FXブログ 為替物語

海外も年末らしい荒れが。

 おはようございます。2007年12月31日のニューヨーク外国為替市場では円高の流れはおおむね持続しましたが、一方でドルのほうは一気にリバース(逆回転)がかかって上昇モードになってしまいました。「円高・ドル高」という前週末やアジア市場までとは違うパターンが生じたことになります。

 一つの要因は米株価の失速に伴うリスクマネーの萎縮(いしゅく)。予算余力があるとはいえ、クリスマス明けに短期スタンスの投機筋が調子に乗ってユーロ買いやドル売りに傾きすぎたということ。ユーロはアジア、欧州市場で既に調整しかけていました。

 英ポンドだけは出遅れた分やクロスの持ち高整理の分だけ一時戻りを試していましたが、その過程で形成された便乗の買い持ちがあぶりだされて沈んでいったと思われます。

 二つ目は決済日にあまりこだわらない投資家(取引管理を約定日ベースで行う)の中に年末の駆け込み的な対外資産引き揚げが起きたということ。これでユーロ・ドルへの売りが膨らみ、クロス円中心に円高の流れに棹(さお)差す参加者が増えることになりました。

 オセアニア通貨の値動きを見る限りは需給面での影響のほうが比率としては高そうではあります。

 なお、棹差すはこのところ増えてきた使い方ではなく本来の「流れに乗じる」との意味合いです。

 市場には円高は株の値幅に連動していないから株安とはあまり関係がないとの意見もちらほらみられますけれども、前週からのリスクマネーの腰砕け傾向がありますしアジア時間での動きからみてもそんなことはないでしょう。

2008年1月 1日(火)05:30 コメント(0)
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