、一時1ドル=104円台半ばと週足の高値圏まで戻ってきました。
米住宅指標の下振れを最終的にかき消すことになりましたが、底流には米景気や株価悲観論の緩和というのが依然としてあるんでしょう。
ユーロは独Ifo経済研究所が24日発表した4月の独景況感指数にドキッとしたことが急落のきっかけでしたけれども、要は週半ばのチキンレースの反動でしょう。欧州中央銀行(ECB)もおそらくペースの調整ぐらいはさせてくれよ、というところ。
ECBのトリシェ総裁は24日、「米国は強いドルを支持しているとの立場を崩していないという点が重要だ」などとコメント。相変わらず奥歯に物が挟まったような言い方をしており、ユーロ安にしたいわけではないけど急ピッチのユーロ高もいやだといったニュアンスを漂わせています。
本日は日本の指標や決算発表はパラパラありますが、米国は今ひとつ。一般論ではドルはイベント前でもありますし、株式相場が荒れなければ安定感を保つ・・・となるかに見えます。まぁ、暴れ馬の出方次第でしょう。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
日本時間24日午後の外国為替市場では引き続きドルの下値が堅め。ドル・円は13時過ぎにちょっと上値付けをし、1ドル=103円70銭台まで達しました。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の名物記者が米連邦準備理事会(FRB)は来週、米連邦公開市場委員会(FOMC)でインフレの観点から利下げ休止も議論するとの観測記事を掲載したことがきっかけです。
といっても株価が崩れているわけではないのでキレは今ひとつでしたが。
きょうのリポートでも取り上げましたけれども、金融当局のこうした物価警戒感は景気楽観論に基づいたものでは決してありません。英中銀金融政策委員会(MPC)の代表的「タカ派」センタンス委員の昨日の講演内容を読むとそのあたりの「葛藤」が十分分かると思います。
楽観はまだ禁物ということでしょう。
おはようございます。23日のニューヨーク市場ではドルが底堅い動き。対ユーロ、オーストラリア(豪)ドルでは偏った売り持ち高の調整でしょうし、米株高などにも影響を受けているでしょう。ドル・円は一時1ドル=103円台後半まで値を上げました。
英ポンドは中銀政策への思惑などで振れた反動もありましょうし、カナダドルは2月の小売売上高がさえなかったことも響きましたか。ただカナダは3、4月に大幅に利下げしていますので、その前の数値に反応してもしゃあない感じはございます。
本日はこれからニュージーランドの金融政策の発表があるほか、米国で住宅、耐久財統計の発表があります。各国の株価絡みで方向感を探ることになりそうです。米金融政策のイベント待ちのムードがどの程度出るかにもよりますが。
引き続きよろしくお願いいたします。
おはようございます。22日のニューヨーク市場では米株安のために若干煮え切らない感じはあるものの、円安・ドル安のトレンドはおおむね続きました。ユーロ・ドルはついに1ユーロ=1.60ドル台に到達。欧州中銀高官の発言など「後講釈」の域ではございますが、とりあえず攻めてやれということだったのでしょう。
経済指標やカナダ利下げへの反応は今ひとつの印象がこれあり。また、ドル・円はどちらかに引き寄せられる材料がないせいか1ドル=102—103円台で方向感が定まらない状況になっています。
本日はテーマ性で勝負するのか持ち高の偏りに応じた動意(反動や調整含み)になるのか見えづらい面はありますが、来週の米金融政策イベントを前にそろそろテンションが下がり始めてもおかしくはない。果たしてどうなるか。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
おはようございます。21日の欧米市場では米銀バンク・オブ・アメリカがこの日発表した1—3月期決算が「期待外れ」と受け止められてこれまでの「いいとこ取り」にややブレーキがかかり、ドル売り系の圧力がかかりました。「系」と評したのは米株式相場が売り込まれたわけでもないからで、また、円高の方向に値が振れるというほどでもありません。
傾向としては「円安・ドル安」でしょうか。ユーロが強いといえば良いかな。
また、英ポンドは材料の出尽くし感で売り、カナダドルは利下げ観測で上値が重いといった固有の動きもございます。
本日は米企業決算などのネタが一巡し、市場参加者もいったん冷静になるところ。ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)にも目配りしながら新たな戦略作りに入るものと考えられます。経済指標では3月の米中古住宅販売件数、カナダでは政策金利の発表があります。
引き続きよろしくお願いいたします。
おはようございます。週明け21日のオセアニア外国為替市場では心持ち円売りが先行。ドル・円は1ドル=103円80銭挟み、ユーロ・円は1ユーロ=164円10銭挟みでの値動きです。土日にビッグイベントはありませんでしたので、おおむね前週末の米国市場の流れを引き継いでいるとはいえます。
今週は29—30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)をどう読むかにもよりますけれども、米景気に対する悲観論の緩和度合いと米株価動向、米利下げの余地などを絡めながらドルの行方を占うことになります。
市場では金利引き下げの有無と程度ばかりに焦点があたりがちですけれども、例えば小幅利下げなら経済の安定観測を背景にしたものなのかインフレ懸念でやむなくそうなったのかによってドルの帰すうは異なるはずです。大幅な利下げ予測後退=ドル買いというわけではありません。
また、相手国の経済情勢や金利見通しにも左右されます。
今週はカナダやニュージーランドで金融政策の会合が開催されるほか、英国で今月、追加緩和策が決まったときの中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨が明らかに。このあたりもチェックすることになります。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
おはようございます。18日のニューヨーク市場では悪材料出尽くし、米景気と株価悲観論の修正継続といった理由付けになるのだと思いますが、円安、ドル高がかなりシャープに進行。ドル・円は一時1ドル=104円台後半、ユーロ・ドルは1ユーロ=1.57ドル台前半までドル高方向に振れました。クロス円では英ポンドが昨今の見直しムードも加わって1ポンド=209円ちょうど付近まで。
いずれも慎重論からのリバウンドですのでかなりいいとこ取りにはなりますが、為替がモメンタム(勢い)に依存していることを象徴する出来事だったとはいえます。
現在はある程度損失覚悟の注文行使も終了したでしょうから、宴の後、とばかりにやや落ち着きを取り戻した感じがございます。ドル・円は1ドル=103円台後半、ユーロ・ドルは1ユーロ=1.58ドルちょうど前後。
来週はこの流れが持続的なものか、それとも冷静にファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)や信用収縮の現状を見定めようとのムードに戻るのかが焦点になります。ローマは一日にして成らず。引き続きよろしくお願いいたします。
日本時間18日夜の外国為替市場では円売り、ドル買い祭り。米シティグループの決算が発表された後、中身を吟味したかしないかのうちにヨーイドンで欧州株、米株価指数先物ともに一気に買われ、ドル買い、クロス円買い。ユーロ・円は1ユーロ=164円台乗せをうかがいそうな雲行きです(その後円安の様相がやや濃い目に)。
結局、「材料出尽くし」を待ちわびていたということですかね。まぁ、欲求不満がおたまりになってと申しますか、いずれにせよこれだけ損失覚悟の注文がヒットしてしまうと気持ち的にはリバウンドを仕掛けづらい面はあるかもしれません。
ただ円売りが株価安定下で低金利ゆえに・・・云々というのであれば本来、利息重視派の長期資金が追随して初めて成り立つもの。投機筋の遊び場になっているだけでは意味がありません。そもそも借り入れ+レバレッジベースを積極的にこなせるほど信用収縮は緩んでいないはずですから、まぁ、まだ危うい振り子の域ではありましょう。
変動率が上がった円安、ってのはあまりしっくりとこないということです。
でも動きがあるってのはいいものですねぇーー(水野ハルオ風)。
※書き忘れていましたが、英ポンドは復権の流れが続いており、対ユーロ中心にしっかりの感じ。
※その後の注:ポンド・ドルは力負け。ドル・円は1ドル=104円台半ばあたりの損失覚悟の買いを引っ掛けると105円もあり得べしの観測です。
日本時間18日午後の外国為替市場では欧州勢からドル売りが先行しています。例によってユーロ・ドルからのようですが、昨日の今日ですので英ポンド・ドルあたりも物色対象になっていますかね。ドル・円は少し緩んで1ドル=102円台前半。
円の動向についてはクロス円の変動率が相当に落ちてこないと低金利通貨だから売り、などとは軽々に申せません(メディアが好む「円キャリー」などというのは単なるスワップポイント狙いの短期ディーリングの域でしょうし、ユーロ・円やスイス・円を除くと別に円安というわけでもない)ので割愛するとして、ドルについてはこのチキンレース感がなかなかスリリングでいいですね。
長期マネーの話は本日のリポートで少し触れました。
きょうは米シティグループの決算を除くと指標は薄いので、そこをどうとらえていくかになりましょう。ニュー・ポジション形成か持ち高圧縮か。